6926 岡谷電機産業 東証1部

 8月10日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+34.3%の6.5億円、経常利益は+32.5%の6.2億円の増収・増益の見通し。5月12日時点の予想と終わらず。

 産業機器、エアコンなど電子機器のノイズやサージ対策用コンデンサーが主力。電磁パルス関連、電気自動車関連の一面も持っています。

 2009年10月24日の205円からの長期上昇トレンド(A)の中にあり、2011年3月4日の600円まで上昇したところで、東日本大震災を受けて急落。その後、2012年6月4日の276円で底打ちし、ここからのもみあいで11月14日の298円を2番底としながらアベノミクス相場にサポートされ、2015年3月25日の498円まで上昇しました。

 ここからいったん調整入りとなり、2016年6月24日の350円を安値に、角度の大きい短期上昇トレンド(B)へ移行。この中で今年の9月22日の586円まで上昇後、押し目形成となりました。直近は10月6日に494円の安値をつけて、小さな三角保ち合い(C)となって10月19日に529円で上放れし買い転換となっています。

 

 

6332 月島機械 東証1部

 8月4日発表の2018年3月期決算予想は、2017年3月期比で営業利益+19.7%の42億円、経常利益+14.5%の44億円と増収・増益の見通し。5月12日時点の予想と変わらず。

 2015年5月27日の1,398円を高値に、8月25日の945円まで下げ、反発後は再び下げて下向きの先細り三角形(A)となっています。この中で2016年6月24日の864円を安値に上放れとなり、上昇トレンド(B)へ転換。この上昇トレンド(B)の中で今年の2月22日に1,321円まで上昇後、4月21日の1,081円まで押し目を入れ再上昇。9月15日には1,439円と年初来高値更新となりました。現在は買われ過ぎからの反落となり、10月20日に1,313円で短期の売り転換(押し目買い)となっているところです。

 

 

6632 JVCケンウッド 東証1部

 7月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+10.7%の64億円、経常利益は+21.7%の44億円の増収・増益の見通し。4月27日時点の予想を変わらず。

※悪質ドライバー批判から、新車にドライブレコーダー搭載が義務付けられる可能性があり、その他自動運転の材料もあります。

 2012年11月13日の245円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、2013年1月22日の335円まで上昇するものの、業績悪化によって下降トレンド(A)入りとなりました。この中で2013年11月11日の159円で底打ち。2014年5月30日の187円を2番底にして、下降トレンド(A)を上放れし、8月25日の325円まで上昇しました。ここで10月31日の202円まで下げたあと、業績回復期待から大きく上昇し、2015年3月12日の419円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換。2016年6月28日には201円まで下げ、2014年10月31日の202円に対するダブル底の形となって、上昇トレンド(C)へ移行しています。この上昇トレンド(C)の中で、12月7日の346円まで上昇し、今年の4月14日の259円まで押し目を入れたのち、反発。現在は10月19日に356円をつけて押し目を形成しているところです。

 

 

6474 不二越 東証1部

 10月5日発表の2017年11月期本決算予想は。2016年12月期比で営業利益+43.6%の160億円、経常利益80.3%の140億円の増収・増益の見通し。1月11日時、4月4日時点の予想と変わらず。

※工具、ベアリング、産業用ロボット大手で、直近発表された受注額は拡大し、そのうちロボットは前年同期比で52%と急増。業績上方修正の期待も。

 2012年9月6日の212円で底打ちとなり、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2014年9月29日の816円の高値をつけ、ここをピークに三角保ち合い(B)を形成して下放れしました。その後、2015年10月2日の477円まで下げ、11月19日の601円まで自律反発後、下降トレンド(C)入りとなりました。この下降トレンド(C)の中で2016年7月8日の257円で底打ちとなり、上昇トレンド(D)へ転換。この上昇トレンド(D)の中で今年の3月9日に638円まで上昇後、557~640円のボックス相場となっていましたが、10月3日に644円で買い転換となって上放れとなっています。

 

 

3355 クリヤマHLDG 東証2部

 8月10日発表の2017年12月期本決算予想は、2016年12月期比で営業利益+5.6%の21億円、経常利益+5.0%の24億円と増収・増益の見通し。2月10日時点、5月12日時点、8月4日時点の予想と変わらず。

 2015年7月15日の2,269円を高値に下降トレンド(A)を形成。この中で2016年4月8日の958円で1番底、8月12日の1,063円で2番底となって、上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の7月26日に2,300円を付け、2015年7月15日の2,269円を更新。しかし、いったん下落となり、9月5日に1,675円まで押し目を入れてもみあいに。9月28日に1,815円で買い転換となっています。