今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは119.25円
↓下値メドは116.70円
[ウクライナ] 中国政府、ロシアへの武器供与に前向き
[新コロ] 上海と深圳がコロナでロックダウン
[エネルギー] ロシアが欧州向け天然ガスの禁輸を検討か
[原油] 原油先物下落、米石油掘削リグ稼働数の増加も理由
14日(月曜)週明けのドル/円は6営業日連続で「円安」。
24時間のレンジは117.30円から118.22円。値幅は0.91円。
2022年の51営業日目は117.32円からスタート。この日も最初から買いが強く、安値は開始直後につけた117.30円。1日中上げ続け、明け方に高値118.22円をつける。終値は118.20円(前日比+0.90円)。
レジスタンスは、118.60円(2017.01高値)、121.70円(2016)。
サポートは、117.30円(3/14)、116.10円(3/11)115.97円(200時間移動平均)。
ドル/円の次は、いよいよ118.60円。2017年1月3日につけた、トランプ氏が正式に米大統領に就任する直前の高値で、トランプ大統領在任中の4年間そしてバイデン大統領になってから一度も破られていないレベルだ。
ドル/円は3月に入って3.50円も円安が進んでいる。米長期金利や原油先物の激しい動きを考えるとこの水準でいったん利確してロングポジションをスリムにしながら、今日から始まる3月FOMC(米連邦公開市場委員会)に向けて、下げたところでは押し目買いスタンスで臨むのがよさそうだ。
11日のマーケットはなんとなく、「リスクオン」。
ウクライナ戦争は、停戦合意の期待がひそかに高まるなかで、原油価格は大幅下落し、欧州株式は反発した。もっとも、上海のロックダウンや、ロシアの欧州向けの天然ガス禁輸検討など、リスクオフ要素も多く存在している。
14日のユーロ/円は「ユーロ高」。24時間のレンジは127.97円から129.71円。
128.06円からスタートして、安値は東京時間朝の127.97円。ほとんど下がらないまま、ドル/円に連れて上昇して、未明に129.71円をつける。終値は129.30円(前日比+1.31円)。
レジスタンスは、129.78円(2/28高値)130.29円(2/25高値)。
サポートは、 127.97円(3/14)、127.55円(3/11)、127.28円(200時間移動平均)。
14日のユーロ/ドルは「ユーロ高」。24時間のレンジは1.0900ドルから1.0994ドル。
東京時間昼前に1.0900ドルまで下げるが、なんとか大台割れを回避して、未明に1.0994ドルまで上昇。やや失速して終値は1.0939ドル(前日比+0.0026ドル)。
レジスタンスは、1.0975ドル(200時間移動平均)、1.0994(3/14)。
サポートは、1.0900(3/14)、1.0890ドル(3/9安値)。
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主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
金メダルを取るためのレースは意味がない。自分自身との戦い、誰もが心の中に抱えている目に見えない戦いこそが最も大切なものなのだ
Carry On Wayward Son
2020年3月、FRB(米連邦準備制度理事会)は新型コロナに見舞われた米経済を支援するため緊急利下げに踏み切った。それからちょうど2年後の今週、FOMC(米連邦公開市場委員会)は、利上げに踏み切る。
利上げはほぼ確実として、0.5%の大幅利上げから始めるのか、それとも細かく連続するのか。バランスシートはどこまで縮小するのかなど、FOMC直前でもわからない点が多い。FRBのまとめ役だったクラリダ副議長が1月に辞任した後、マーケットとのコミュニケーションがうまくいっていないことも理由だ。
セントルイス連銀のブラード総裁は7月1日までにFF金利を1.0%まで引き上げるべきと主張している。つまり、7月までにFOMCは 3月、5月、6月のたった3回で政策金利を1.00%引き上げるということは、0.5%の「大幅」利上げを1回以上想定しているということだ。最初に0.5%して、その後0.25%ずつ刻んでいくのか。それともオーソドックスに0.25%から入り、インフレの状況を見て場合によっては0.5%を投入するのか。ブラード総裁は今年の投票権を持っている。しかしパウエルFRB議長は後者の考えだ。
FRBのインフレ懸念が強ければ、利上げサイクルを通常の0.25%ではなく0.5%から始める可能性もある。一方でFRBは実質的にはまだ「量的緩和」政策を続けているのだから、利上げよりもまずはバランスシート縮小に着手するべきだとの意見もある。
新型コロナが猛威を振るい米経済再開の先行きがまったく不透明だった時に、FOMCは、政策のフォワードガイダンスに関して重要な変更を行った。従来の「今後数カ月」といったような、期間を定めた定量的なガイダンスから、最大雇用と物価安定の目標達成に向け「一段の著しい進展があるまで」という、数字では表わせない定性的なガイダンスへと修正したのだ。
パウエル議長は、物価安定(インフレ)に関しては「目標に達した」ことを認めている。では完全雇用はどうか?この定義を巡ってもFRB内部で見解の相違があるようだ。パウエル議長は、最大雇用に向けた十分な「進展」があれば十分との意見だが、ブレイナード理事は目標の「実現」を望んでいる。
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今週の 重要経済指標
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今日の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑120.44円 ↓114.48円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は117.46円。
117.46円より上ならばドル買い優勢、117.46円より下ならばドル売り優勢。
121.58円 : 第4レジスタンス(HBO)
120.44円 : 第3レジスタンス
119.30円 : 第2レジスタンス
118.95円 : 第1レジスタンス
118.22円 : 03月 高値(03/14終値時点)
117.46円 : ピボット
116.85円 : 03月 61.8%
116.43円 : 03月 平均値
115.97円 : 第1サポート
115.84円 : 2022年 平均値
115.68円 : 03月 38.2%
115.62円 : 第2サポート
114.65円 : 03月 安値
114.48円 : 第3サポート
113.47円 : 2022年 安値
113.34円 : 第4サポート(LBO)
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