優待弁護士・澤井康生さんプロフィール

Profile
澤井 康生(さわい やすお)
1994年早稲田大学政治経済学部卒業、警察官僚、警視庁刑事を経て2003年旧司法試験合格。秋法律事務所のパートナー弁護士、元警察官僚、ファイナンスMBA取得。もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家だったが、優待の魅力にハマり、現在は、株主優待メインで優待グルメ生活を送る。無類の甘党。

 今回は3月優待銘柄の中で、優待弁護士が最近買ったもしくは最近買い増しした銘柄を選び、優待弁護士の知識、経験、センスに基づいてベスト10に厳選しました。

 その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

 なお、株式市場は、コロナショックやウクライナショックで、価格動向が急変する可能性がある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し、自己の判断の責任で投資してください。

※株価は2022年3月8日終値

※楽天証券優待検索より

第1位:寿スピリッツ

銘柄名 寿スピリッツ コード 2222
株価* 6,000円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
自社グループ製品のお菓子、自社グループ直営店舗優待券(3,000円分)。
100株はお菓子2,000円相当、500株はお菓子4,000円相当、1,000株はお菓子4,000円相当に加えて自社グループ直営店舗優待券(3,000円分)。
3月

 お菓子の大手で、お土産用やギフト用のお菓子の製造販売、地域限定お菓子の製造販売の企業です。この銘柄は過去にこのコーナーでも何回か取り上げました。

 今までは100株保有で2,000円相当のお菓子をゲットしていたのですが、優待のお菓子が珍しくておいしいので、4,000円相当のお菓子をゲットする目的で、最近100株から500株に買い増しました。優待品のお菓子は地域限定のものが多いので、都内のスーパーマーケットなどではまず売ってない珍しいものがもらえます。

 このタイミングで買い増した理由は、株価動向もあります。2月で底打ちして反転し始めたのでちょうどいいタイミングかなと判断しました。

 ということで第1位は珍しくておいしいお菓子がもらえる、寿スピリッツです。

第2位:キーコーヒー

銘柄名 キーコーヒー コード 2594
株価* 2,020円 優待発生株数 100株、200株、300株、1,000株
優待内容
権利月
自社製品詰め合わせ。100株は1,000円相当、200株は2,000円相当、300株は3,000円相当、1,000株は5,000円相当。
3月、9月

 皆さんもご存じの、レギュラーコーヒーの製造販売の大手企業です。優待品はもちろん自社製品のコーヒー詰め合わせです。優待弁護士は今回初めてこの銘柄を買いました。

 コロナ禍で、自宅で仕事をするなど、家で過ごすことが多くなり、おうちでおいしいコーヒーを飲みたいな…という個人的なニーズが生じたためです。優待発生株数も100株から300株まで小刻みに設定されているのも良心的です。

 3月と9月の年に2回もらえる点もポイント高いですね。今回はとりあえずお試しで100株買いましたので、良かったら今後は必要に応じて買い増しするかもしれません。

 ということで、おうちや会社でおいしいコーヒーが飲みたい方にはキーコーヒーの優待がおススメです。

第3位:日阪製作所

銘柄名 日阪製作所 コード 6247
株価* 761円 優待発生株数 300株、1,000株
優待内容
権利月
クオカード。300株は1,000円分、1,000株は2,000円分。
3月
写真は優待弁護士が今までもらったクオカードの一部

 プレート式熱交換器、染色機器で首位の会社です。今回初めて優待が新設された銘柄です。優待弁護士も初めてこの銘柄を買いました。優待品は優待弁護士も大好物のクオカードです。コンビニエンスストアや大手書店やファミレスのデニーズでも使えるので日常生活でとても重宝します。

 この企業の優待は、3年以上継続保有するとクオカード1,000円分追加でもらえちゃいます。それからこの銘柄の特徴は配当利回りが4%近くあるということです。かなり高配当銘柄といえます。

 ということで、高配当でクオカードがもらえる点で日阪製作所もおススメです。

第4位:マツキヨココカラ&カンパニー

銘柄名 マツキヨココカラ&カンパニー コード 3088
株価* 4,340円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
自社グループ商品券。100株は2,000円分、500株は3,000円分、1,000株は5,000円分。
3月、9月

 都市型ドラッグストア大手の会社です。PB(プライベートブランド)や化粧品、医薬品にも強いです。2021年10月に、同じドラッグストアの大手、ココカラと経営統合しました。

 優待品はもちろん店舗で使える商品券です。優待弁護士は今まで500株保有だったのですが、今回は1,000株に買い増しました。ココカラと経営統合して、使える店舗がさらに拡大したからです。

 あとは、まったくの個人的事情で恐縮なのですが、事務所で仕事中に小腹が空いたときに食べるこんにゃくゼリーをよく買うので(笑)、ドラッグストアの買物券が必要だ、という事情もあります。

 この商品券は有効期限がないので、焦らずゆっくり使えるという点が特徴です。優待券の有効期限直前になって、焦って必要ない物を買ってしまうことがよくあるので、この点も重要なポイントです。

第5位:七十七銀行

銘柄名 七十七銀行 コード 8341
株価* 1,451円 優待発生株数 300株、1,000株、3,000株
優待内容
権利月
地元特産品またはギフトカード。300株は3,000円相当、1,000株は5,000円相当、3,000株は1万円相当。
3月(ただし2023年以降は1年以上の継続保有が必要)

