※モトリーフール米国本社、2021年6月10日投稿記事より

 ワークプレイス管理ソフトウェア会社のマンデードットコム(NASDAQ:MNDY)は、10日にIPO(新規株式公開)を行いました。

 当初は1株あたり125ドル~140ドルを目標にしていましたが、投資家の強い需要により、経営陣は最終的にこれを上回る155ドルで売出価格を設定しました。しかし、それでも十分ではありませんでした。

 マンデードットコム株は東部標準時午後12時25分に始値173.15ドルとなり、売出価格を12%上回りました。

 株価は182ドルまで急騰しましたが、179ドル近くでその日を終えました。

 マンデードットコムは企業が独自のソフトウェアアプリや作業管理ツールを作成するのに役立つ、コード不要のクラウドベースツールやバーチャルビルディングブロックを提供しています。

 同社は180か国、そして200を超える業界で約12.8万の顧客がいます。

 同社は、上場するにあたってセールスフォース・ドットコム(NYSE:CRM)ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(NASDAQ:ZM)を支援者として、売出価格で投資をしてもらいました。

 セールスフォースとズームはそれぞれ、同時私募においてIPO価格で7,500万ドルの株式を購入しました。

 株価が155ドルであったことから、両社はそれぞれ48.3万株以上を購入することになります。

 2020年12月31日までの1年で、マンデードットコムは前年比106%増の1億6,100万ドルの売上高を報告しました。

 同社の最終損益は悪化しており、前年の9,200万ドルの損失から1億5,200万ドルの純損失となりました。

 印象的な売上高の伸びは2021年初期まで続いており、第1四半期の売上高は前年比85%増の5,900万ドルとなりましたが、純損失は2倍近くの3,900万ドルになりました。

 マンデードットコム株は、ティッカーシンボル「MNDY」でナスダック証券取引所に上場しており、370万株がそれぞれ155ドルで売却され、5億7,300万ドル以上を調達しました。

 これにより、同社の時価総額は78億ドルを超えています。

転載元:モトリーフール

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