【お詫び】2月5日に公開した当記事において、つみたてNISAで投資できない投資信託が紹介されておりました。2月8日に修正しております。お客様には大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。今後このようなことがないよう、再発防止に取り組んでまいります。

お財布ノーダメージ!ポイント投資とは

 みなさん、こんにちは! トウシルにて、ポイント投資だけで300万円を目指す、という連載に挑戦中のポイントマニア&投資信託にも詳しい、まつのすけです。

 私は楽天グループのサービス利用で貯めに貯めた楽天ポイントを元手に、「ポイント投資だけで100万円!」という連載を始め、見事! 1年2カ月で100万円到達に成功しました。そして今は、次のステージである「300万円」を目指して、せっせとポイントを貯め、投資につぎ込んでいます。

 投資に興味はあるけれど、なかなか腰が上がらない人、損をするのが怖くて手が出せない人、そんな人におススメなのが「ポイント投資デビュー」。

 ポイント投資とは、楽天市場でのお買い物や、楽天トラベルなど、楽天グループのサービスを利用するともらえる「楽天ポイント」で、投資信託や株などの金融商品を購入できるサービスです。

 ポイントを貯めておいて、スポット購入するときにも使えるし、月々のつみたてにポイントを使うこともできます。ポイントで購入した株も通常の投資信託や株などと同じ扱いになるため、売却したいときにいつでも現金化できます。ポイントは1ポイントから1円単位で使えます。

 しかも! 500円分以上のポイント投資(投資信託)と※1楽天ポイントコースの設定で※2楽天市場の商品がポイント+1倍に! さらに、つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)なら、もうかったお金に税金がかからないため、お得感倍増です。

 ついついネットで買い物してしまい、現金が貯められない人は、ぜひそのお買い物で貯まったポイントを投資に回すことを考えてみてください。

※ポイント投資・SPU(スーパーポイントプログラム)などの詳しい条件はこちら>>

ポイントだけで300万円を目指す、まつのすけさんの連載はこちら!

つみたてNISA✕ポイント投資で買える投資信託ベスト6

 初心者の方の場合、「つみたてNISA口座を開設したものの、何を買っていいか分からない」という方が多いはず。そこで

1)ポイントで購入できる
2)つみたてNISAで毎月買える
3)初心者におススメ

 という条件のもと、私、まつのすけが厳選した、つみたてNISAで買いたい投資信託ベスト6を紹介していきましょう!

1位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド

■どんな商品?

 この投資信託を購入するだけで、日本、先進国、新興国など全世界の株式約8,800銘柄に、究極の分散投資ができる投資信託です。

■オススメな理由

1:世界全体にまるごと投資できるため、初心者の方の着実な資産形成に役立ちます。
2:「株式100%でいいの?」という疑問があるかもしれませんが、歴史的に見て最も期待リターンが高い資産クラスは株式です。個別株を買うのにためらいがある初心者は、この投資信託を買うことで、株式投資の強さを実感することができるはず。
3:管理費用(信託報酬含む)は「0.212%」とコスパ良し(つみたてNISA対象商品の信託報酬のうち、インデックス・ファンドの信託報酬は平均0.1~0.5%、アクティブファンドは平均0.9~1.3%)。

■注意点

 高いリターンが期待できる代わりに、リスクもある点に要注意。おおむね、標準的で年プラスマイナス20%程度のリスクがあり、リーマンショックやコロナショックなどの経済危機・金融危機が発生した場合は、一時的にマイナス40%程度、暴落する可能性もあります。

■初心者へのアドバイス

 価格がどんと下がっても長期保有のつもりでコツコツと積立を続けるのがオススメ。慌てて売ると損して終わってしまいます。向こう数十年、持ちっぱなしのつもりで、あまり一喜一憂せずに過ごしましょう!

2位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

■どんな商品?

 米国大型株で構成される「S&P500指数」に連動することをめざす投資信託。これ一つ買うだけで、中長期で経済成長が期待できる米国の主要産業を代表する約500社に投資できます。

■オススメな理由

1:私は向こう1~2年は米国株式に強気の投資スタンスです。今年は年初から崩れていますが、利上げ当初の中間反落を乗り越えて、2023~2024年までは大局的に堅調(上昇傾向)になると考えています。よって、1位に挙げた「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」よりも値上がりを期待できると考えています。
2:管理費用(信託報酬含む)が0.0968%以内とリーズナブル!
3:「S&P500指数」は、日本でもニュースになりやすく、上がった・下がった、という情報が入ってきやすいのもメリット!

