当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。

基本8分類の直近3カ月間の騰落率

 まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。

注:2022年4月末時点

 2022年4月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
国内REIT」、
先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し
が上昇する一方、

国内株式」、
新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し
はほぼ横ばい、

国内債券」、
新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し
は下落しました。

 代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、下図のように推移しています。

※計測期間:2022年1月31日~2022年4月28日
※計測期間:2022年1月31日~2022年4月28日

直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング

 続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。

 楽天証券分類、およそ250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

注:2022年4月末時点

 過去3カ月間の騰落率で上位5分類は、
原油関連-為替ヘッジ無し」、
インドネシア株式-為替ヘッジ無し」、
MLP-為替ヘッジ無し」、
ブラジル債券-為替ヘッジ無し」、
中東・アフリカ株式-為替ヘッジ無し
でした。

 上位3分類の中で、それぞれ目立った銘柄としては、
UBS原油先物ファンド」が+34.27%、
米国エネルギー革命関連ファンド(年1回決算型)為替ヘッジなし」が+25.85%、
イーストスプリング・インドネシア株式オープン」が+22.76%の上昇でした。

※計測期間:2022年1月31日~2022年4月28日

 一方、下位5分類は、
ロシア・東欧株式-為替ヘッジ無し」、
新興国債券(広域・米ドル建)-為替ヘッジ有り」、
中国・香港株式-為替ヘッジ無し」、
欧州債券-為替ヘッジ有り」、
アジア債券-為替ヘッジ有り
です。

 目立った銘柄としては、
DWS ロシア株式ファンド」が▲89.23%、
深セン・イノベーション株式ファンド(1年決算型)」が▲19.58%、
SMT 米ドル建新興国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり)」が▲18.46%の下落でした。

※計測期間:2022年1月31日~2022年4月28日