優待弁護士・澤井康生さんプロフィール

Profile
澤井 康生(さわい やすお)
1994年早稲田大学政治経済学部卒業、警察官僚、警視庁刑事を経て2003年旧司法試験合格。秋法律事務所のパートナー弁護士、元警察官僚、ファイナンスMBA取得。もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)専門投資家だったが、優待の魅力にハマり、現在は、株主優待メインで優待グルメ生活を送る。無類の甘党。2022年、テクニカルアナリスト1次試験(CMTA)に合格。

 今回は、たくさんの銘柄がある9月優待銘柄の中で、夏のボーナスの残りでも買えそうな投資金額5万円以下の優待銘柄ベスト10を、優待弁護士の知識、経験、センスに基づいてセレクトしました。

 その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

 なお、株式市場はコロナ・ショックで下落し、まだ回復途上にある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断の責任で投資してください。

※株価は2022年9月7日終値

※楽天証券優待検索より

第1位:ヤマダHLDG

銘柄名 ヤマダHLDG コード 9831
株価* 473.0円 優待発生株数 100~1万株
優待内容
権利月
100株以上でお買い物優待券500円分2枚(3月は1枚)、500株以上で6枚(3月は4枚)、1,000株以上で10枚、1万株以上は50枚
*3月と9月で優待内容が異なります
9月、3月

 みなさんご存じの家電のヤマダデンキを運営する会社です。9月優待銘柄として有名なのでやはりこの銘柄を挙げないわけにはいきません。優待品は店舗で使える500円割引券です。1,000円ごとに1枚使用できる仕組みになっているので、実質上半額券みたいな感じで使うことができます。

 ヤマダデンキは家電の他にも、書籍やプラモデルなどのおもちゃも売っているので、いろいろな買い物に使うことができます。優待弁護士の場合は、以前、Nintendo Switchのソフトを買うときにヤマダデンキの優待割引券を使いました。さらにこの銘柄は9月、3月と年に2回優待をもらえるのも魅力です。

第2位:城南進学研究社

銘柄名 城南進学研究社 コード 4720
株価* 405.0円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
オリジナルQUOカード500円分
9月、3月

 川崎市を中心として学習塾や予備校を運営している会社です。城南予備校が有名です。優待品は優待弁護士の大好物のQUOカードです。最近はコンビニで扱っている商品も値上げしているので500円分のQUOカードだと物足りない感じは否めないのですが、投資金額4万円でQUOカードがもらえる点と9月と3月の年に2回優待がもらえる点は魅力的です。

 投資金額4万円で年間1,000円分のQUOカードがもらえるという点を評価して第2位にランキングとなりました。ちなみにQUOカードのデザインもシックでかっこいいです。

第3位:秀英予備校

銘柄名 秀英予備校 コード 4678
株価* 442.0円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
図書カード500円分
9月、3月

 第2位に続いて第3位も予備校です。静岡県を地盤とする中学生向けの集団指導塾がメインの会社です。優待品は問題集や参考書を買ってほしいとの趣旨なのか図書カードです。

 実は大手のチェーン店の書店では支払いにQUOカードを使うことができるのですが、それでも大手のチェーン店系列の書店に限定されてしまうので、全ての書店では使うことはできません。

 これに対し図書カードであれば、全国7,400以上の書店で使えるのでさらに便利です。投資金額5万円以下で500円分の図書カードがもらえる点と9月と3月の年に2回優待がもらえる点が魅力です。

第4位:テンアライド

銘柄名 テンアライド コード 8207
株価* 308.0円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
株主優待飲食券500円券。100株以上で2枚、500株以上で10枚、1,000株以上は20枚。
9月、3月

 首都圏で「天狗」ブランドで居酒屋や和食レストランを運営している会社です。優待品はもちろんお店で使える飲食券500円分です。

 優待弁護士は、お酒はそれほど飲まないので、居酒屋は付き合いで行く程度ですが、テンアライドのグループは居酒屋だけではなく、和食レストランの「大衆食堂」や「ミートキッチン」、「とんかつかんだ」も展開しているので、食事券として使うことが可能です。

 優待弁護士は今までこの銘柄は保有していなかったのですが、今回はこの優待を狙います。この銘柄も9月と3月の年に2回優待がもらえる点が魅力です。

第5位:アツギ

銘柄名 アツギ コード 3529
株価* 402.0円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
自社オンラインショップ商品購入30%割引券(3回まで使用可)
※3回まで利用可、1回につき買物限度額10万円
9月、3月