■注意点

 未来永劫(えいごう)のホールドはおすすめできない点です。米国株バブルが崩壊すると、楽天・全世界株式インデックス・ファンドよりパフォーマンスが悪化するリスクがあるので、保有するとしたら2023年から長くて2027年ごろまでかな…と私は考えています。価格が崩れた場合はすぐ、世界株式へのスイッチングがおすすめです。

■初心者へのアドバイス

 余計なことはまったく考えたくない、ほったらかし投資希望の方は、1位で解説した「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のほうが向いているかもしれません。

3位:楽天・全米株式インデックス・ファンド

■どんな商品?

 米国の株式市場全体に幅広く投資する投資信託。米国株式市場の投資可能銘柄、約4,000銘柄に広く分散投資ができます。

■オススメな理由

1:誰もが知っている大企業だけでなく中小型株も網羅されているため、分散投資が行き届いており、価格が比較的安定しています。
2:S&P500よりは銘柄が分散されていて無難。かつ世界株全体よりはエッジが効いているというバランス力が魅力!
3:管理費用(信託報酬含む)が信託報酬は0.162%と、許容範囲レベル。

■注意点

 分散しているだけに、バブル期は一部の銘柄が高騰する可能性があり、S&P500連動の投資信託より、値上がり幅が大きくなる可能性があります。

■初心者へのアドバイス

 S&P500連動投資信託、全米株式投資信託の間で迷ってしまった場合は、資産を半分ずつ割って、両方につみたて投資するのも◎。

4位:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)

■どんな商品?

 日本以外の、海外の先進国・新興国の株式に投資する投資信託です。

■オススメな理由

1:日本株が含まれていないため、「どうせ日本株に投資するのなら、投資信託ではなく個別株式に挑戦したい!」という方におすすめです。この投資信託と、日本株の個別株を両方買ってみては?
2:外国株は、投資信託で市場全体のパフォーマンスを確保し、日本株は個別株で超過リターンを狙えます。
3:管理費用(信託報酬含む)が0.1144%と比較的低コスト!

■注意点

 初心者でもなんとなく分かる日本の経済状況。投資先からその「日本」が省かれているため、海外情報にアンテナを張っていないと、価格の下落や上昇の情報が入ってきにくい点。あと、日本が好景気になったときに、取り残され感がありちょっと寂しいかも。

■初心者へのアドバイス

 日本株の特徴としては、多くの時期は米国株よりリターンが低く、外国人投資家が日本株を買いたがるようなイベントが発生した際には価格が上がりがちになる傾向があります。したがって、そのような際には1位の「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」よりパフォーマンスが悪くなる可能性があります。

5位:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

■どんな商品?

 新興国株式市場に上場する約1,300銘柄に分散投資できる低コストな投資信託です。

■オススメな理由

1:発展途上の地域を青田買いし、長期的な成長に期待でき、新興国を応援できる点。
2:先進国に投資する投資信託と併せて購入すると、投資とのバランスが取れる点。
3:管理費用(信託報酬含む)が0.187%と平均レベルな点。

■注意点

 米国の金融引き締め・金利上昇懸念が強いのは、米ドル建て債務を抱えている新興国にとっては悪影響です。かつ、この商品の投資先のうち、中国が大きなウエートを占めているため、今後、突然の中国情勢悪化や規制ショックが生じる可能性があります。

■初心者へのアドバイス

 米国株関連投資信託と、新興国株投資信託など、先進国、新興国に分散投資しておくとバランス力アップ。新興国の成長を楽しみに長期保有するのがコツ。

6位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

■どんな商品?

 国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リートおよび先進国リートに、8分の1(12.5%)ずつ投資する投資信託です。

■オススメな理由

1:さまざまな投資先が含まれているので、金融商品の種類を知り、さまざまな値動きを学びたい人の勉強アイテムとして最適!
2:徹底した分散投資銘柄のため、株式100%やREIT100%の投資信託と比較すると値動きがマイルドです。
3:管理費用(信託報酬含む)が0.154%と低コストな点。

■注意点

 このまま世界的に金利が上昇した場合、25%の債券分では基準価額が低下する恐れがあるので(※)、その点には注意してください。※金利が上昇すると債券価格は下落する関係にあり、投資信託の債券は時価評価するので、基準価額が低下します。

■初心者へのアドバイス

 株式100%の投信と比較するとリターンが低い傾向にあるので、リスクを抑えたい方、株式・債券・REITに分散投資したい方に向いています。ただし、今後は世界的にインフレ対策による金利上昇の懸念があり、債券には逆風が吹いている点がマイナスポイントです。