今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.11円
↓下値メドは108.76円
バイデン大統領、2030年までに排ガス50%削減を公約。社会インフラの大幅変更が不可避
10日(木曜)のドル/円は、レンジの中で上下して円高方向へ。高値109.80円、安値109.31円、1日の値幅は0.49円。
この日は109.58円からスタート。米国のCPI(消費者物価指数)が発表されるNY時間まで近所をブラブラして過ごす。CPIの発表後は109.80円まで跳ね上がるも、110円乗せに失敗して下落。NY時間夕方に109.31円まで下げて、終値は109.32円(前日比▲0.31円)。
注目のCPIの結果は?そしてECB(欧州中央銀行)の決定は?
主要指標 終値
今日の一言
どんな仕事も、外から見るほど楽でも簡単でもない
米5月CPI。熱すぎず、冷たすぎず、ちょうどよい
米5月CPIは、前月比+0.6%(予想+0.4%)、前年比+5.0%(同+4.7%)という結果でした。物価指数上昇の主犯は中古車価格で、5月は7.3%上昇。コロナ禍で公共交通機関利用を避ける自動車通勤のニーズと半導体チップの供給問題による新車不足が価格を押し上げました。ただ前月の+10%に比べると徐々に状況は改善。一方で新車価格は上昇傾向。
CPIは予想通り、いや予想以上に強かった。しかしインフレが(半導体のような)サプライチェーンの問題にあるならば、FRB(米連邦準備制度理事会)が主張しているように、上昇は「一過性」で終わる可能性が高い。マーケットも同じ考えを持ち始めたようで、米10年債利回りは再び1.5%台を下回っています。CPIの健闘にもかかわらず、1.55%から1.60%で推移していた米長期金利がレンジの下方向に抜けたことは、来週開催されるFOMC(米連邦市場委員会)に対する期待度の低下を示しています。
今日の注目通貨:ユーロ/円
ECB(欧州中央銀行)はこの日(10日)、6月の理事会を開き、政策金利を0.00%に据え置きました。決定は予想通り。またPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)による債券購入ペースの現状維持を表明しました。
PEPPに関しては、ワクチン接種が欧州でも進むなかで、もはやパンデミック(新型コロナ)緊急対策としての意義は失われているとして、減額を主張する理事も数名いました。そのタカ派意見を押し切って、ラガルドECB総裁は緩和政策の継続を決定したことになります。緩和縮小の是非は9月まで持ち越されることになりました。
10日のユーロ/円は下落、ユーロ安。この日は133.49円からスタート。ECB会合後に、ユーロ/ドルの上昇と共に133.76円まで跳ね上がりこの日の高値をつけました。しかし134円を目指す勢いはなく、NY時間夕方には133.04円まで下落して安値。終値は133.11円(前日比▲0.41円)。
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