今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは130.55円
↓下値メドは125.25円
金融:FRBで流行りの業界用語(バズワード)は、「中立金利」
パウエル議長:中立金利以上の利上げもありえる
ECB:政策正常化に向けた早急な手続きが必要
米国:米政府、EVバッテリーの国内生産促進のため、冷戦時代の国防生産法(DPA)の発動を検討
米中関係:高インフレで支持率低下のバイデン大統領は、対中強硬姿勢を強める考え
ウクライナ戦争:ロシア発オイルショックで世界的景気後退は不可避
ロシア:金本位制に移行。金1グラム=5,000ルーブル
中国:ライブストリーミング業界の規制を強化
5月19日(木曜)のドル/円は「円高」。
24時間のレンジは127.03円から128.94円。値幅は1.92円。
2022年の99営業日目は128.19円からスタート。東京時間昼過ぎ128.94円まで上昇したが、129円手前から売りに押し戻されて128.00円を割り、さらに夜遅くには127.03円まで下げて安値をつけた。終値は127.83円(前日比▲0.43円)。
高値が129円に届かなかったのは今月初めて。130円台はやや遠くなったイメージだ。5月9日に131.35円まで上昇して、20年来の円の安値を更新した時の熱量が今のマーケットにはない。
FRB(米連邦準備制度理事会)金融引き締め政策と株式市場の良好な関係が崩れてきた。これまでは、米経済回復の強さの証明でもあるとして、株式市場は利上げを歓迎していた。少なくとも容認していた。しかし、その許容範囲を超えてなお利上げを止めるつもりのないFRBに気づいたマーケットは、金利上昇による景気後退リスクの心配をする。
この日のダウ平均株価は2営業続落して、1年2ヵ月ぶりの安値をつけた。米国の景気指標も軒並み悪化している。
レジスタンスは、
128.94円(5/19)
129.25円(200時間移動平均)
129.53円(5/18)
サポートは、
127.03円(5/19)
126.92円(4/27)
126.23円(4/18)
つい1週間前には1.00ドルを下回るのは時間の問題とさえ言われていたユーロ/ドルは目覚ましい回復。ECB(欧州中央銀行)は7月利上げをマーケットの世論として形成しようとしている。ECB利上げは9月頃と考えていたマーケットがユーロ買いに動いたこともユーロ高の理由。しかし、状況が大きく変わったわけではない。景気後退のリスクは欧州も同じだ。
19日のユーロ/円は「ユーロ高」。24時間のレンジは133.93円から135.46円。
134.11円からスタートして、東京時間昼過ぎに135.46円まで上昇したが、円高の勢いに押されて135円さらには134円も割って、夜の初め頃133.93円まで下げた。しかしその後はユーロ/ドルの強い上昇に乗って135円台を回復。終値は135.29円(前日比+1.08円)。
レジスタンスは、
135.46円(5/19)
135.55円(200時間移動平均)
136.68円(5/18)
サポートは、
133.93円(5/19)、
133.75円(5/16)
19日のユーロ/ドルは「ユーロ高」。24時間のレンジは1.0460ドルから1.0608ドル。
東京時間朝につけた1.0460ドルを安値にして大きく上昇。1.05ドル台を通り抜けて、未明には1.0608ドルまで上昇して高値をつけた。終値は1.0584ル(前日比+0.0119ドル)。
レジスタンスは、
1.0608ドル(5/19)、
1.0642ドル(5/5)
1.0655ドル(4/27)
サポートは、
1.0490ドル(200時間移動平均)
1.0460ドル(5/19)
1.0429ドル(5/17)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
自分がこうあるべきだと信じるものになりなさい
Crocodile Rock
今月6日に発表された4月の米雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)は42.8万人増加して、事前予想の38.5万人をやや上回った。雇用の伸びは広範囲に及び、特にレジャー・サービス業、製造業、運輸、倉庫業が好調だった。今年1月から4月までで、雇用者は月に平均すると52万人増えている。
失業率は3.6%で横ばい。コロナ流行後の2020年4月に14.7%まで悪化した失業率は、2019年9月に記録した過去最低水準の3.5%に迫った。
平均労働賃金は、前月比+0.3%。1年前に比べて+5.5%も上昇している。アトランタ連銀による賃金追跡調査によると、労働賃金は過去最大の上昇率。
米雇用市場に関してパウエルFRB議長は、「労働需給はかなり引き締まった状態である」との見解を示し、労働コスト上昇を原因とするインフレ率の一段の上昇を懸念した。
FRBの本音を言えば、求人数が大幅に減って、労働市場が均衡に近づくまで需要が減ってほしい。そうならない限りFRBは利上げを続けなくてはならず、ソフトランディングの可能性も低くなるからだ。
ただ、4月の雇用統計では、米国の就業者が順調に増加していることが確認された一方で、労働賃金上昇の圧力はそれほど強まっていなかった。雇用市場に利上げの悪影響はないし、これ以上の過激な利上げも必要はない、ということになる。FRBにとって良い結果だったといえる。
今週の注目経済指標
今日の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑133.18円 ↓125.51円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は129.34円。
129.34円より上ならばドル買い優勢、129.34円より下ならばドル売り優勢。
2022年現時点の高値は131.35円、安値は113.47円。平均値は122.41円。
1日の最大値幅は3.08円、平均値幅は0.99円。
2022年の値幅は17.88円。
2021年の終値(115.09円)に比べて14.17円の円安。
134.65円 : 第4レジスタンス(HBO)
133.18円 : 第3レジスタンス
133.15円 : 2002年 04月 高値
132.40円 : 2002年 04月 高値
131.71円 : 第2レジスタンス
131.35円 : 2022年 高値
131.26円 : 第1レジスタンス
129.70円 : 05月 61.8%
129.34円 : ピボット
129.19円 : 05月 平均値
128.68円 : 05月 38.2%
127.42円 : 第1サポート
127.03円 : 05月 安値
126.97円 : 第2サポート
125.51円 : 第3サポート
124.04円 : 第4サポート(LBO)
2022年 ドル/円データ
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