今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは109.95円
↓下値メドは108.71円
NYマンハッタン商業地域の賃料が大幅下落。ソーホーは前年比マイナス20%
7日(月曜)のドル/円は、円高。先週発表された米5月雇用統計の結果が悪かったことを受けたドル売りが継続。高値109.64円、安値109.19円、1日の値幅は0.45円。
週明けは109.48円からスタートして、東京午前に109.64円をつけてからは頭の重い動きが続き、NY時間に109.19円まで下押しました。終値は109.25円(前日比▲0.27円)。
110円台はやや遠くなったイメージ。今年になって終値が110円以上だったのは、わずか6営業日(3月30日、3月31日、4月1日、4月2日、4月5日、6月3日)しかありません。一方で、109円台も底固い。5月26日を最後に108円台は見ていません。
07日のユーロ/円は横ばい。週明けは133.17円からスタート。東京時間朝に133.38円をつけて高値。NY時間午前に132.89円まで下落して安値をつけましたが再び133.30円まで反発。終値は133.25円(前日比+0.52円)。
ロシアが、貿易決済手段をドル建てからユーロ建てへ替える方針が伝えられていることがユーロ買いになったとの見方もあります。プーチン大統領がバイデン大統領にプレッシャー?米ロ首脳会談は6月16日。
10日は、ユーロにとって今週最大のイベントであるECB(欧州中央銀行)理事会が開かれます。今回の会合でECBが緩和縮小を宣言してタカ派に変身するという期待は、一時盛り上がっていたのですが、今はほとんどありません。
ラガルドECB総裁が記者会見を始める同時刻に米国では5月CPI(消費者物価指数)の発表があります。10日の午後9時半(日本時間)は、ユーロとドルの動きに注意。来週16日はFOMC(米連邦市場委員会)が行われます。
要指標 終値
今日の一言
雑念に振り回さなければ、何が起きてもうまく対応していける
Breakfast In America
BLS(米労働省労働統計局)が先週金曜日に発表した雇用統計では、5月のNFP(非農業部門雇用者数)は55.9万人増えました。数字は悪くなかったのですが、2ヵ月連続で予想を下回る結果となりました。またその前日に発表された民間機関ADPによる雇用データが97.8万人増という数字で期待が高まっていた分、残念感が前面にきました。
雇用統計に限らず、経済指標の予想はとても難しくなっています。多くの産業は、新型コロナのために深刻な不況に陥りました。その一方で過去最高益を出している業種もあります。
過去の経済モデルに基づいた予想は外れ、過去データは頻繁に修正されています。「現在の経済サイクルは、これまでわれわれが経験してきたものとは別物なのだ。」このように指摘するエコノミストもいます。
例えば、経済に季節感がなくなった。ロックダウンの去年は、夏なのに冬のように自宅に閉じこもって過ごしました。移動制限が緩和されて、春なのに夏以上に賑わったところもある。季節による人々の行動を予測することができなくなっているのです。
ステイホーム期間中に、世界では爆発的な起業ブームが起きています。日本でも、クイズ問題を解くことに興味を持たない大学生が様々なビジネスをスタートしている。ところが、これらの数字は雇用統計には正確には反映されていない。ギグエコノミーも統計には表れない。
雇用統計の数字はますます不完全になり予測困難になっています。しかし全体的な方向としては、経済が順調に回復しているということ。これは良いことです。
今日の注目通貨:ユーロ/円
今週の予想レンジ ↑134.43円 ↓132.46円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は133.44円。
133.44円より上ならばユーロ買いが優勢、133.44円より下ならばユーロ売りが優勢。
134.80円 : 第4 レジスタンス(HBO)
134.43円 : 第3 レジスタンス
134.12円 : 06月 高値(2021年 高値)
134.05円 : 第2 レジスタンス
133.93円 : 第1 レジスタンス
133.65円 : 06月 61.8%
133.50円 : 06月 平均値
133.44円 : ピボット
133.36円 : 06月 38.2%
132.95円 : 第1 サポート
132.89円 : 06月 安値
132.84円 : 第2 サポート
132.46円 : 第3 サポート
132.09円 : 第4 サポート(LBO)
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