今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは130.85円
↓下値メドは125.45円
[ウクライナ戦争] 食料インフレで、外食を減らしフードロスをなくす時代へ
[ウクライナ戦争] デンマークが国防費を大幅増額へ
[ESG] ESG投資の定義が曖昧なため、投資が誤った方向に向かう可能性が高い
[原油価格] イラン生産再開なら、原油価格は15ドル程度下落も
4月20日(水曜)のドル/円は「円高」。
24時間のレンジは127.45円から129.40円。値幅は1.95円。
2022年の78営業日目は128.90円からスタート。
円安の動きはこの日も強く、東京時間昼前に129.40円まで上値を伸ばして2002年以来の 高値を更新。130円到達も時間の問題かと思われたが、半世紀ぶりとなる13営業日連続の前日比円安を達成したところで、いったん休憩。この日(20日)に開幕するG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議を前にいったん収益を確定する動きが強まり128円台に戻した。
日銀は、円金利上昇を抑えるために、21日から26日までの期間で買入金額無制限の「連続指値オペ」の実施を通告した。日銀の「挑発」にもかかわらずドル/円の反応は鈍く、夜遅くには 127.45円まで下落して安値をつける。終値は127.84円(前日比▲1.05円)。
この日のドル/円は、円高方向にやや大きな調整となった。ドル/円の下落が1円を超えたのは今月初めて。しかし、円安トレンドが変わったわけではない。下限を確認したら再びドル買いが活発化するだろう。
日銀の政策が変わらないのだから、ドル/円の本格的に反転のためには、米国(ドル)が変わるのを期待するしかない。イエレン財務長官からG20で、なんらかのドル高牽制コメントがでることの期待もあるようだ。しかし、インフレ抑制を最優先に考える米財務省が、ドル安を招くような発言をするとは考えにくい。
レジスタンスは、129.40円(4/20)、129.15円(2002.05)
サポートは、127.45円(4/20)、126.97円(4/19)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
トレードは、あきらめなかったからといって成功するものではない。しかし、正しい行ない方を実践すれば、大負けすることはない。大切なことは、うまくいかないときも自暴自棄にならないこと
Sweet Emotion
日銀が懸念しているのは、円安の「スピード」。円安の「水準」はまったく問題ない。むしろ、もっと円安になってもよい。なぜなら円安は「日本経済にプラス」というのが政府・日銀の公式見解だから。
20日のドル/円は今月になって初めての調整があった。一方日銀は買入金額無制限の指値オペの実施を通告することで、円金利上昇に断固阻止する姿勢を示した。ドル/円の調整を短期間で終わらせようとする意図があったのかもしれない。日銀が円安に対する姿勢を変えないかぎり、ゴールデンウイーク前にドル/円130円を超える可能性は残る。
鈴木財務相は19日、参議院の財政金融委員会で「円安が急速に進んでいる状況だ」との見解を示した。発言をきいてびっくりした人はいなかった。鈴木財務相はまた、「円安がデメリットをもたらす面が強い」と述べているが、これまでの「円安は日本経済にメリット」との認識と矛盾しているようだ。
円安による経済成長リスクが輸入インフレリスクより大きくなる局面を迎えたのか、それとも円安が内閣支持率にデメリットをもたらすことを心配するかの、いずれかだろう。あるいは政府・日銀内部で円安に対する見解の相違がでてきたのかもしれない。この微妙な表現の差が、現在できる最大限の口先介入だ。いずれにしてもマーケットの反応はなかった。
今週の 注目経済指標
今日の注目通貨:ドル/円
予想レンジ ↑134.43円 ↓119.76円
ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は127.10円。
127.10円より上ならばドル買い優勢、127.10円より下ならばドル売り優勢。
137.23円 : 第4レジスタンス(HBO)
134.43円 : 第3レジスタンス
131.63円 : 第2レジスタンス
131.31円 : 2002年 04月 高値
130.77円 : 第1レジスタンス
130.77円 : 2002年 04月 高値
129.40円 : 2022年 高値
127.10円 : ピボット
126.43円 : 04月 61.8%
125.52円 : 04月 平均値
124.60円 : 04月 38.2%
123.43円 : 第1サポート
122.57円 : 第2サポート
121.64円 : 04月 安値
120.08円 : 2022年 平均値
119.76円 : 第3サポート
116.96円 : 第4サポート(LBO)
113.47円 : 2022年 安値
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