「ポイント投資だけで100万円目指してください」とポイ活&投資の達人、まつのすけさんにお願いしたのは2020年の2月。わずか1年2カ月後の2021年4月、利益100万円を見事達成した後、続けて300万円を目指す連載を開始。
100万円から300万円達成までは約11カ月という早業で達成に至りました。コロナ禍&ウクライナ危機などでマーケットが不安定な環境下でのこの偉業! まつのすけさんとともに11カ月を振り返り、勝因を分析します!
まつのすけさん、100万円から300万円達成の道のり
―― まつのすけさん、300万円達成おめでとうございます!
まつのすけ ありがとうございます!
―― 100万円達成後から300万円まで、とにかく早かったです! 特に最後の3月のラストスパートがすごくてびっくりしました。3月初旬に途中経過をヒアリングした際は「マイナス気味です。ヤバイかも」っておっしゃっていたのに、何があったんですか?
まつのすけ この時はとにかく米株が好調で、スゴイ勢いで株価が上昇したのが大きな原因です。上がるだろうとは読んでいたのですが、ここまで急騰するとはビックリでした。2021年の12月から、ポイント投資で米国株が買えるようになっていたので、それ以降、米国株を積極的に買っていたのが功を奏しました。
1月にFRB(米連邦準備制度理事会)の金利引き上げの発表があって、米国のハイテク株が急落し、日本株もマザーズ銘柄(現グロース市場)が急落したんですが、まぁこれは一時的だろうと思っていました。案の定、ちゃんと戻ったのですが、戻ったとたんにウクライナ危機が勃発して、3月中旬に株価がめちゃくちゃ落ちてしまいました。
「これはヤバイ…」と青ざめていたのですが(笑)、落ちた後の反発がスゴくて、あれよあれよという間に大幅オーバーで達成に至った、という感じです。それにしても、円安がここまで進むとは予想外でした。3月は、S&P500やナスダック連動ETF(上場投資信託)などの、円建てでの評価額が大きく膨らんだのも、3月のラストスパートに拍車をかけた一因だと思います。
―― 300万円企画の期間中は、急騰・急落が激しい波乱相場だったと思いますが、一度もマイナスにならず、ずっと右肩上がりで資産を増やし続けていたのがすごく印象的です。市場をどう読んで、どう動いていたのでしょう?
まつのすけ でも、基本的にはいつもの自分ルールである「イベント投資」で進めていたので、特に何かいつもと違うことをした、というのではないんです。8~10月は株式市場が弱い季節特性なので警戒はしていました。読み通り9月に大幅に株価が落ちたんですが、キャッシュポジション多めで様子見するなどして乗り切りました。
ただ、個別株が急落しそうになったらすぐ売り逃げて、価格が下がってから買い戻すなど、いつもよりは、売買頻度は高めだったかも。もし持ちっぱなしだったら、マイナスになったり、達成までまだだいぶ時間がかかったんじゃないかな。
ただ、右肩上がりであることに関しては、自分でもかなり意識していました。ポイント投資から始めた、投資初心者の読者もたくさん読んでくださっているということなので、のるかそるか、みたいな危なっかしい投資はせず、銘柄も大型安定株や、認知度の高い銘柄を選んで、かなり慎重な投資をしていました。
皆さんがマネしたときに申し訳ないので。それに、僕が大負けしているところを皆さんに見せて、「やっぱり投資って怖い」と思われるのも良くないと思って……。
―― 300万円を目指す期間中に、頼りになった銘柄は何ですか?
まつのすけ それはもちろん、米国株や、米国株連動の投資信託やETFですね。
投資信託ならiFreeNEXT FANG+インデックス、iFreeNEXT NASDAQ100インデックスなどの米国指標連動のファンド。これは最後の3月は騰落率14%超えで、とても頼もしかったです。楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も、300万円期間中、大幅プラスで貢献してくれました。
ETFならDirexion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF(SPXL)が騰落率54.6%と絶好調。
米国株なら、2月に買ったクラウドストライク(CRWD)が、買ったタイミングが絶妙で騰落率12.83%に。
また、ペトロレオ・ブラジレイロ・ペトロブラス(PBR)、シェブロン(CVX)、エクソンモービル(XOM)などの石油関連株がウクライナショックで急騰し、大きな利益を出せました。
日本株だとフェローテックホールディングス(6890)、アイフル(8515)、ソフトバンクグループ(9984)が好調でした。特にアイフルは、300万円期間に何度も売ったり買ったりして、そのつど、利益を出してくれた優等生です。
連載中でも何度か書いたのですが、僕は2023年まではとにかく「米国株一強」と判断していて、2023年までは、ひたすら米国株や米国株指標連動のETFや投資信託を積極的に売買していく予定です。
―― 逆に、「これはちょっと失敗したな…」と思っていることはありますか?
