気になるあの本をチェック!

ジェイソン流お金の増やし方

答えてくれた人

ぴあ株式会社
コンテンツ・コミュニケーション事業局
コンテンツ・プロデュース二部
コンテンツメディアユニット ユニット長

著者ってどんな人?

厚切りジェイソンさん
1986年アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳の時に、飛び級でミシガン州立大学へ入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士過程修了。現在は3姉妹のイクメンパパながらIT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼ with Orton」にレギュラー出演するほか、情報番組でコメンテーターを務め、ドラマや映画に出演するなど幅広く活動している。
 

編集者から見た著者はこんな人!

 毎日飲むコーヒー2リットルは自動販売機で買わず、業務スーパーの安いインスタントコーヒーを溶かしてペットボトルに入れて飲むという倹約家。取材時の移動も東京23区内であれば歩いてこられます。

 運動もジムではなく公園で運動をしたり、歩いたりなど、お金はかけていないのですが、すごく体も鍛えておられます。有言実行で、すぐに行い、やりぬく力が大変優れ、取材時にも常に周囲に気を使ってくださるなど、いつもみんなを楽しませてくださる方です。

どんな人にオススメ?

・お金を増やすことに興味があるけれども、何から始めればいいのか分からない人
・資産形成・投資デビューを考えている人
・投資というと、怖い、ギャンブルのイメージがあるものの、リスクが低い投資なら興味のある方

この本の、ここが読みどころ!

 今話題のFIRE(経済的自立と早期リタイア)できるほどの資産を築き、その投資法を紹介しています。ただ、単なる投資テクニックではなく、ジェイソンさんがお金を増やす理由は、「人生の選択肢を増やすため」。まさにジェイソンさんの投資哲学本です。

 投資と聞くと、ギャンブルや怖いというイメージを持つ方も多いですが、実際に紹介しているのは、リスクの低いやり方です。

 著書中では、「資産」を増やしたいなら、まずは支出の見直しから、と基本的ですぐにできることから説明しています。なんとなくコンビニに行くなどの無駄を省き、浮いたお金を投資に回すなど、お給料が少ない若い方でもできる意識改革から入るため、構えず、気軽に読み始められる点もこの本のオススメポイント。

 そして、実際に投資を始めた場合、複利により数十年後にはどのくらい増えるのかなど、身近で具体的な例も交えて分かりやすく紹介しています。

 投資を始めるのに適した日は「今日」。今日が一番若い日で、今やるかやらないかにより、数十年後の人生が変わるかもしれません。

「お金を増やしたいけれどどうしたらよいか分からない」、という人にこそ読んでほしい一冊です。

編集者の制作秘話

 ジェイソンさんのやり方は、まず支出を見直し、同じ方法で投資信託をし続け、そして、一度買ったら売らない、というやり方です。

 極めて、分かりやすく、シンプルで、簡単すぎるため、一冊の本にすることが一番難しかったのかもしれません(笑)。

 今春から高校の家庭科では資産運用などが必修となり、高校生にとっても資産運用や複利といった言葉が日常化されることが予想されます。

 投資初心者のみならず、高校の家庭科の先生方にも読んでいただき、授業にもお役立ていただきたいと思います。

 私自身もジェイソンさんに出会った日から投資信託を始め、コンビニやカフェに行く際にも、これは本当に必要な買い物なのかをまず考えてから購入するようになりました。

 銀行に定期などで預けても金利が低く、まったく増えないので、10年前に知っていたらよかったのに…と感じることが多々ありました。

 投資は危険ではないということが学べる、本当に分かりやすい本です。

 これを読んで、ぜひすぐに投資デビューしてください!