 仙台を拠点とする、東北地方で最大の地銀です。今回初めて優待が新設された銘柄です。優待弁護士も初めてこの銘柄を買いました。

 優待品は、地元特産品の、仙台名産グルメやスイーツがもらえるのではないかと期待しています。ちなみに2022年3月は保有期間の制限はないのですが、来年以降は1年以上の継続保有が必要になります。

 この銘柄の特徴は、金融機関なので配当利回りが3.7%と高いことです。また今後は将来的には金利が上昇すると予想していますので、金融機関銘柄として株価の上昇も期待できそうです。優待弁護士は今回、お試しで最低の300株を買いましたが、優待品が良かったら今後買い増しするかもしれません。

 ということで仙台名産品への期待と高配当銘柄という点で七十七銀行の優待がおススメです。

第6位:JBイレブン

銘柄名 JBイレブン コード 3066
株価* 710円 優待発生株数 100株、500株、1,000株、2,000株
優待内容
権利月
食事券。100株は1,000円分、500株は5,000円分、1,000株は1万円分、2,000株は1万5,000円分。
3月、9月

 ラーメンの「一刻魁堂」や中華の「ロンフーダイニング」などを展開している東海地盤の会社です。優待品は店舗で使える食事券です。優待弁護士は以前から500株保有していたのですが、最近1,000株に買い増しました。

 JBイレブンの優待券はグルメ杵屋グループと元気寿司のお店でも使うことができます。これまた個人的事情で恐縮なのですが、うちの近所におそば屋さんの「そじ坊」があり、子供がおそば大好きでそじ坊の大ファンになってしまい、最近よく食べに行くようになりました。

 このような事情により食事券をたくさんゲットする必要が生じたわけです。また、JBイレブンの優待は年に2回もらえるのも高ポイントです。

 ということでラーメン、おそば、中華が大好きな方にはJBイレブンの優待がおススメです。

第7位:日本精鉱

銘柄名 日本精鉱 コード 5729
株価* 3,645円 優待発生株数 100株、500株
優待内容
権利月
クオカード。100株は1,000円分、500株は2,000円分。
3月

 難燃助剤用三酸化アンチモンで高いシェアを誇る会社で非鉄金属銘柄です。今回初めて優待が新設された銘柄です。優待弁護士も初めてこの銘柄を買いました。

 優待品は使い勝手のよいクオカードです。クオカード優待はいわゆるホワイトカードタイプとその企業のオリジナルデザインタイプとあるのですが、この銘柄はどちらのタイプでしょうか。クオカードが来てからのお楽しみです。この銘柄の特徴は配当利回りが3.6%とまあまあ高めで、株価もレンジ相場で安定しています。

 ということで高配当でクオカードがもらえる点で日本精鉱の優待がおススメです。

第8位:FOOD & LIFE COM

銘柄名 FOOD & LIFE COM コード 3563
株価* 3,285円 優待発生株数 100株、200株、400株、800株、2,000株
優待内容
権利月
優待割引券。100株は1,100円分、200株は1,650円分、400株は2,200円分、800株は4,400円分、2,000株は1万1,000円分。
3月、9月

 回転すし「スシロー」を展開している会社です。優待品はお店で使える割引券です。

 優待弁護士は今まで100株保有だったのですが、最近400株に買い増しました。買い増した理由は、事務所の近くにスシローがあってたまにランチで食べに行くことがあるからです。

 それから外食銘柄は今までコロナ禍で株価も低迷していたのですが、ようやく回復の兆しが見え始めたからです。また年に2回優待がもらえるのもポイントが高いです。

 ということで回転すし大好きな方には、FOOD & LIFE COMの優待がおススメです。

第9位:椿本興業

銘柄名 椿本興業 コード 8052
株価* 3,635円 優待発生株数 100株、200株、300株
優待内容
権利月
クオカード。100株は1,000円分、200株は2,000円分、300株は3,000円分。
3月、9月

 機械の中堅商社でモーターやチェーンなどの動伝商品を扱っています。今回初めて優待が新設された銘柄です。優待弁護士も初めてこの銘柄を買いました。

 優待品は使い勝手のよいクオカードです。100株、200株、300株と保有株数に比例してクオカード金額も高くなるシステムは極めて合理的です。しかも年に2回優待がもらえるのはポイント高いです。配当利回りも3.2%とまあまあ高めです。

 ということで、年に2回、クオカードが欲しい方には椿本興業の優待がおススメです。

第10位:滋賀銀行

銘柄名 滋賀銀行 コード 8366
株価* 2,138円 優待発生株数 200株、1,000株
優待内容
権利月
滋賀県特産品。200株は3,000円相当、1,000株は6,000円相当
3月(ただし1年以上の継続保有が必要)

 滋賀県内の融資シェア4割を誇る地銀です。今回初めて優待が新設された銘柄です。優待弁護士も初めてこの銘柄を買いました。

 優待品は滋賀県特産品です、まだカタログが発表されていません。6月に発表されるらしいのでお楽しみです。この銘柄の特徴ですが、金融機関なので利回りは2.8%とまあまあです。

 また将来的には、金利が上昇していくと予想できますので、金融機関銘柄として株価の上昇も期待できそうです。現に年末からいい感じで株価が上昇トレンドに乗っています。

 ということで、滋賀県名産品と株価上昇期待という点で滋賀銀行の優待がおススメです。