※この記事は2019年3月8日に掲載されたものです。

「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルでは「知識ゼロ」でも理解できる「投資信託入門講座」がスタート!

投資信託は、実際どう投資するの?

 まずは取引口座の開設から、投資信託をお金で買うまでの流れを、ネット証券会社で取引する場合でナビしましょう。

1:総合取引口座を開設

 投資信託は、証券会社の「総合取引口座」(証券総合口座とも言います)を使い、投資信託やお金(投資資金)の管理をします。まだ開設していない人は、インターネットで全ての取引を完了できるネット証券が便利です。

 証券口座開設の手続きには、運転免許証などの本人確認書類、マイナンバーが必要です。あらかじめ用意しましょう。

2:投資資金を用意。振り込みで証券口座へ入金

 取引口座が開設できたら、いよいよ投資スタート! と思いきや、投資資金が必要です。

 ネット証券の場合は、銀行振り込みで証券口座へ入金する必要があります。この他にクレジットカード決済で投信を買うこともできます。

 ちなみに通常、銀行から他の銀行口座宛に振り込みをすると、振込手数料がかかることが多いですが、証券口座へ入金するときはほとんどの場合、無料です(銀行の店頭振り込みを使う場合は有料)。証券会社が取引を促進するため、振込手数料を負担しているのです。

 しかも、ネット振り込みなら即時入金となる場合も多く、手続きが済んだら、すぐに証券口座へ入金されていることが確認できるはずです。これで投資する準備は完了です。

3:投資計画を立て、買うべき投資信託のタイプを決める

 では、投資する投資信託はどれにしようかな? ◯◯インデックスファンド? ◯◯プラス? 投資信託の選び方が分からない…。

 そんな風につまずきそうになった投資未経験者も多いハズです。安心してください。あなただけではありません!

 まず、投資信託で投資したいと考えた理由がありますよね。

「50万円はいま取り立てて使い途がないから、銀行預金より少しでも利益が出れば」

「自分はまだ若いので、リスクも取る代わりに積極的に投資をしたい」

「退職までに老後資金を安全に増やしたい」などいろいろな理由があると思います。

 こういう投資する動機に合った運用方針の投資信託を見つけましょう。投資信託の銘柄は5,918もあるのですから(2022年8月末現在)。

 なんとなく投信の銘柄を選ぶのではなく、どういう運用を目指し、どんな金融商品で投資対象国はどこなのかといった観点から投信のタイプを見分けながら、銘柄を探していきます。

 例えば、あなたが会社の面接官だとしたら、応募してきた人の中から会社の発展に貢献をしてくれそうな人を見極めるため、「資格は何を持っているか」「これまでどんな仕事をしてきたか」など、いろいろな能力を知ろうとしますよね。投信選びはこれと似ているところがあるかもしれません。

 大切なお金を預ける投信です。急がず、丁寧に選びましょう。 

 次は、投資信託の正しい選び方について、解説します。

■知識ゼロからの投資・投資信託入門講座

01 投資信託スタート前に

02 投資信託はどうやるの?

03 投資信託の正しい選び方

04 投資信託のメリット、デメリット

05 知らなきゃソン!投資信託は税優遇メリット大

06 投資信託を売るときはどうする?留意点は?