まつのすけ う……。実は、買ったとたんに下がったり、売ったとたんに上がったり、っていうこともけっこうありました(笑)。例えば米国の石油株を売った後に、まだまだ上がり調子なのを見て、「わ、まだ早かったか」と悔しい思いを(笑)。
金利上昇とハイパーグロース株の急落を甘く読んでいて、まだ利益を上げられる余地を取り逃がしたということがありました。ただ、売り逃げして助かったことも多いので、痛しかゆしなんですが。
それに、日本株の三菱UFJや丸紅なんて、チャートもいい感じで右肩上がりなのに、自分はいいタイミングで買い損ねたり、下がったところで振り落とされたり、「なんで自分はうまくやれなかったのか」って自信をなくしそうになりました。「まぁ、こういうときもある」っていうことで納得はしていますが(笑)。
―― 100万円を目指していたときと比べて、300万円期間は、達成がすごく早かったですよね。これはなぜでしょう?
まつのすけ それはもちろん「元手が多い」という点が大きいです。元手が大きいと、投資額が増えるのももちろんですが、それ以上に、何銘柄かに分散投資できるというのが大きな違いです。どれか一つに集中せず、安定的にいろんな銘柄を買えるので、大負けする心配がないんです。
100万円目指していた時は、何かで大負けしてマイナスになったら、元手自体もすぐになくなっちゃうので、とにかく負けないように、慎重に投資していました。でも300万円期間は余裕ができました。
こうなると、万一、読みを誤った銘柄がマイナスになったとしても、他の銘柄が調子よければ、収支的にはトントンになったり、プラスで終わることもできるんです。複利が膨らんで元手が増えたら、分散しても、そこそこ大きな投資ができるので、投資はどんどん楽になるんですよ。
―― 確かに。投資を始めた当初は、投資信託などの安定銘柄をバイ&ホールドで徐行運転して、複利が膨らんで動かせる資産が増え、投資にも慣れてきたら、株やETFなどの他の銘柄にチャレンジするなど、投資スタイルを成長させると、失敗に泣くことも少なくなりそうですね。
まつのすけ はい。ポイント投資は、自分のお財布にダメージを受けずに、使う予定のないポイントを使って気軽に始められるのが一番のメリットです。ポイント投資で、少額の成功や失敗を経験しておくと、後々、元手が増えてきたときに、損切りなどの自分ルールを作るのに役立ちますよ!
楽天グループからのお祝いメッセージ!
ポイ活の達人・まつのすけさんは、楽天グループのさまざまなサービスを駆使してポイ活を展開。ポイント投資に必要な楽天ポイントを毎月平均1万3,540ポイント稼ぎ、300万円達成の燃料として役立てていました。まつのすけさんがポイ活でよく利用した各事業部より届いたお祝いメッセージを、祝電風にご紹介いたします!
楽天カードからのお祝いメッセージ
まつのすけさんコメント
楽天カードポイントプラス、お得ですね!
私もチェックを欠かさず、楽天ポイントを貯めてまいります。また、2枚持ちは国際ブランドをわけたり、固定費・その他や、引き落とし口座をわけたりなど、多様な使い道があると感じています。ユーザーに役立つサービスの拡充ありがとうございます!
楽天スーパーポイントスクリーンからのお祝いメッセージ
まつのすけさんコメント
ラッキーコインやキャンペーンを活用するとさらにお得になりそうですね。自分はそこをあまり注目していなかったので、今後は幅を広げていきます。気付きありがとうございました。きせかえ機能、好みに応じて使えていいですね。私はお買いものパンダファンなので、パンダデザインを活用します!
楽天リーベイツからのお祝いメッセージ
まつのすけさんコメント
アプリとChromeの拡張機能を使うと、より便利で見落としがなさそうですね!
現代人はオンラインでのお買い物やサービス利用の機会が増えていると思うので、とても便利だと思います。今後も活用して、ポイントを獲得させていただきます。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。