今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは137.05円
↓下値メドは128.25円
↑上値メド:137.05↓下値メド:128.25
米景気後退:逆イールドが、短期金利の上昇ではなく、長期金利の下落によって引き起こされている
米国:今年の中間選挙でバイデン民主党は大敗北か。上院と下院の両方で過半数割れも
米国:政治における反体制勢力の台頭は、経済的構造変化で偏見政治が出現する危険性を示す
WFH:スタートアップ企業の相次ぐ誕生は、コロナの時間を起業のために使ったから
株式市場:投資家の基本シナリオは、景気減速、最悪の場合リセッション
中国:人民銀行が「緩和政策」へ転換。G10中央銀行との金融政策のかい離広がる
インフレ:木材価格、今年になって38%下落
6月16日(木曜)のドル/円は、2日連続で大きく「円高」。
24時間のレンジは131.49円から134.68円。値幅は3.19円。
2022年の119営業日目は133.71円からスタート。前日15日に135円半ばから133円台まで下げたが、待ち構えていた実需がすくい上げて134円台に乗せると東京時間昼前に134.68円まで円安に戻した。
しかし135円台に届くことなく失速。米国株式市場ではダウ平均株価が大幅に下落して1年半ぶりの安値をつけた。リスクオフの円買いが強まるなかで、未明には132円を割るまで円高に動き安値131.49円をつけた。終値は132.18円(前日比▲1.67円)。
レジスタンスは、
133.85円(200時間移動平均)
134.68円(06/16)
135.59円(06/15)
147.63円(1998)
サポートは、
131.49円(06/16)
131.84円(06/07)
130.43円(06/06)
FRB(米連邦準備理事会)0.75ポイント大幅利上げに続いて、この日はSNB(スイス中銀)とBOE(イングランド銀行)が利上げに踏み切った。SNBは日銀とずっとマイナス金利同志だったが、9月にも追加利上げを実施して、年内に政策金利をプラス圏に戻す方針だ。さらにスイス中銀総裁は、必要であればスイスフラン安防止のために「為替介入」も行うと表明している。スイスはこれまでとは反対の意味での「為替操作国」に変身した。
今日は日銀金融政策決定会合だ。この日のドル/円は3.00円超円高に動いて、日銀前に調整が終わったようにも思える。これ以上の円高に動くためには、よほどのサプライズが必要だろう。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
投資は自分の人生の目的をかなえる手段であって、目的そのものではない
Too Shy
FRB(米連邦準備理事会は、6月14、15日に開いたFOMC(米連邦公開市場委員会)において、政策金利であるFF金利の誘導目標を、0.75-1.00%から0.75ポイント利上げして1.50-1.75%に引き上げることを決定した。
米国のCPI(消費者物価指数)は、9月には9%を超えるとの予想もあり、7月と9月にさらに0.75ポイントの利上げを実施する可能性は高い(パウエル議長は否定的)。いずれにしても、FRBはインフレ率が落ち着くと確認するまで利上げを続ける覚悟だ。
今日は、いよいよ日銀が金融政策を発表する。日銀が、長期金利上昇を許容するか、それとも現状維持かということに注目が集まっている。
3月から特に急スピードになっている円安は、FRBの大幅利上げと日銀の大規模緩和政策という、両極端な金融政策を背景とした日米金利差の急拡大が加速させている。
日銀は、最近の急速な円安の進行は「経済にマイナスで望ましくない」と発言しているが、もし本当にその認識を共有しているのなら、日銀は現在の緩和政策を修正するしかない。(あるいはFRBに利下げしてくれと頼む)
ところが日銀は逆に、長期金利の上昇を徹底的に抑えるための買いオペを増額して実施している。円安を煽るつもりはないだろうが、少なくとも円安を止める気がないと受け取られても仕方がない。
岸田首相は「首相は日本の物価の上昇率が海外よりも低い」、「日本の石油格の上昇幅は欧州各国の半分程度に抑えている」と強調している。政府は円安に対する危機感は全くないようだ。
今週の 注目経済指標
今週の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑137.56円 ↓129.30円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は129.86円。
129.86円より上ならばドル買い優勢、129.86円より下ならばドル売り優勢。
139.14円 : 第4レジスタンス(HBO)
137.56円 : 第3レジスタンス
135.98円 : 第2レジスタンス
135.49円 : 第1レジスタンス
135.19円 : 2022年 高値
133.43円 : ピボット
131.92円 : 06月 平均値
131.36円 : 第1サポート
130.87円 : 第2サポート
129.30円 : 第3サポート
128.65円 : 06月 安値
127.72円 : 第4サポート(LBO)
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