今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは116.10円
↓下値メドは114.25円
[豪ドル] RBAは量的緩和終了へ
[トルコ] トルコ中銀、利下げを2022年第1四半期まで続ける考え
[気候変動] 中国の温室効果ガス排出量は毎年90億トン以上、2007年以降は米国を抜いて世界最大
[IMF] 2022年世界成長見通しを4.9%から4.4%に下方修正
週明け31日(月曜)のドル/円はやや「円高」。24時間のレンジは114.92円から115.59円。値幅は0.67円。
2022年の21営業日目は115.27円からスタート。日経平均株価が上昇、リスクオンのなかで東京時間正午頃に115.59円まで上昇。しかし28日につけた先週の高値(115.68円)の手前で折り返すと、明け方に一時115円を抜け安値114.92円まで下落。終値は115.12円(前日比▲0.11円)
今週は月の第1週ということで、米ISM、米雇用統計や欧州CPIなど、重要指標が集中。それだけではなくRBA(豪準備銀行)、ECB(欧州中央銀行)、BOE(イングランド銀行)が政策金利を発表する「中央銀行ウィーク」でもあります。スケジュールは次ページの経済カレンダーを参照ください。
RBAは、今日の会合で、量的緩和政策を「縮小」するのではなく、一気に停止するとの予想が出ています。BOEは利上げの予想。さらにFRBよりも先に、バランスシート縮小を開始するとの予想があります。欧州では、ドイツのインフレ率が予想を大幅に超えて、もはや「インフレは一過性」という考えが通じない状況。ECBが否定しても、マーケットは年内利上げを織り込み始めています。1月はドルが主導するマーケットでした。2月の第1週は他通貨の反撃が期待できそうです。
今日のピボットは豪ドル/円。本日のRBA政策金利発表前にぜひ上下のメドをご確認ください。
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主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
最も重要なことは「勝つ」こと。すべてが勝利に帰結する - アイルトン・セナ
Go Your Own Way
2022年1月のレンジは113.47円から116.35円。値幅は2.88円。
1月は115.05円からスタート。年明けの円安スタートダッシュで4日に116.35円まで一気に上昇したものの、あっという間に失速。116円台は、米雇用統計の発表があった7日が最後となりました。
2022年のマーケットを動かす材料。それは中央銀行の「先が読めない」金融政策。日銀が政策決定会合で2%物価目標の達成を待たずに「利上げ」する可能性があるとの観測記事が出たことで、月半ばに113円台前半まで円高。もっとも、日銀が本気で検討していたところで、日本の株式市場のパニックを想像すると、日銀総裁は利上げの「り」も口にできるわけがない。一方で米国は3月利上げの可能性が濃くなるなかで、金利差ではドルが断然有利ということで115円まで戻しました。
しかし、米長期金利1.8%を超えるあたりから、金利上昇はコロナ禍から立ち直る米経済を象徴する「リスクオン」から、株式市場にマイナスの「リスクオフ」へと見方が切り替わった。FOMC(米連邦公開市場委員会)が金融政策正常化へ向かって進むスピードがあまりにも速いことを心配した米株式市場が大幅下落。ドル/円は円高に動き、27日に113.47円をつけました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)は25、26日に行われた1月定例会合において、米経済がこれ以上の高次元の金融支援を必要としなくなったとして、利上げ開始が近く適切になるとの認識を示しました。そして利上げ開始後にはバランスシート縮小を行うことも示唆。
FRB(米連邦準備制度理事会)は3月の(0.25%ではなく)0.5%利上げを含め、今年すべての会合で利上げする可能性を否定していない。我思う「米国の経済成長はより速く、労働市場はより強く、インフレはより高く」、故に「より大きい利上げ、より早いバランスシート縮小」あり。これがFOMC(米連邦公開市場委員会)からのメッセージ。
FRBの考えを汲んだマーケットはすでに、今年中に5回 x 0.25%の利上げをするところまで織り込んでいます。加えて夏前からのバランスシート縮小開始も覚悟。FRBの金融政策に関しては、「強気材料」は全て取り入れたともいえます。それでも116円に戻れない。120円を標榜するドル強気派(円弱気派)にとっては残念な状況になっています。
1月の終値は115.12円。前月比+0.03円の円安と、ほぼ横ばい。
1日の最大値動きは1.10円。平均値動きは0.68円。
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今週の 重要経済指標
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今日の注目通貨:豪ドル/円
今週の予想レンジ ↑82.73円 ↓79.16円
今週の豪ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は、80.94円。
80.94円より上ならば豪ドル買いが優勢、80.94円より下ならば豪ドル売りが優勢。
2022年の高値は84.30円、安値は80.37円。平均値は82.33円。
1日の最大値幅は1.33円、平均値幅は0.86円。
2022年の値幅は3.93円。
2021年の終値(83.70円)に比べて2.80円の豪ドル安。
86.25円 : 2021年 高値
84.30円 : 01月 高値
83.41円 : 第4レジスタンス (HBO)
82.80円 : 01月 61.8%
82.73円 : 第3レジスタンス
82.33円 : 01月 平均値
82.04円 : 第2レジスタンス
81.87円 : 01月 38.2%
81.83円 : 第1レジスタンス
80.94円 : ピボット
80.37円 : 01月 安値
80.05円 : 第1サポート
79.84円 : 第2サポート
79.16円 : 第3サポート
78.47円 : 第4サポート (LBO)
77.89円 : 2021年 安値
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2021年 豪ドル/円データ
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