今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは110.20円
↓下値メドは108.75円
週5日の会社出勤、94%が「いやだ」- 英世論調査
12日(月曜日)ドル/円は、やや円高。週明けは109.65円からスタート。高値は東京時間午前の109.77円。110円台で待っていた売りが下がってきたのか、109.90円の手前から押し戻され、欧州時間には109.25円まで下げてこの日の安値。終値は109.40円。
マーケットは、ワクチン展開やバイデン景気刺激策といった「ドル高材料」をほぼ消化して、ドルはいったん「上限に達した」という見方もじわじわ広がっています。今のところはまだドルを「これ以上買い上げる」理由が見つからないだけで、「積極的に売る」までの気合が入っているわけでありません。
米国の今週最大の注目指標が、今夜発表されます。詳しくは次ページをご覧ください。
主要指標 終値
今日の一言
もしあなたがそれを言葉で言い表せるのなら、絵に描く必要などまったくない – エドワード・ホッパー
インフレは止まらないのか? Ooh,somebody stop me!
今夜は、3月の米CPIデータ(消費者物価指数)が発表されます。
前回2月は前年比同月比で+1.7%と期待を下回る数字でしたが、今回は一気に、FRB(米連邦準備制度理事会)の目標を超える+2.5%に急上昇する予想がでています。さらに、今後数ヵ月でFRBが目標とする2%の「倍近く」まで上がる可能性もあります。
超インフレ時代がやってくるのか? 今のところその心配はあまりないようです。まず、CPI急上昇は実際のインフレというよりもベース効果という統計的な理由が大きいこと。インフレがこれから急上昇することはあっても、1年後にはほとんどの先進国でインフレ率が2%以下に下がっているという見方が多い。
なぜなら、物価上昇の引き金になる移動制限(ロックダウン)解除後の繰越需要が一巡して、新型コロナで破壊された世界のサプライチェーン(供給網)の修復にともない原材料の品薄問題も解決するだろうからです。ただ、その時になってみないとわからない。
FRBの政策は「予測」ではなく「証拠」によって決定するとパウエル議長は述べています。FRBはインフレに対して先回りして利上げすることはしない、実際にインフレが2%以上に定着したことを確認して初めて政策を変更するという意味です。しかし、その逆もありえます。今はインフレがすぐに萎むという「予測」ですが、一向に収束しないという「証拠」が数多く出てきたら、FRBは行動するでしょう。
今日の注目通貨:4月のユーロ/円、個人投資家の3割が「131円」
「4月のユーロ/円は、ユーロ高、ユーロ安のどちらへ動くと予想しますか?」
楽天証券が先月末に実施した相場アンケート調査によると、回答を頂いた個人投資家の約30%が、4月のユーロ/円は「ユーロ高」に動くと予想しています。「ユーロ高」予想が全体の30%を占めたのは、コロナ感染流行前の昨年2月以来のこと。ユーロ/円相場は一足早く「アフターコロナ」へ向かっています。
3月のユーロ/円の高値は130.67円。その水準以上ということは、131円台を期待していることになります。反対に128円を下回るような「ユーロ安」予想は全体の約20%。128円から131円のレンジ予想は最も多く、全体の約50%を占めています。
ユーロ/円:今週の予想レンジ ↑131.43円 ↓129.21円
今週のユーロ/円のブルベアの分かれ目は130.32円。
130.32円より上ならばユーロ買いが優勢、130.32円より下ならばユーロ売りが優勢。
2021年の高値は103.68円、安値は125.09円。値幅は5.59円、中心値は127.89円。
1日の最大値幅は1.32円、最小値幅は0.32円、平均値幅は0.66円。
132.46円 : 2018年10月 高値
131.85円 : 第4 レジスタンス(HBO)
131.43円 : 第3 レジスタンス
131.00円 : 第2 レジスタンス
130.87円 : 第1 レジスタンス
130.68円 : 2021年04月 高値
130.67円 : 2021年03月 高値
130.32円 : ピボット
129.76円 : 第1 サポート
129.63円 : 第2 サポート
129.57円 : 2021年04月 安値
129.21円 : 第3 サポート
128.78円 : 第4 サポート(LBO)
128.18円 : 2021年03月 安値
127.49円 : 2021年01月 高値
2021年 ユーロ/円データ
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