今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは136.30円
↓下値メドは133.80円
米国:米国の消費者信頼感は、経済の実態を反映よりも政治的信条を反映している
米利上げ:FRBで流行りの業界用語(バズワード)は「中立金利」
中立金利:需要と供給が均衡し、過剰なインフレを引き起こすことなく順調に成長していく金利水準
米経済:ダドリー元FRB副議長:ハードランディングは不可避
米利上げ:アトランタ連銀総裁「2-2.5%の中立金利まで早急に引き上げるべき
産業革命:ローカル化が貿易構造を変える。究極のローカル化であるストリーミングの登場でコンパクトディスク産業は壊滅した
ESG:世界の氷河の減少では、気候変動の加速による水不足の未来を浮き彫り
ウクライナ戦争:プーチン大統領の「戦争犯罪」追求へ
6月20日(月曜)週明けのドル/円は、「円安」。
24時間のレンジは134.53円から135.44円。値幅は0.91円。
2022年の121営業日目は134.95円からスタート。東京時間朝に135.44円まで円安に動いたが、15日につけた高値135.59円は超えられなかった。その後は売りが強まり、夕方には134.53円まで売られる場面もあったが、徐々に戻し終値は135.10円(前日比+0.15円)。135円を挟んだ動きが続き、強い方向感は出なかった。
なお、この日のNY市場は、米国の奴隷制度が廃止された6月19日を連邦祝日とする「ジューンティーンス独立記念日」の振替休日で休場だった。
レジスタンスは、
135.44円(06/20)
135.59円(06/15)
147.63円(1998)
サポートは、
134.53円(06/20)
134.30円(200時間移動平均)
132.13円(06/17)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
世界はあなたの居場所、あなたの人生です。できることをやりつくし、自分が生きたい人生にしなさい
Eyes Without A Face
FRB(米連邦準備制度理事会)は今月、政策金利を決定するFOMC(米連邦公開市場委員会)において、予想を上回る0.75ポイントの大幅利上げを決定した。これに対して日銀は、6月16、17日の政策会合において、市場の金利引締め期待を一笑に付し、現行の異次元緩和政策の継続を決定した。
3月から特に勢力を強める円安は、FRB(米連邦準備制度理事会)の大幅利上げと日銀の大規模緩和政策という、両極端な金融政策を背景とした日米金利差の急拡大にあることは明らかだ。
最近の急速な円安の進行は「好ましくない」と黒田日銀は繰り返し発言しているが、本当にその認識があるのなら、現在の緩和政策を引き締め方向に修正するのが最善の方法のはずだ(あるいはFRBに利下げしてくれと頼む)。為替介入も、可能性はほぼゼロ(円買い/ドル売り介入は米利下げと同じ効果)だ。しかし、現在のところ日銀金融引き締めに動く気配は全くない。
現在の量的緩和政策は、金融部門がほぼすべてを吸収し、実体経済の支援にはなっていないことを日銀は認識しているはずだ。なにしろ3ヵ月に1回集まって話し合っているのだから。緩和政策は新しいビジネスを支援することよりも、ゾンビ企業の延命に利用されているとの調査もある。日本企業の1/4は、緩和政策の即時終了を希望している。それでも、日銀が大規模金融緩和を続ける理由は何か。
それは「金融抑圧」である。金融抑圧とは、インフレと低金利を組み合わせることによって、政府の債務を非常に低い金利でファイナンスし、究極的には膨張した政府の借金の棒引きを図ることを目的とする政策だ。
インフレはモノの値段が上がることだが、相対的に円の価値が下がるということでもある。借金をしている人(政府)は、インフレによって返済するお金が少なくなる。しかしその分高い利息を払わなくてはいけない。お金の貸し手側から見ると、もし市場原理が正常に機能していれば、受け取るお金の価値が減った分だけ、金利上昇による運用益が増えるはずである。
しかし、日銀が人為的に国債利回りを低く抑えつつ、インフレを発生させることによって、借金をしている政府は、低利息で利払いを軽減させ、お金の価値の減少で債務残高を縮小させることが可能になる。インフレ率を2%以上にして、国債金利を0.25%に固定する状況を安定的に達成できたなら、日本政府の借金は30年後に実質的には半分近くまで減少するとの計算がある。
金融抑圧は、借金を抱える政府にとっては、増税や歳出削減など痛みを伴う改革を行わずに済ませることができて良いことづくめだ。その分貸し手(国民)にしわ寄せがいくことになる。
今週の 注目経済指標
今日の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑138.33円 ↓130.15円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は134.24円。
134.24円より上ならばドル買い優勢、134.24円より下ならばドル売り優勢。
2022年現時点の高値は135.59円、安値は113.47円。平均値は124.53円。
1日の最大値幅は3.29円、平均値幅は1.10円。
2022年の値幅は22.12円。
2021年の終値(115.09円)に比べて19.85円の円安。
139.90円 : 第4レジスタンス(HBO)
138.33円 : 第3レジスタンス
136.77円 : 第2レジスタンス
136.29円 : 第1レジスタンス
135.59円 : 2022年 高値
134.24円 : ピボット
132.19円 : 第1サポート
132.12円 : 06月 平均値
131.71円 : 第2サポート
130.15円 : 第3サポート
128.58円 : 第4サポート(LBO)
128.65円 : 06月 安値
022年 ドル/円データ
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