私は本業が弁護士の兼業投資家です。

 もともとはJ-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)専門投資家でしたが、数年前から個別株にシフトし、現在は主に優待銘柄を中心に投資しています。優待にはまったきっかけは、魅力的な優待品。外食や買い物に優待券を使って楽しんでいます。

 今回はいろいろな優待品がある8月優待銘柄の中から優待弁護士の知識、経験、センスに基づいてグルメ・スイーツ優待をセレクトしました。

 その他の判断基準としては株価動向も加味し、戦略的に買っていきたい銘柄を選びました。

 なお、株式市場はコロナ・ショックで下落し、まだ回復途上にある銘柄もありますので、株を買うときは最新の株価を確認し自己の判断の責任で投資してください。

楽天証券優待検索より

第1位:コメダホールディングス

銘柄名 コメダホールディングス コード 3543
株価 2,082円  優待発生株数 100株
優待内容
権利月
1,000円分の電子マネー
8月、2月

 皆さんご存じのコメダ珈琲店のコメダです。私もコメダのスイーツが大好きなスイーツ弁護士なのでよく高田馬場などの店舗に食べに行きます。優待品は店舗で使える1,000円分の電子マネーです。

 1,000円あればコメダ名物のシロノワールが食べられます。ちなみに今は季節限定でシロノワール瀬戸内レモン味があるそうです。

 さらにコメダホールディングスのすごいところは5月の定時株主総会で議決権を行使すると議案の賛否にかかわらず500円分追加チャージしてくれるのです。

 コメダの優待は8月と2月の年に2回なのでホールディングスの株主となってさらに定時株主総会で議決権(会社法308条、309条)を行使すると年間で2,500円分の電子マネーがもらえるという計算です。

 気になる株価動向ですが、ここ半年はほぼ右肩上がりなので、期待して買うことができるのではないでしょうか。

第2位:壱番屋

銘柄名 壱番屋 コード 7630
株価 4,985円  優待発生株数 100株~2,000株
優待内容

権利月
食事券。100株は1,000円分、200株は2,000円分、1,000株は6,000円分、
2,000株は1万2,000円分。
8月、2月

 カレーのココイチで有名な壱番屋です。私もカレー大好き弁護士なのでよく事務所近くの早稲田通りのお店に食べに行っています。優待品はもちろんお店で使える食事券です。年2回優待です。

 私はいつも200株で2,000円分の食事券をゲットしています。壱番屋の株価はまあまあお高いので次は1,000株保有できるようになるのが目標です。

 気になる株価動向ですが、緊急事態宣言の影響で5月末までは下落トレンドでしたが、宣言解除を受けて6月以降、反発し始めています。

第3位:サイゼリヤ

銘柄名 サイゼリヤ コード 7581
株価 2,754円  優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
食事券。100株は2,000円分、500株は1万円分、1,000株は2万円分。
8月

 イタリアンワイン&カフェレストランのサイゼリヤです。

 私はサイゼリヤの辛味チキンとかティラミスが大好きでよく行きます。あとテーブルに置いてある絵の間違い探しにハマっていて、毎回悪戦苦闘しています。結構難しいのです。

 優待品はもちろん食事券ですが、1年以上の継続保有が必要になるので今から株を買っても食事券をもらえるのは来年になります。

 気になる株価動向ですが、今年に入ってから順調に株価上昇しており、右肩上がりのトレンドです。

第4位:カネミ食品

銘柄名 カネミ食品 コード 2669
株価 3,045円  優待発生株数 100株、300株、1,000株
優待内容
権利月
セレクトグルメ。100株は3,000円相当、300株は5,000円相当、1,000株は1万円相当。
8月、2月

 総菜販売とファミリーマート用米飯製造の会社です。優待品はカタログから選べるグルメ食品です。浜松餃子(ギョーザ)、豚角煮セット、お魚ギフトセットなどからセレクトすることができます。年2回優待なのもうれしいです。

 株価動向ですが、今年3月以降はほぼ右肩上がりのトレンドとなっています。

第5位:SFPホールディングス

銘柄名 SFPホールディングス コード 3198
株価 1,546円 優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容
権利月
食事券。100株は4,000円分、500株は1万円分、1,000株は2万円分。
8月、2月

 磯丸水産で有名なSFPホールディングスです。優待品はもちろんお店で使える食事券です。1枚1,000円の食事券なのでランチのときは1,000円に近いメニューを選ばなければなりません(笑)。

 私も海鮮ものが大好きなので高田馬場の磯丸水産によく行きます。年2回優待なのもうれしいです。緊急事態宣言中はお店が休業していることが多かったのですが、最近、ようやく再開してきました。

