今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.60円
↓下値メドは112.60円
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17日(金曜)のドル/円は、113円台で横ばい。高値113.85円、安値113.14円、1日の値幅0.71円。
この日は113.66円からスタート。タカ派FRBでも上値の重さは変わらず、東京時間朝に113.85円をつけて上昇はストップ。夜遅くになって113.14円まで下げましたが、再び戻して終値は113.70円(前日比+0.01円)
この日も113.90円から114円を走る抵抗ゾーンの手前で足踏み。113円台を抜け出すことはできませんでした。日銀と他の中央銀行の政策の違いは、来年はからいっそう広がることになり、金利差拡大でいえば円安。ただクリスマスと年末で世界的に流動性が低下するこれからの2週間は、あえてポジションを取るトレーダーは少ないようです。
先週は世界の主要中央銀行が2021年最後の政策会合を開きました。FOMC(米連邦公開市場委員会)は緩和縮小のダブルスピードを決定。2022年前半に利上げを目指します。ECB(欧州中央銀行)は来年3月以降、緩和縮小を強化する方針を確認。BOE(イングランド銀行)は一足早く利上げを実施。そのなかで、日銀だけは量的緩和の継続を宣言しています。
主要指標 終値
今日の為替トレッキング
今日の一言
「勉強」とは与えられた知識を吸収すること。「研究」とは立てた仮説を検証すること
Wild World
トルコリラが史上最安値を更新中です。トルコリラは、今年1年間だけでドルに対して50%も安くなっていますが、それでも下げ止まる気配はありません。インフレ率を下げるよりも、国内景気(と自分の支持率)を上げたいと考えるトルコのエルドアン大統領は、トルコ中銀に利下げを強制しているからです。トルコのインフレ率は21%、政策金利は14%。実質マイナス金利なので、トルコリラで銀行に預金するほどお金が減ることになります。そのためトルコ国民のドル預金(資産のドル化)が急増しています。
この日のマーケットでは対ドルではついに1ドル=17リラを超え、17.15リラまでリラ安になりました。対円では一時6.56円まで史上最安値を更新中。トルコ中銀はリラ買い支えの介入を実施した模様ですが、これで危機が去ったなどとはマーケットの誰も思っていません。投資家はトルコの株式市場、債券市場から次々と資金を引き揚げています。
年末でさらに流動性がなくなるマーケットで、トルコリラに予測できない動きが発生するリスクは高まっています。
今日の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑114.83円 ↓112.58円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は113.70円。
113.70円より上ならばドル買い優勢、113.70円より下ならばドル売り優勢。
2021年これまでの高値は115.52円、安値は102.59円。平均値は109.06円。
1日の最大値動きは2.32円、最小値動きは0.18円。平均値動きは0.59円。
2021年のこれまでの値幅は12.92円。
115.52円 : 2021年 高値
115.51円 : 2017年 03月 高値
115.26円 : 第4レジスタンス(HBO)
114.83円 : 第3レジスタンス
114.40円 : 第2レジスタンス
114.27円 : 12月 高値
114.27円 : 第1レジスタンス
113.70円 : ピボット
113.62円 : 12月 61.8%
113.41円 : 12月 平均値
113.21円 : 12月 38.2%
113.14円 : 第1サポート
113.01円 : 第2サポート
112.58円 : 第3サポート
112.56円 : 12月 安値
111.98円 : 第4サポート(LBO)
2021年 ドル/円データ
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