本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは104.15円
↓下値メドは103.30円
I Have a Dream
18日(月曜)のドル/円は動意薄く、103円台後半で小動き。103.80円でオープンして高値は103.93円、安値は103.64円。終値は103.69円。1月のこれまでの高値は104.40円、安値は 102.59円。105円は重そうだけど、101円台も堅そう、今はその中間で次の材料を待つ状況。
ドル/円のレンジが続く一方で、ユーロドルの評判が急に悪くなっていることに「おやっ?」と思った方も多いかもしれません。
昨年の欧州復興基金設立がきっかけとして始まったユーロ高。特に年末から今年初めにかけては、米国の大統領選の行方が混とんとしていたこともあり、ユーロを買ってドルを売ることが、いわばコンセンサス・トレードとなっていました。ユーロ/ドルは1月6日に1.2349ドルまで上昇して、2018年4月以来の高値をつけました。
ところが、ユーロに対するセンチメント(見方)が急に変化した。イタリアの政局不安、ドイツのロックダウン延長、ワクチン展開の遅れなど、ユーロのネガティブ材料が一気に噴出していることも理由。ECB(欧州中央銀行)高官が相次いでユーロ高牽制発言をしたこともユーロ高に対する警戒を高めました。
バイデン次期米政権による超大型景気刺激策が始まれば米国経済は欧州経済より先に立ち直る。その期待でドルがユーロに買い戻されています。この流れが一時的なものか、それとも今後も続くのかは、まだわからないですが、FXトレーダーは警戒レベルを引き上げています。
今週21日(木曜)には今年最初のECB(欧州中央銀行)会合が行われます。ラガルドECB総裁の発言も注目。(ただ、マーケットを失望させることにかけては右に出る者がいないといわれるラガルド総裁なので、ユーロ反発のリスクもあり)
ポンドが今、ユーロに対して見直されています。ブレグジットという、数年以上もポンドを悩ませていた問題も一応決着が着きました。英国のワクチン接種は欧州の先を行き、これまでに320万人以上が少なくとも1回の接種を受けている。(日本のワクチン「開始」は3月の見通し)英政府は3月末までに50歳以上の全国民が接種を受けられるとの見通しを示しました。英国では今、夏の旅行予約が殺到しているらしい。そこでFX市場で何が起きているかというと、ユーロを売ってポンドを買う、ユーロ/ポンドの取引が目立っているのです。
主要指標 終値
ユーロポンド 日足チャート
今日の一言
真実は、数学と化学のためには完璧だが、人生のためには適さない
今日の注目通貨
ユーロ/円: 2021年のレンジ予想:115.58円から136.34円
「1月のユーロ/円は、ユーロ高(円安)、ユーロ安(円高)のどちらへ動くと予想しますか?」
楽天証券が12月末に実施した相場アンケート調査の結果によると、124円より「ユーロ安/円高に動く」と予想する個人投資家が最も多く、回答全体の37%を占めました。反対に127円より「ユーロ高/円安に動く」との予想は最も少ない17%。残りの46%は124円から127円のレンジ相場を予想。
2021年のユーロ/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は123.51円。123.51円より上ならばユーロ買い優勢、123.51円より下ならばユーロ売り優勢。2020年の年間レンジとフィボナッチから計算した今年の予想レンジは、下110.68円、上136.34円。
141.24円 : 第4 レジスタンス(HBO)
137.50円 : 2018年 高値
136.34円 : 第3 レジスタンス
131.44円 : 第2 レジスタンス
129.92円 : 第1 レジスタンス
127.50円 : 2019年 高値(19年03月01日)
127.23円 : 2020年 高値
123.51円 : ピボット
120.82円 : 2020年 中心値
117.10円 : 第1 サポート
115.87円 : 2019年 安値
115.58円 : 第2 サポート
114.40円 : 2020年 安値
110.68円 : 第3 サポート
105.78円 : 第4サポート (LBO)
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