 株価動向ですが、5月末から急伸し始めました。7月に入ってからはまた上昇トレンドに乗っています。ワクチン接種が進んで外食が増えれば株価上昇も期待できます。

第6位:イートアンドホールディングス

銘柄名 イートアンドホールディングス コード 2882
株価 1,969円  優待発生株数 100株
優待内容
権利月
2,000円分の食事券(8月)。
8月、2月(2月は100株、500株、1,000株につき自社製品)

 大阪王将や太陽のトマト麺で有名な外食チェーンを展開している会社です。冷凍食品も製造しています。優待品は店舗で使える食事券2,000円分です。

 ちなみに年2回優待があり、2月は冷凍餃子などの自社製品がもらえます。自宅近所の豊洲に太陽のトマト麺の店舗があるのでよく優待券を使って食べに行っています。

 株価動向は5月末ころから急伸し始めました。今後の上昇トレンド継続に期待です。

第7位:ジェイグループホールディングス

銘柄名 ジェイグループホールディングス コード 3063
株価 544円 優待発生株数 100株~1,000株
優待内容
権利月
優待食事券または自社グループ製品。100株は2,000円分、200株は4,000円分、600株は8,000円分、1,000株は1万2,000円分。
8月、2月

 居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」で有名な外食チェーンを展開している会社です。優待品は店舗で使える食事券ですが、私のようにあまりお酒を飲まない人は食事券と引き換えに自社グループ製品(黒豚さつまセット)やカタログギフトの中から好きなものを選ぶことができます。

 特にカタログギフトはグルメ以外にもファッションや小物などもあり、選択肢が幅広いので毎回どれにするか悩むほどです。

 株価動向ですが、5月ころから少しずつ株価回復を開始しています。ワクチン接種が進んで外食や飲酒が増えれば、本格的な株価回復も期待できそうです。

第8位:ハイデイ日高

銘柄名 ハイデイ日高 コード 7611
株価 1,924円  優待発生株数 100株、500株、1,000株
優待内容

権利月
優待食事券。100株は1,000円分、500株は5,000円分、1,000株は1万円分
(ただし、食事券と引き換えにお米券をもらうことも可能)
8月、2月

「日高屋」で有名な外食チェーンを展開している会社です。私の事務所の最寄り駅の早稲田駅前にもお店があるので、よく食べに行きます。

 優待品は優待食事券です。私はいつも500株で5,000円分の食事券をゲットしています。日高屋は700~800円くらいのメニューが多いので500円券はとても重宝しています。これが8月と2月の年2回もらえるのもうれしいですね。

 株価は今までボックス場内で推移していたのですが、7月5日に急騰しています。今後もワクチン接種による外食の復活がプラス材料になりそうです。

第9位:クリエイト・レストランツ・ホールディングス

銘柄名 クリエイト・レストランツ・ホールディングス コード 3387
株価 1,048円  優待発生株数 100株~9,000株
優待内容

権利月
優待食事券。100株は2,000円分、200株は4,000円分、400株は6,000円分、
600株は8,000円分、1,000株は1万円分、3,000株は1万6,000円分、
6,000株は2万4,000円分、9,000株は3万円分。
8月、2月

 磯丸水産、鳥良商店で有名な外食チェーンを展開している会社です。優待品はお店で使える食事券です。

 2013年に、SFPホールディングス(3198)が、このクリエイト・レストランツ・ホールディングスと資本提携したため、この2社は親子関係にあります。両方の優待食事券をもらって、磯丸水産に行きまくるという合わせ技もありだと思います。

 ちなみにこちらの優待食事券は500円券なのでSFPホールディングス(1,000円券)と比べてとても使いやすいです。

 株価動向ですが、5月末ごろから徐々に回復を開始し、7月に入ってからは急伸を見せています。こちらもワクチン接種の進展がポイントになりそうです。

第10位:ユナイテッド&コレクティブ

銘柄名 ユナイテッド&コレクティブ コード 3557
株価 1,160円 優待発生株数 100株、300株
優待内容
権利月
優待食事券。100株は5,000円分、300株は1万5,000円分。
8月、2月

「てけてけ」で有名な外食チェーンを展開している会社です。優待品はお店で使える食事券です。

 この会社は株価がそれほど高くないのに100株で5,000円分、300株で1万5,000円分もの食事券がもらえるところが特色です。私はいつも300株で1万5,000円分の食事券をゲットしてランチで早稲田通りにあるお店でチーズハンバーグを食べています。

 株価動向ですが、緊急事態宣言や蔓延防止措置などの影響もあり、株価低迷していましたが、6月末から急伸を開始しました。外食の復活がどの程度回復していくかに要注目です。