今日のレンジ予測
［本日のドル/円］
↑上値メドは110.85円
↓下値メドは108.80円
先入観を捨て、労働の柔軟性と機会の平等をつくることが、これからの国家の競争力を決定する
19日（木曜）のドル/円は、「円安」圏で横ばい。高値110.23円、安値109.48円、1日の値幅0.02円。
この日は、 109.76円からスタート。東京時間午前に110円台にのせて110.23円をつける。しかしそこからは下げ一方で、欧州時間の朝に109.48円まで大きく売られました。109.50円以下で待っていた買いに止められて安値は昨日と同レベル。終値は109.78円（前日比+0.02円）。
ドル/円は2日連続で110円台に挑戦中。しかし終値は109円台に押し戻されました。米長期金利1.30％という水準が、ドル/円が110円台を維持するための条件のひとつ。この日の米10年債利回りは1.24％まで低下しました。米長期金利が低位安定する限り、円安の上限も限定的と思われます。
19日のユーロ/円は下落。高値128.71円、安値127.93円。130円が遠くなりました。
129円台手前からすでに売りが厚くなっていて、この日の上昇は128.71円でストップ。欧州時間朝には一時127.93円まで下落して2月24日以来の安値を更新。水準でいえば、欧州でワクチン展開が始まったばかりの頃に逆戻りしたことになります。終値は128.20円（前日比▲0.34円）。
リスクオフでドル全面高の展開。そのなかでユーロ、ポンドが下落しています。しかしそれ以上に下落が目立つのはオセアニア通貨。RBNZ（NZ準備銀行）は、NZの全土ロックダウンを理由に利上げを延期しましたが、NZドルは年初来安値を更新しました。豪ドルも今年の安値を更新しています。豪ドルに何が起きている？
主要指標 終値
今日の一言
人生の大きな目的は知識の向こうにある行動である - トマス・ハクスリー
Break My Stride xxx Never Really Over xxx夢で逢えたら
すでに80円を下回り、今年1月以来の「豪ドル安」水準まで下がってきている豪ドル/円。この日は79.39円からスタートして東京時間午前につけた79.54円が高値。そこから欧州時間にかけて下げ続け、 78.24円をつけて今年の安値を更新。終値は78.48円（前日比▲0.95円）。
豪ドルが売られているのには、いくつかの理由があります。
まずは新型コロナの感染が高止まりしていて、今後数週間で急増する危険が高まっていること。コロナは世界共通の問題ですが、オーストラリアは、ワクチン接種率の「低さ」が、先進国のなかでも目立っています。豪のモリソン首相は、コロナ対策が失敗したとの批判を受けて支持が急落しました。
RBA（豪準備銀行）は、「利上げは2024年以降」との見通しを示しています。FRB（米連邦準備制度理事会）は、2023年から利上げを開始する計画。豪ドルと米ドルには利上げに1年の開きがあるわけで、相対的金利差の魅力が薄れていることも豪ドル離れの理由のひとつ。さらに、最大貿易相手国の中国の成長懸念に加え、主要輸出品である鉄鉱石価格の下落も豪経済には懸念材料。RBAは9月に債券購入を減額する考えを示していましたが、延期する可能性もいわれています。
今日の注目通貨：ドル/円
予想レンジ ↑111.14円、↓108.63円
ドル/円のピボット（ブルベア判断の分かれ目）は109.89円。109.89円より上ならばドル買い優勢、109.89円より下ならばドル売り優勢。
2021年これまでの高値は111.66円、安値は102.59円。平均値は107.13円、値幅は9.07円。
1日の最大値幅は1.14円、最小値幅は0.18円。平均値幅は0.57円。
先週末の終値は、2020年終値に比べて6.31円の円安。
112.40円 ： 2019年 高値（19年04月24日）
112.22円 ： 2020年 高値（20年02月20日）
111.66円 ： 2021年 高値
111.62円 ： 第4レジスタンス（HBO）
111.14円 ： 第3レジスタンス
110.80円 ： 08月 高値
110.66円 ： 第2レジスタンス
110.52円 ： 第1レジスタンス
110.01円 ： 08月 61.8%
109.89円 ： ピボット
109.76円 ： 08月 平均値
109.52円 ： 08月 38.2%
109.26円 ： 第1サポート
109.11円 ： 第2サポート
108.72円 ： 08月 安値
108.63円 ： 第3サポート
108.15円 ： 第4サポート（LBO）
107.32円 ： 2019年 安値
2021年 ドル/円データ
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。