 ストッキングや下着の国内大手の会社「アツギ」(旧厚木ナイロン工業株式会社)です。優待弁護士は神奈川県厚木市出身なので、地元企業としてなじみがあります。

 優待品はオンラインショップで使える30%割引券です。10~20%だと大した割引にならないのであまり魅力を感じないのですが、30%割引となると、これを使って買い物してみようかという気持ちになります。

 アツギというと女性のストッキングを連想しますが、実はメンズのソックスやトップス、ボトムスなども幅広く取り扱っています。男性投資家でもいろいろ買い物することができるのでこの30%割引券はおススメです。この銘柄も9月と3月の年に2回優待がもらえる点が魅力です。

第6位:富士ピー・エス

銘柄名 富士ピー・エス コード 1848
株価* 468.0円 優待発生株数 100株、1,000株
優待内容
権利月
QUOカード。100株は500円分、1,000株は1,500円分
9月

 橋などの土木工事が主力の会社です。優待品はまたもや出ました優待弁護士の大好物のQUOカードです。500円分のQUOカードがもらえます。

 ここでQUOカードについてあらためて解説しますと主にコンビニや大手書店で使えますが、それ以外でもドラッグストア(マツモトキヨシ)やファミレス(デニーズ)、ガソリンスタンド(エネオス)、カラオケ(ビッグエコー)などでも使うことができるんです。私も普段はコンビニや書店で使うことがほとんどですが、いろんなところで使えることを覚えておくと便利です。

第7位:TAC

銘柄名 TAC コード 4319
株価* 206.0円 優待発生株数 100株、1,000株
優待内容
権利月
100株は受講割引券(10%割引)1枚、1,000株は2枚
9月、3月

 会計(公認会計士、税理士)、法律分野(司法試験、司法書士)の資格の学校の大手です。優待弁護士は司法試験受験生時代に高田馬場にある早稲田セミナーで勉強していましたが、その後、早稲田セミナーがTACに事業統合されたため、現在はTACの中に早稲田セミナー部門があります。

 優待品は講座の受講割引券(10%割引)です。実は優待弁護士は先月、テクニカルアナリスト試験を受けて無事に合格しました。テクニカルアナリストは株価の動きを分析する資格です。テクニカルアナリスト試験をクリアしたので優待弁護士は仕事の合間に次の資格試験の勉強をしようかと画策中です。そのためTACの受講割引券が欲しいなと思う今日このごろなのです。

 新しい資格試験については無事に合格できたらご報告したいと思います。

第8位:山喜

銘柄名 山喜 コード 3598
株価* 138.0円 優待発生株数 100~1万株
優待内容
権利月
優待券。100株は1,000円分、400株は2,500円分、2,000株は5,000円分、6,000株は7,500円分、1万株は1万2,500円分。400株以上はほかに2,500円分のオーダーシャツ割引券。
9月、3月

 紳士用ドレスカジュアルシャツの大手の会社です。この銘柄も9月優待銘柄としてはとても有名です。優待品は直営店で使える優待券です。近所に直営店がなければオンラインショップでも使えるのでとても便利です。ブランド高級Yシャツ専門店なのでいざという時のために数着は用意しておきたいものです。

 優待弁護士は本業はあくまでただの弁護士なのでたまに弁護士としてニュース番組に解説者として出演することもあります。そういうときのためにブランド高級Yシャツを準備しておこうかなと思う今日この頃です。またこの銘柄は9月と3月の年に2回優待がもらえる点が魅力です。

第9位:テモナ

銘柄名 テモナ コード 3985
株価* 314.0円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
500円分のQUOカード
9月

 情報通信銘柄で定期販売(サブスク)の通販システムがメインの会社です。優待品はまたしても出ましたQUOカードです。株価が300円ちょっとなので約3万円の投資金額で優待QUOカードをもらうことができます。お手頃価格なので投資初心者にはちょうどよい銘柄かもしれませんね。

第10位:マルシェ

銘柄名 マルシェ コード 7524
株価* 454.0円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
優待飲食券1,000円分。100株は3枚、500株は15枚、1,000株は25枚。1,000株は自社選定品もあり。
9月

 居酒屋「酔虎伝」や「八剣伝」を運営している会社です。優待品はお店で使える飲食券です。優待弁護士はプライベートではあまり飲みに行くことはないのですが、それでも顧問先や同僚弁護士と付き合いでお酒を飲みに行くことはあります。そういうときのために居酒屋優待券を何種類か確保しています。

 マルシェは今まで保有していなかったので今回狙っています。株価約450円なので約4万5,000円の投資金額で優待券をゲットすることができます。居酒屋によく行かれる投資家の方は狙ってみてもよいかと思われます。