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増補改訂版 道具としてのファイナンス

増補改訂版 道具としてのファイナンス
日本実業出版社/2022年08月08日発売/2,750円(税込)

答えてくれた人

日本実業出版社 第一編集部 前川健輔さん

著者ってどんな人?

石野 雄一​さん
超ざっくり分かるファイナンス』(光文社)や本書の旧版『道具としてのファイナンス』などの著書があり、ファイナンス本の第一人者とも言える方です。日産自動車で、日産再建にも関わり、ファイナンスの理論だけではなく実務で押さえておくポイントも熟知しています。

 私自身は、日本のビジネスパーソンのファイナンス・リテラシーの向上に大きく貢献している方だと思っています。そんな石野さんが満を持して増補改訂したのが、本書『増補改訂版 道具としてのファイナンス』です。

どんな人にオススメ?

「5年後に確実に100万円当たる宝くじをいくらで買いますか?」
「昨年1年間で株式投資で5,000万円の売却益が出た人がいます。この人はもうかっていると言えますか?」

 この二つの問いに、明確な理由と根拠をもって答えられるでしょうか? 答えるのに窮してしまう方にはぜひこの本を読んでいただきたいです。

この本の、ここが読みどころ!

 旧版『道具としてのファイナンス』は、2005年の発行以来、「初学者ならこの1冊で十分」「理論とその実践方法がわかった」「MBAのファイナンスはこの本で乗り切った」など、わかりやすいファイナンスの本として数々の賛辞を集めてきたロングセラーを全面改訂したものです。

 ファイナンスをもとに企業が行う意思決定「投資・資金調達・株主還元」のポイントがこの1冊で学べます。

編集者の制作秘話

 この本の全面改訂にあたっては、著者の石野さんの熱意も並々ならぬもので、加筆修正原稿や校正は「読者のみなさんにさらにわかりやすく伝えたい」という思いが伝わってくるものでした。旧版よりも、強力な「道具」になっていますので、ぜひお手にとってご覧いただけるとうれしいです!

本の中身をちょっと読む!