今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは116.45円
↓下値メドは114.75円
[新コロ] 3月末までに世界の人口の5割から8割がオミクロン株に感染か
[新コロ] 南アでオミクロンBA.2の感染が拡大
[インフレ] 米小売業界、価格決定力を徐々に取り戻す。ウォルマートはコスト上昇でも利益伸ばす
15日(水曜)のドル/円は横ばい。24時間のレンジは115.26円から115.87円。値幅は0.61円。
2022年の32営業日目は115.50円からスタート。日経平均株価の続落を横目に、東京時間夕方に115.26円まで下げて安値をつけましたが、115円は固い。
ここしばらくリスクオフの原因となっていた地政学リスクは、ロシア軍の一部がウクライナ国境付近から撤収との報道が伝わったことでとりあえず解決。NY株式市場の上昇と共に未明に115.87円まで上昇。しかし116円には届かずに、終値は115.61円(前日比+0.07円)。
レジスタンスは、115.88円(15日高値)、116.00円。
サポートは、115.45円(200時間移動平均)、115.00円、114.57円(1日安値)。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
勝ち残るには、損失の痛みに負けないメンタルを作り上げることが必要である
Man In The Mirror
ほんの数カ月前のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は「緩和縮小と利上げは別」だと述べ、利上げに消極的なスタンスでした。それが、今では緩和縮小を倍速ペースで進め、利上げは事実化。バランスシート縮小に着手するまで「タカ派」に変身しました。
マーケットは、米利上げを、2022年に6回x0.25パーセント、2023年に2回x0.25パーセントまで織り込んでいます。過去40年間経験してきた利上げサイクルとは、スピードが全く異なります。FRBは今年すべての会合で利上げする可能性さえ否定していない。市場が利上げに対応して上手く機能している限り、手綱を緩めるつもりはないようです。
FRBの金融政策は、雇用安定よりも物価安定(インフレ抑制)を重視する方向に完全に切り替りました。完全雇用をほぼ達成したというのがFRBの判断なので、3月FOMC(米連邦公開市場委員会)までにあと1回雇用統計の発表がありますが、失業率や就業者数が多少悪化したところで単なるノイズとして片付けられるでしょう。利上げを延期することはない。
雇用促進とインフレ対策のトレードオフ(失業率を低めようとすれば物価の上昇圧力が強まり、物価を安定させようとすれば失業率が高まる)において、インフレが可処分所得を圧迫し、政策が支援すべき人々にダメージを与えているかどうかが、FRBの判断基準。米国経済はもう十分に回復したので、これ以上流動性を増やすのは適当ではないとの結論に至ったのです。
新型コロナ下の経済は、FRBでも予測できない。中央銀行が何を話すかよりも、何をしたかに注目するべきです。それは利上げ方向だけではなく、逆の場合もありえるということです。FRBが現在予想するスピードと規模で利上げを続けたなら、米経済は確実にリセッション(景気後退)に陥るといわれています。利上げをするといいながら、実際は利上げしないというケースも想定したいです。
今週の 重要経済指標
今日の注目通貨: ユーロ/円
今週の予想レンジ ↑134.15円 ↓128.62円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は131.08円。
131.08円より上ならばユーロ買いが優勢、131.08円より下ならばユーロ売りが優勢。
2022年現時点の高値は133.15円、安値は128.25円。平均値は130.70円。
1日の最大値幅は2.35円、平均値幅は0.43円。
2022年の値幅は4.91円。
2021年の終値(130.96円)に比べて0.68円のユーロ高。
135.20円 : 第4 レジスタンス(HBO)
134.15円 : 第3 レジスタンス
134.12円 : 2021年 高値
133.15円 : 2022年 高値
133.09円 : 第2 レジスタンス
132.77円 : 第1 レジスタンス
131.38円 : ピボット
131.01円 : 02月 平均値
130.86円 : 02月 61.8%
130.70円 : 2022年 平均値
130.50円 : 02月 38.2%
130.00円 : 第1 サポート
129.68円 : 第2 サポート
128.87円 : 02月 安値
128.62円 : 第3 サポート
128.25円 : 2022年 安値
127.57円 : 第4 サポート(LBO)
2022年 ユーロ/円データ
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