優待弁護士・澤井康生さんプロフィール

Profile
澤井 康生(さわい やすお)
1994年早稲田大学政治経済学部卒業、警察官僚、警視庁刑事を経て2003年旧司法試験合格。秋法律事務所のパートナー弁護士、元警察官僚、ファイナンスMBA取得。もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)専門投資家だったが、優待の魅力にハマり、現在は、株主優待メインで優待グルメ生活を送る。無類の甘党。各種週刊誌などでも優待弁護士として紹介され、現在はラジオNIKKEIにも定期的に出演中。

 東証の市場改編やコロナ禍、円安&株安不況などなどの影響で、優待継続が危ぶまれている企業も少なくありません。優待を愛する私としてはとても残念なことです。そこで、優待弁護士として、「ここだけは廃止しないで優待を続けてほしい!」という銘柄を優待弁護士の知識、経験、センスと、さらに愛をこめてセレクトしました。

 その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

 なお、株式市場はコロナ・ショックやウクライナショックで下落し、まだ回復途上にある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断の責任で投資してください。

※株価は2022年5月11日終値

※楽天証券優待検索より

第1位:エアトリ

銘柄名 エアトリ コード 6191
株価* 2,840.0円 優待発生株数 500株~5,000株
優待内容 エアトリポイント付与。
最低保有500株で8,000ポイント~最大保有5,000株で2万5,000ポイント(詳細はWEBサイト参照)。

 航空券予約サイト「エアトリ」を運営している会社です。優待品は国内航空券、新幹線、国内ホテルの予約時に使用できるエアトリポイント(1ポイント=1円相当)です。

 私は1,000株保有なので毎回1万8,000ポイントをもらっています。しかも3月と9月で年に2回優待がもらえるのもポイントが高いです。私は国内旅行が大好きで航空機や新幹線を使うことが多いので年間3万6,000円相当のポイントはとてもありがたいです。

 さらにポイントの有効期間が3年間と長いのでゆっくり使うことができます。

 今後、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたら、いろんなところにお出かけしたいので、この優待はぜひとも継続してもらいたいです。

第2位:寿スピリッツ

銘柄名 寿スピリッツ コード 2222
株価* 6,540.0円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容 自社グループ製品お菓子、自社グループ直営店舗優待券(3,000円相当)。
100株はお菓子など2,000円相当、500株はお菓子など4,000円相当、1,000株はお菓子など4,000円相当に加えて自社グループ直営店舗優待券(3,000円分)。

 お菓子の大手でお土産用やギフト用のお菓子の製造販売、地域限定お菓子の製造販売の会社です。この銘柄は過去にこのコーナーでも何回か取り上げました。優待品のお菓子は地域限定のものが多いので都内のスーパーなどでは見かけないレアなお菓子がもらえます。

 地域限定のレアなお菓子がもらえる優待銘柄は他にないので希少な優待銘柄です。今後とも優待継続を願う銘柄です。

第3位:安楽亭

銘柄名 安楽亭 コード 7562
株価* 6,430円 優待発生株数 100株、200株
優待内容 飲食優待券(500円分)と飲食割引券(20%割引券)。
100株は優待券26枚、割引券6枚、200株は優待券52枚、割引券12枚。

 郊外路面型焼肉チェーン店「安楽亭」を展開している会社です。ほかにも「ステーキのどん」やファミレスの「フォルクス」を展開しています。

 うちの子供はフォルクスのハンバーグやサラダバイキングが大好きなので月に数回家族でフォルクスを利用しています。この会社の優待の素晴らしいところは割引券と優待券を同時に使用できる点です。例えば、家族でフォルクスに行って5,000円分の食事をした場合、まず20%割引券を使うと代金が4,000円になります。

 次に500円券は1,000円ごとに1枚使用することができるので4,000円だと4枚(2,000円)使うことができます。そうすると4,000円からさらに2,000円引きになるので最終的な会計は2,000円ということになります。優待券を使用することで5,000円→2,000円となるのでとても財布に優しい優待なのです。しかも年に2回優待がもらえます。

 ということでお得感や利用頻度からして優待継続を願う銘柄間違いなしです。

第4位:ヒロセ通商

銘柄名 ヒロセ通商 コード 7185
株価* 2,314.0円 優待発生株数 100株、1,000株
優待内容 自社キャンペーン商品。
100株は1万円相当、1,000株は3万円相当。

 独立系のFX取引の会社です。私はFX取引はやっていないのですが、この会社の優待はとても気に入っています。優待品は自社キャンペーン商品でレトルトカレー、ご飯、牛丼、インスタントラーメンなどがダンボール1箱分で、どかんと送られてきます。

 レトルト食品やインスタント食品は日持ちもするし、冷蔵庫に何もないときによく食べるので、保存食としてとても重宝しています。私はいつも100株で1万円相当のレトルト食品をゲットしているのですが、量が多いので年1回優待でも大満足しています。

 これだけ大量のレトルト食品がもらえる優待はほとんどないと思うのでとても希少な優待銘柄です。優待継続を願います。

第5位:ヤマトインターナショナル

銘柄名 ヤマトインターナショナル コード 8127
株価* 282.0円 優待発生株数 300株、500株
優待内容 自社商品。
300株は1,000円相当、500株は3,000円相当。

 カジュアルメインの中堅アパレル会社です。「クロコダイル」のブランドが有名です。優待品は自社商品です。私はいつも300株で1,000円相当の商品をもらっています。内容はクロコダイルのメンズソックスと今治タオルハンカチです。

 ソックスやハンカチは日常的に消耗品としてよく使うので、優待でもらえるととても助かります。実は優待弁護士が愛用しているソックスとハンカチはこの会社の優待でもらった品物なのです。

