今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.60円
↓下値メドは113.15円
[地政学リスク] 欧州向けロシアの石油と天然ガスの1/3はウクライナ経由
[気候変動] 中国の景気減速は意図的? 冬季オリンピックに「青空」をつくるため経済活動を制限
[インフレ] 配達の遅れや品不足は、その業界が価格決定力を持っていないしるし
24日週明けのドル/円は「円安」。24時間のレンジは113.47円から114.00円。値幅は0.53円。
2022年の16営業日目は113.64円からスタート。東京時間朝に114円乗を試すが失敗すると夜のはじめ頃に113.47円まで下げて14日につけた年初来安値(113.48円)をわずかに更新。
今週のFOMC(米連邦公開市場委員会)に備えたポジション調整とロシアのウクライナ軍事侵攻の懸念でNY株式市場のダウ平均株価は一時1100ドル超下落。しかし引けにかけて反発して、前日比プラスで終了。ドル/円も買い戻されて114.00円をつけました。終値は113.98円(前日比+0.28円)。
レジスタンスは、114円ちょうどをブレークしたので、次は200時間移動平均の114.23円。その上は114.80円。サポートは、1月24日安値の113.47円、その下は112.82円。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
大切なのは「時」を待つ姿勢。ただ単に待ち続けるという受身の姿勢では勝機を見逃す。かといって「時」をつくろうとすると焦りにつながる。要は、積極的につくり、待つという姿勢が肝要なのである
Time After Time
インフレに関して、FRB(米連邦準備制度理事会)は「著しくエスカレートしている」ことを認めています。エスカレートしているけれど「一過性」なのか、それとも「長く続く」のか。実はこの点がたいへん重要なのです。今年になってからのFRB高官の発言をよく聞くと、供給サイドのインフレ圧力が強まっていることを認めながらも、こうした圧力はサプライチェーンの修復にともない夏までには沈静化するだろうというのが見解の主流です。
FRBは今年3回(75bp)利上げするところまでマーケットはすでに織り込んでいいます。ドル/円が116円に戻し、さらに2017年以来の118円台を目指すためには、それ以上の利上げ、つまりインフレが夏以降も持続するという見通しが必要です。ドル/円が下落しているのは、インフレは長期化しないというFRBの見解を正しく受け取ったからだもいえます。
今後数カ月でインフレ率がピークに達するならば、FRBが金融市場を過度に混乱させないペースでバランスシートを縮小する進めることができます。いずれにしても、FRBがどのような考えを持っているかは、今週の2022年最初のFOMC(米連邦公開市場委員会)で示されるでしょう。
FRBは、緩和縮小と利上げは別物だと繰り返してきましたが、緩和縮小は、FRB金融政策正常化というフルコース料理でいえば前菜。前菜の次はメインディッシュの「利上げ」を期待するのは当然です。
しかし、緩和縮小は、雇用に関わる政策。利上げはインフレに関わる政策と、目的が違います。順序としては、まず量的緩和を終了して政策をニュートラルに戻す。金融引締めの利上げはその次の段階になります。ところが、 インフレ目標が完全雇用より先に達成される可能性が高いという状況が起きています。つまり、前菜(緩和縮小)の前にメイン(利上げ)をマーケットに提供しなくてはいけない。
今週のFOMCで、「完全雇用の達成」宣言が出されるも注目点のひとつです。金融政策正常化というフルコースが順番通り間違いなく提供されていることを明らかにするもので、利上げに向けた強いゴーサインでもあります。
今週の 重要経済指標
今日の注目通貨:ユーロ/円
今週の予想レンジ ↑132.03円 ↓127.80円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は129.41円。
129.41円より上ならばユーロ買いが優勢、129.41円より下ならばユーロ売りが優勢。
2022年現時点の高値は131.60円、安値は128.56円。平均値は130.08円。
1日の最大値幅は1.48円、平均値幅は0.88円。
年初からの値幅は3.04円。昨年終値比1.36円のユーロ安。
134.12円 : 2021年 高値
133.03円 : 第4 レジスタンス(HBO)
132.03円 : 第3 レジスタンス
131.60円 : 01月 高値
131.03円 : 第2 レジスタンス
130.72円 : 第1 レジスタンス
130.38円 : 01月 61.8%
130.00円 : 01月 平均値
129.62円 : 01月 38.2%
129.41円 : ピボット
128.40円 : 01月 安値
128.10円 : 第1 サポート
127.80円 : 第2 サポート
126.80円 : 第3 サポート
125.80円 : 第4 サポート(LBO)
125.09円 : 2021年 安値
2022年 ユーロ/円データ
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