※この記事は2021年1月6日に、楽天カードのオウンドメディア「FunPay!」で掲載されたものです。
クレジットカードのセキュリティ対策 不正利用の手口や消費者が気をつけるべきことを解説!>>
不正利用の手口や消費者が気をつけるべきことを解説!
経済産業省のデータによると、2018年時点でキャッシュレス決済の比率は24.1%。経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに40%、将来的には80%にすることを目指しています。詳しくはこちら>>
カード決済が広がると、それに比例してクレジットカードが不正利用にさらされるリスクも高まるため、クレジットカードのセキュリティ強化は喫緊の課題といえます。では、具体的なクレジットカードの不正手口を見ていきましょう!
クレジットカードの不正利用の手口とは
不正手口1:カード会員からカード情報を入手するパターン
個々のカード会員から直接カード情報を盗み取るケースです。有名ECサイトなどを装い、個人情報入力画面のURLを送り、カード会員に自らカード番号や暗証番号などを入力させて情報を盗み取るフィッシング詐欺という手法が使われます。
また、パソコンに不正なソフトをインストールさせ、本人の気づかないうちに個人情報を転送させるスパイウェアという手法が代表的です。
不正手口2:加盟店からカード情報を入手するパターン
カード会員からではなく、加盟店にアクセスしてカード情報を入手する手法です。加盟店の情報データベースの脆弱性をついて不正アクセスし、個人情報を盗み取るハッキングという手法で情報が盗まれます。
また、スキマーというカード情報読み取り機器を店内にこっそり設置して、カードの磁気データを入手するスキミングという手法も代表的です。
不正手口3:カードの現物を入手するパターン
スリや窃盗でクレジットカード現物を盗むケースです。
自分でできるセキュリティ対策
事業者やカード会社も何重にもセキュリティ対策を施し、不正手口撲滅の努力を怠っていません。クレジットカードを選ぶ際は、セキュリティ強化に力を入れているカード会社を選ぶのも選択肢の一つといえるでしょう。
ただし、私たち利用者個人も十分注意をしておかなければなりません。自分で行うべきセキュリティ対策を4つご紹介します。
対策1:まずはカード裏面へのサインとカードの管理
クレジットカードが手元に届いたら、まずカード裏面に忘れずにサインをしましょう。クレジットカードの規約に記載されているとおり、万が一サインがない状態で不正利用された場合は、クレジットカードの盗難保険の補償対象とならないことがあります。
クレジットカードで買い物をする時は、店頭でクレジットカードのサインと売上票のサインをつけ合わせて本人確認します。仮に何らかの事情でクレジットカードが第三者の手にわたったとしましょう。カードサイン欄にサインがしていなければ、その第三者が自分でサインを入れて不正利用できてしまいます。すぐに済むことなので、サインは必ず入れましょう。
ただし、裏にサインをしてもクレジットカードそのものが紛失、盗難などで第三者にわたってしまうことがあります。クレジットカードそのものの管理も忘れずに。
対策2:利用明細を確認する
クレジットカードを作った場合は、買い物に利用をしている、していないにかかわらず利用明細は確認するようにしておきましょう。
利用明細はいつ、どこで、何を買ったかが一目でわかります。クレジットカードを利用しなかったからといって利用明細を確認しないでいると、不正利用に気づけません。クレジットカードを保有している限りは必ず利用明細を確認してください。
もし、身に覚えのない利用があった場合、まずはどこで使われたものか詳細を確認してみましょう。各カード会社で、問い合わせの多い利用店名の一覧が検索できるページが用意されています。
検索をしても確認がとれなかった場合は、不正利用の可能性があります。すぐにカード会社へ相談しましょう。
対策3:アカウント情報をしっかり管理する
IDやパスワードなどログインに必要な情報をアカウント情報といいます。クレジットカードの利用明細確認や住所変更、引き落とし口座変更そのほかの手続きもインターネットを通じて行えるため、アカウント情報は大切です。
アカウント情報は暗証番号同様、他人に推測されにくいものを使用するのが望ましいですが、複雑にしすぎると忘れてしまいます。紙にメモしておくのも良い方法です。ただし、クレジットカードと同じ場所に保管しない、クレジットカードのものとわからないようにしておくなどの対応が必要です。
また、同じIDとパスワードを複数のサイトで使いまわしていると、不正利用のリスクが高まります。必ず個別のID・パスワードを用意してください。
アカウント情報がわからなくなると、インターネットで利用明細を確認することができないため、確認を怠りがちになり、不正利用に気づきにくくなることにもつながります。クレジットカードのアカウント情報はしっかり管理することを心がけましょう。
対策4:SSL暗号化に対応したサイトを利用する
SSLとはSecure Sockets Layerのことで、インターネット上のやり取りを暗号化する仕組みです。SSL暗号化をすることでカード情報などを、インターネットを通じてやり取りする過程で、第三者に情報を読み取られることを防ぎます
SSL暗号化されたサイトのURLは「http://」ではなく「https://」で始まるので、簡単に識別できます。また、アドレスバーに、以下の画像のような鍵マークが表示されていることがありますが、これはSSL暗号化されたサイトであることを示すマークです。
インターネットショッピングは、必ずSSL暗号化に対応したサイトを利用するようにしましょう。
楽天カードなら安心のセキュリティ
楽天カードはこれまで解説してきた3Dセキュア、ICチップ、不正検知システムを導入し、できる限りのセキュリティ対策をとっています。
さらに、 「カード利用お知らせメール」の登録をしておけば、クレジットカードを利用するたびに最短2日後にカード利用の明細がメールで届きます。家族カードの利用分も表示されるので、家計の管理にもつながるでしょう。安心してインターネットショッピングができます。
楽天カードが実施しているセキュリティ対策はこちら!
消費者もしっかりとセキュリティ対策を
クレジットカードの利用は年々増え続けています。政府が主導するキャッシュレス化の推進を背景に、今後もますます拡大していくことでしょう。しかしながら、それにともない、不正利用の件数は増加し、その手法も高度化しています。
この事実を踏まえ、クレジットカードを選ぶ時は、セキュリティ対策を考慮するようにしましょう。また、クレジットカードを安全に利用するためには、私たち消費者自身がセキュリティを意識することも重要です。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。