今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは113.75円
↓下値メドは112.15円
東欧の新型コロナ感染再拡大が深刻。ルーマニアの人口比感染死亡率は世界最悪
ドル/円は「円高」。高値113.29円、安値112.73円、1日の値幅0.57円。
この日は113.22円からスタート。東京時間朝につけた113.29円で早々に上昇を止められて、1カ月ぶりの112円台へ入ると、東京時間午後には112.73円まで下落。欧州時間に113円に戻す場面もありましたが長くは続かず、終値は112.88円(前日比▲0.34円)
この日の円高にパニックはなく、むしろ押し目買いを待っていたFX投資家にとって112円台入りは朗報。短期的には112.70-80円がサポートゾーン。ただここを切ると一気に112.00円まで下げるリスクも。
レジスタンスは 200時間移動平均線113.68円前後から114.00円。FOMC(米連邦公開市場委員会)が緩和縮小を正式決定、雇用統計は予想以上に雇用が増えました。これだけの好材料が揃いながら、ドル/円は上昇に失敗。トレンドが円高方向に転換したと判断するのはまだ早いですが、114円台に戻し、今年の高値114.70円にチャレンジできるようなパワーも今はありません。しかし、今夜の米CPI(消費者物価指数)で米長期金利が上昇に転じるなら、ドル高のチャンスは残っています。米CPIについて次ページをご覧ください。
主要指標 終値
今日の為替トレッキング
今日の一言
普通の人間が持って生まれる財産と言えば、時間だけだ
Get Lucky
今夜は10月の米消費者物価指数(CPI)の発表があります。
米国のインフレは中古車自動車価格から始まりました。中古車価格が高騰したのは、コロナで自動車通勤の需要が急増したことに加え、半導体チップの供給不足による新車生産の大幅な遅れが理由でした。しかし、ここ数カ月は中古車価格も落ち着き、FRBの「インフレは一過性」で終わるという主張の証拠にもなっています。
ところが、ここに安心するのはまだ早い、インフレはしつこいというデータがあります。
マンハイムは、米国最大の自動車オークション会社で、米国内の約80カ所の拠点から年間約600万台の自動車を販売しています。ライブ・オークションとデジタル・オークションの両方を運営しており、入札者はリアルタイムで参加することができます。
中古車価格は今年の夏にピークを迎えたと言われていましたが、最近のマンハイムオークションでは、今年の最大の月間上昇幅2回分に匹敵する8.3%の急上昇。マンハイムのオークションの動向は、数カ月の遅れをもって中古車小売価格に反映されるので、今後発表される消費者物価指数(CPI)にアップサイドリスクがあります。
日本では交通網が発達しているので、中古車価格が急上昇したところでインフレの実感はわかない。一部の商品が高くなっただけで、運転しない人にとっては関係ないことです。インフレはグローバルではなく、ローカルな問題だといわれる理由です。
しかし、食料品はそうはいかない。ドライブをしない人は大勢いるが、食事をしない人はいない。先進国の食料品価格は、農業生産国のエネルギー価格と労働コストが大部分を占めます。最近では中東の政府が小麦を大量に購入したり、中国人が食料の備蓄を増やしたりするなどパニック買いが発生しています。日本にも食料品インフレがやってきています。食料品インフレは、ローカルではなくグローバルな問題です。
今日の注目通貨:ドル/円
今週の予想レンジ ↑114.78円、↓112.49円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は113.63円。
113.63円より上ならばドル買い優勢、113.63円より下ならばドル売り優勢。
2021年これまでの高値は114.70円、安値は102.59円。平均値は108.65円。
1日の最大値動きは1.24円、最小値動きは0.18円。平均値動きは0.57円。
2021年のこれまでの値幅は12.11円。
115.51円 : 2017年 03月 高値
115.21円 : 第4レジスタンス(HBO)
114.95円 : 2017年 02月 高値
114.78円 : 第3レジスタンス
114.70円 : 2021年 高値
114.55円 : 2018年 高値
114.44円 : 11月 高値
114.34円 : 第2レジスタンス
114.20円 : 第1レジスタンス
113.79円 : 11月 61.8%
113.58円 : 11月 平均値
113.63円 : ピボット
113.38円 : 11月 38.2%
113.06円 : 第1サポート
112.93円 : 第2サポート
112.73円 : 11月 安値
112.49円 : 第3サポート
112.05円 : 第4サポート(LBO)
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