優待弁護士・澤井康生さんプロフィール

Profile
澤井 康生(さわい やすお)
1994年早稲田大学政治経済学部卒業、警察官僚、警視庁刑事を経て2003年旧司法試験合格。秋法律事務所のパートナー弁護士、元警察官僚、ファイナンスMBA取得。もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家だったが、優待の魅力にハマり、現在は、株主優待メインで優待グルメ生活を送る。無類の甘党。

 今回は4~6月優待銘柄の中で、新卒社会人の皆様がお給料をもらったときに、元手が少ない人でも買える5万円以下の優待銘柄を、優待弁護士の知識、経験、センスに基づいてベスト5をセレクトしました。

 その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

 なお、株式市場はコロナ・ショックで下落し、まだ回復途上にある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断の責任で投資してください。

※株価は2022年4月11日終値

※楽天証券優待検索より

第1位:ギグワークス(5万円以下)

銘柄名 ギグワークス コード 2375
株価* 466円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
こども商品券1,000円分、仮想通貨(ビットコイン)1,000円分
4月、10月

 IT営業支援、PC機器導入、工事、運用などの受託や派遣がメインの会社です。優待品はお子様向けのギフト券のこども商品券です。

 こども商品券は全国のデパートや量販店などで、こどものためのおもちゃや洋服、文房具などを買うときに使うことができます。

 といっても子供がいない若い人でも、いろいろな使い方ができます。例えばタクシー券として使うこともできますし、遊園地(よみうりランド、サンリオピューロランドなど)や水族館(箱根園、新江ノ島水族館など)の入場料として使うこともできます。

 さらに飲食店系では「肉の万世」でも使うことができるんです。また、子供のいる親戚や知人にプレゼントしてもとても喜ばれます。4月と10月の年に2回優待がもらえるのもうれしいです。

 株価動向ですが、今回のウクライナ・ショックで底を打ち、反転開始しているように見えます。タイミングを見て買いにいきたい銘柄です。

 ということで第1位は、もらってうれしいこども商品券がもらえるギグワークスです。

第2位:SANKO MARKETING(3万円以下)

銘柄名 SANKO MARKETING コード 2762
株価* 236円 優待発生株数 100株、200株、500株
優待内容
権利月
自社指定商品(カレー)の30%割引券。100株はカレー2食分+割引券1枚、200株は2食分+割引券2枚、500株は3食分+割引券3枚
6月、12月(ただし、6カ月以上の継続保有が必要)

 居酒屋や焼肉店を展開している会社です。「東京チカラめし」「金の蔵」などが有名です。優待品は東京チカラめしカレーがもらえます。さらに店舗で使える30%割引券も、もらえてしまいます。実は私は東京チカラめしカレーをまだ食べたことがないので、今回はこれを狙っています。

 この会社の優待の興味深いところは、保有株式数(100株、200株、500株)と保有期間(半年以上1年半未満、1年半以上3年未満、3年以上)に応じて優待ランクがグレードアップしていく点です。ブロンズからはじまってシルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドといった感じです。優待投資家としてはプライドをくすぐられる内容です。6月と12月の年に2回優待がもらえるのもうれしいです。

 株価動向ですが、2月に底を打って現在はすでに回復途上にあるように見えます。タイミングを見て買いにいきたい銘柄です。半年以上の継続保有が必要なので今からだと12月権利確定日を狙うことになります。

第3位:G-FACTORY(5万円以下)

銘柄名 G-FACTORY コード 3474
株価* 438円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
クオカード1,000円分
6月

 外食産業向けの物件、内装設備リースなどを提供している会社です。うなぎ専門店「名代 宇奈とと」も運営しています。優待品は投資家に人気で、優待弁護士も大好物のクオカードです。

 コンビニエンスストアや大手書店やファミレスのデニーズでも使えるので、日常生活でとても重宝します。しかも500円分じゃなくて1,000円分のクオカードがもらえます。

 最近はコンビニも値上げが激しいので500円クオカードだとお弁当も買えないときがあります。やはりクオカード1,000円分だと安心してお弁当が買えますよね。

 しかもこの優待クオカードは、うなぎをモチーフにしたオリジナルデザインなのでとてもかわいいです。優待クオカードマニアの私としてもたまりません。

 株価動向ですが、3月に底打ちして現在はすでに回復途上にあります。タイミングを見て買いにいきたい銘柄です。

第4位:ツカダ・グローバルHLDG(3万円)

銘柄名 ツカダ・グローバルHLDG コード 2418
株価* 301円 優待発生株数 100株
優待内容
権利月
自社グループの飲食店やホテルなどの割引券2枚(※飲食、宿泊、施術などの割引率は施設により異なる)
6月、12月

 欧米風邸宅での挙式、披露宴を行うブライダル関係の会社です。ホテル事業も展開しています。優待品は自社グループのレストラン、ホテルなどで使える割引券です。

 私がたまに利用するのは、ホテルインターコンチネンタル東京ベイやザストリングス表参道の中のレストランで、ここのレストランが30%割引になります。

 ほかにもいくつかのホテルやレストランで使えるので、それらの施設をよく利用する方はこの割引券があると重宝します。6月と12月の年に2回優待がもらえるのもうれしいです。

 株価動向ですが2月ごろからレンジ相場入りしたように見えます。その意味で株価は安定しているのではないかと思われます。タイミングを見て買いにいきたい銘柄です。

第5位:ビューティ花壇(3万円以下)

銘柄名 ビューティ花壇 コード 3041
株価* 268円 優待発生株数 100株、1,000株、1万株、2万株
優待内容
権利月
自社グループ運営サイト「胡蝶蘭ビズ」または「フランネリカ楽天市場店」または自社グループ店舗での商品購入割引券。100株は30%割引券、1,000株は50%割引券、1万株は80%割引券、2万株は商品無料券(上限2万円まで)。フラワーレッスン招待券は100株以上(オンラインにて開催予定)
6月

 熊本県に本社を有する生花祭壇の製作・設営、生花卸と生花物流の会社です。優待品は、こちらのネットショップなどで胡蝶蘭やプリザーブドフラワーを買うときに使える割引券です。

 花が大好きな方にはたまらない優待だと思います。最低100株保有でもオンライン開催のフラワーレッスンに参加できます。私も数年前に法律事務所を開設したときに、顧問先や知り合いからお祝いで胡蝶蘭などをたくさんいただいて、とてもうれしかったことを思い出しました。

 やはり花を贈られるとうれしいですよね。ということで自分の部屋に花を飾りたい方、大切な方に花を贈りたい方には最適の優待だと思います。

 株価動向ですがここ1年はレンジ相場内で上下しているように見えるので、その意味では株価は安定しています。タイミングを見て買いにいきたい銘柄です。