今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.65円
↓下値メドは109.30円
人間の能力と効率を最大限に引き出すためには、多様性と一体性の両立が必要
14日(月曜)のドル/円は、円安。高値110.10円、安値109.61円、1日の値幅は0.48円。110円台にのせ、終値でも110円台を維持。
週明けは109.63円からスタートしてほとんど下がらず、 109.61円が安値。NY時間になって6月4日以来6営業日ぶりとなる110円台に乗せると、110.10円まで上昇。終値は110.08円(前日比+0.41円)。
今夜から2日間の日程でFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれます。FOMCから「ややタカ派」的なコメントが出てくることをマーケットは期待しているようです。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が緩和縮小の議論開始について言及する可能性が高いとして、米長期金利が1.5%に戻りドル/円が買われました。
FRBのクラリダ副議長は今月初めに「今後の会合で債券購入の縮小を検討する可能性がある」と、緩和縮小の可能性について初めて公に言及しました。クォールズ副議長はさらに一歩踏み込んで、次のように発言しています。「今後の会合で、債券購入のペースを調整する議論を始めることがFOMCにとって重要なことになる」
FOMCはインフレが起きていないとは、言っていません。インフレは起きても一過性で終わると言っているのです。だから、緩和縮小は必要ないのか。それでも準備を始めるのか。それをどのような表現を使ってマーケットに伝えるのか。これが今回のFOMCのポイントです。
主要指標 終値
今日の一言
川を半分渡ってしまったら、水の深さについて心配しはじめても、もう遅い
Danger Zone
先週発表された米国の5月CPI(消費者物価指数)は、前月比+0.6%、前年比+5.0%という強い結果でした。特に目立ったのは中古車の価格で、4月は+10.0%、5月+7.3%と2ヵ月連続の大幅上昇を記録しました。
それでも、「インフレは一過性」というのが、FRBやイエレン財務長官の見解。 物価上昇は、中古車など一部の商品に限定しています。インフレが広範に発生しているならば、金融政策の介入が必要。しかし局地的な発生にすぎなければ、時間が経てば自然に沈静化する、というのがFRBの考え。
中古車価格の高騰は、半導体チップの供給不足で新車生産が滞るなか、コロナ禍で自動車通勤のニーズが増えたことが理由。サプライチェーン目詰まりが解消すれば、そしてワクチン接種拡大で電車通勤が増えてくれば、FRBが言うようにインフレも沈静化に向かう可能性が高い。
とはいえ、インフレが本当に収まるかどうかは、来年になって初めてわかること。どんどん上がる物価を目の前にして平気でいられる人は少ない。
FRBも、インフレはすぐに収まるから何もしなくていい、という姿勢から最近では「インフレに対処するツールは持っている」と微妙に発言が変化しています。これがかえって市場の不安を煽っていることも事実です。
今日の注目通貨:ユーロ/円
今週の予想レンジ ↑134.09円 ↓131.90円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は133.00円。
133.00円より上ならばユーロ買いが優勢、133.00円より下ならばユーロ売りが優勢。
2021年これまでの高値は134.12円、安値は125.09円。平均値は129.61円、値幅は9.03円。
1日の最大値幅は1.32円、最小値幅は0.29円。平均値幅は0.64円。
先週末の終値は、2020年終値に比べて7.76円の円安。
134.51円 : 第4 レジスタンス(HBO)
134.12円 : 06月 高値(2021年 高値)
134.09円 : 第3 レジスタンス
133.68円 : 第2 レジスタンス
133.56円 : 06月 61.8%
133.55円 : 第1 レジスタンス
133.39円 : 06月 平均値
133.22円 : 06月 38.2%
133.00円 : ピボット
132.66円 : 06月 安値
132.45円 : 第1 サポート
132.32円 : 第2 サポート
131.90円 : 第3 サポート
131.48円 : 第4 サポート(LBO)
2021年 ユーロ/円データ
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