 ということで、よく使うソックスとハンカチがもらえる銘柄なので優待継続必須なのです。

第6位:カナレ電気

銘柄名 カナレ電気 コード 5819
株価* 1,672.0円 優待発生株数 100株、200株
優待内容 オリジナルクオカード。
100株は1,000円、200株は2,000円。

 放送用ケーブル、音響用ケーブルがメインの中堅の電線の会社です。優待品は優待ファンみんなが大好きなクオカードです。優待弁護士が保有するクオカード銘柄の中でもお気に入りの銘柄です。優待クオカードは既成品の、いわゆるホワイトクオカードとその企業のオリジナルデザインのクオカードに分かれますが、カナレ電気はオリジナルデザインのクオカードです。

 クオカードをコレクションにしている優待弁護士としては毎回、異なるオリジナルデザインのクオカードを楽しみにしています。しかも6月と12月の年に2回もらえちゃうのです。さらに100株だと1,000円分ですが、200株だと2,000円分のクオカードがもらえる点もポイントが高いです。

 ということで優待弁護士が保有するクオカード銘柄の中でも大事な銘柄なので優待継続を願っています。

第7位:松屋フーズHLDG

銘柄名 松屋フーズ コード 9887
株価* 3,755.0円 優待発生株数 100株
優待内容 優待食事券10枚。
*1年以上継続保有が必要。

 皆さんご存じの牛丼(牛めし)チェーンの松屋です。牛めしのほかにもとんかつの「松のや」も展開しています。優待弁護士も大学生のころから松屋の牛丼を食べてきたので舌が慣れ親しんでいます。優待品はもちろん食事券です。

 この優待の特徴は優待券に金額の上限がなく主要メニューから1品セレクトできるという点です。つまり金額の安い高いに関係なく1品無料で食べられるのです。ですので優待弁護士もついつい一番高いメニューを頼んでしまいます(笑)。

 松屋は期間限定で新しいメニューを出してくれることが多いので月に数回行っても飽きません。最近だとカットステーキのハッシュドビーフが新発売されました。牛丼系に飽きたらとんかつの「松のや」でも使えるので便利です。

 外食チェーン銘柄なのでよもや優待が廃止されることはないと思いますが、なくなると優待弁護士の日常の食生活に多大な悪影響を与えるので優待継続必須です。

第8位:アサンテ

銘柄名 アサンテ コード 6073
株価* 1,480.0円 優待発生株数 100株
優待内容 三菱UFJニコスギフトカード(1,000円分)。

 住宅用シロアリ防除の首位級の会社です。農協と提携して業務展開もしています。優待品はもらってうれしい三菱UFJニコスギフトカードです。クレジット系のギフトカードはクオカードではカバーできないデパートやホームセンター、家電量販店でも使えるのでとても便利です。

 優待弁護士は先日、家電量販店でポケモンカードを買ったのですが(自分用ではなく子供へのプレゼントです!)、優待でもらったギフトカードを使いました。

 この銘柄の特徴は株価がそれほど高くないので約15万円弱の投資で優待ギフトカードがもらえる点です。しかも3月と9月の年に2回もらえる点もポイントが高いです。

 ということで優待弁護士が保有するギフトカード銘柄の中でも大事な銘柄なので優待継続を願っています。

第9位:JFLA HLDG

銘柄名 JFLA HLDG コード 3069
株価* 319.0円 優待発生株数 500株、1,000株、2,000株
優待内容 食品・酒類・食事券などから選択。
500株は3,000円相当、1,000株は6,000円相当、2,000株は1万5,000円相当。

 乳製品の生産加工や国内外の食品卸しをメインとする会社です。優待品は優待投資家の間でも人気の高いグルメカタログの中からセレクトすることができます。この銘柄の特徴は株価がそれほど高くないので約16万円の投資(500株の場合)で優待がもらえちゃうのです。私はいつも2,000株保有で1万5,000円相当(3,000円相当×5個)のグルメをセレクトしています。

 グルメカタログはお肉やお魚、スイーツやデザート、お酒などクオリティの高いものばかりなので毎回どれにしようか迷います。優待弁護士のおススメはフルーツゼリーです。おいしいフルーツゼリーが大量にもらえるので家族で少しずつ頂いています。

 また年に2回優待がもらえるのもポイントが高いです。ということで優待弁護士が家族ぐるみで楽しんでいる優待銘柄なので優待継続を願っています。

第10位:日神グループHLDG

銘柄名 日神グループHLDG コード 8881
株価* 444.0円 優待発生株数 100株~2,000株
優待内容

プレミアム優待俱楽部ポイント。
100株以上:2枚/4,000円相当。500株:初年度3,000ポイント、2年目以降3,300ポイント*保有株数によりポイント数変更。

 東京、神奈川を中心にマンション販売を展開している不動産会社です。

 優待品は優待弁護士のコーナーで何度も紹介したプレミアム優待俱楽部のポイントです。プレミアム優待俱楽部は優待銘柄67社が導入しており、ポイントに応じて数千種類はあるカタログギフトの中から好きな品物をセレクトすることができるのです。しかも他の優待銘柄のポイントとも合算できるので高額な品を狙うこともできます。

 そしてこの日神グループホールディングスは、プレミアム優待俱楽部を導入している優待銘柄の中でも配当利回りが一番高いのが特徴です(5%弱)。配当利回りも高くてプレミアム優待俱楽部のポイントももらえる点で優待偏差値が高いです。

 ということでプレミアム優待俱楽部導入銘柄の中でも偏差値が高い銘柄なので優待継続を願っています。