今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは114.70円
↓下値メドは113.40円
(欧州)インフレ対応の遅れでラガルドECB総裁にドイツ国内から批判
(欧州)コロナ感染再拡大と流通網の目詰まりが欧州のクリスマス商戦に暗い影
15日(月曜)のドル/円は「円安」。高値114.21円、安値113.75円、1日の値幅0.46円。
東京午前中にその日の高値(安値)をつけてしまうというのが、先週から続いているドル/円のパターン。先週金曜日は東京時間に高値をつけてから下落しました。
週明けは113.93円からスタート。今回は東京時間午前に安値をつけるというパターンで、113.75円が当日安値。NY時間には114円を超えて、114.21円まで上伸。終値は114.13円(前日比+0.21円)
この日も114.20-40円の抵抗ゾーンでピタリと止まりました。米長期金利が1.6%を超えて上昇しているにもかかわらず、足踏み状態が続いています。ここを超えることができたら、年初来高値の114.70円への挑戦権が手に入ります。
下は113.50-80円が短期サポートゾーン。200時間移動平均線は113.77円前後。11月の高値と安値の50%は113.58円。上下どちらでもいいですが、さすがに抜けてほしいですね。今夜は米10月小売売上高の発表があります。
ドル/円はレンジですが、ユーロは動きました。
週明けのユーロ/円は「ユーロ安」。高値130.60円、安値129.68円。 欧州時間午前の130.60円がトップ。131円台は3営業日失敗して、NY時間に129.61円まで下落、10月11日以来1ヵ月ぶりの安値をつけました。終値は129.76円(前日比▲0.61円)。
主要指標 終値
今日の為替トレッキング
今日の一言
困難の中に、機会がある - アインシュタイン
What A Feeling
今夜は10月の小売売上高が発表されます。米国は世界一の消費大国であり、個人消費が米国GDP(国内総生産)の約70%を占めます。個人消費の動向を示す小売売上高は、米国の景気先行きを判断するための重要なデータ。また米国の個人消費は世界のGDPの約17%を占めているため、世界経済に与える影響も大きいのです。
アメリカ人消費者はコロナ給付金という臨時収入を使い果たしまって小売売上高は減少するとの見方でしたが、9月の小売売上高は意外な強さを見せ、前月比マイナスの予想に反して+0.7%の結果でした。10月も+1.2%へ、さらに上昇するとの予想。
コロナ移動制限の緩和が広がるにつれて、「モノ」への支出が減り「コト(サービス)」へ支出が増えるため、小売売上高の減少がすなわち米国の景気悪化とはいえません。サービスへの支出が増えることは米国経済にとっては悪いことではありませんが、米国にモノを輸出する国にとって、米国の消費後退は痛手であり、コロナからの経済回復が遅れることになります。
しかし、消費者のセンチメントは悪化しています。週末に発表されたミシガン大学消費者態度指数は、過去10年間で最低の水準まで低下しました。その原因は「物価高」。回答者の4人に一人が「インフレのせいで来年は収入が目減りして、生活水準が下がるだろう」と、米政府のインフレ対策が遅れていることに不満を持っています。米10月消費者物価指数は大幅に上昇して、1990年11月以来約31年ぶりの6%台になっています。
今日の注目通貨:ユーロ/円
今週の予想レンジ ↑131.71円 ↓128.53円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は130.12円。
130.12円より上ならばユーロ買いが優勢、130.12円より下ならばユーロ売りが優勢。
134.12円 : 2021年 高値
132.56円 : 11月 高値
132.31円 : 第4 レジスタンス(HBO)
131.71円 : 第3 レジスタンス
131.46円 : 11月 61.8%
131.42円 : 11月 平均値
131.10円 : 第2 レジスタンス
130.91円 : 第1 レジスタンス
130.78円 : 11月 38.2%
130.12円 : ピボット
129.68円 : 11月 安値
129.32円 : 第1 サポート
129.14円 : 第2 サポート
128.53円 : 第3 サポート
129.72円 : 第4 サポート(LBO)
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