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「お金偏差値30からの株式投資」

「お金偏差値30からの株式投資」
2020年12月25日頃発売/扶桑社
902円(税込)

答えてくれた人

扶桑社出版局副編集長 大上信久さん

著者ってどんな人?

足立武志さん
 トウシルで「知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識」や「知らなきゃ損する!今日から使える税金のキホン」を連載している足立武志さんです。公認会計士としても大変忙しい足立さんですが、株式投資についての知識や情報、分析は自ら日々、投資を行っているので詳しく、鋭く、実践に即したアドバイスをされるので、「なるほどそういうことなのか」と読者の方々も大変参考になるはずです。『株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版』『株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書』(ダイヤモンド社)など、株式投資本の著書は10冊超、累計発行部数は20万部超。ベストセラー株式投資本の著者としても、多くの投資家の支持を集めています。

どんな人にオススメ?

  • 2020年のコロナショックをきっかけに株式投資を始めてみた、といった初心者の方
  • 投資を始めてみたはいいけれど、「なかなか利益を上げることができない」「どうやったらもっと成功するのか」という方

この本の、ここが読みどころ!

「株式投資を始めよう」という方、もう始められたもののなかなか「利益が上がらなくて困っている」という方に、株式投資で利益を着実に上げていくための本当に実践的な方法論がきちんと書かれた本です。株式投資本といえば、数億円の富を稼いだ人が自らの成功体験を語る式のものが多いですが、この本はそれ以前の「こういうルールをきちんと守って投資すると少額・高額を問わず着実に株式投資で利益を出せる」という知恵や作法、ノウハウ、ルールが書かれています。貯金でしかこれまでお金を貯めることができなかった人が、株式投資でしっかりこつこつお金を増やせる人になる、そのための知識を得たい人に読んでいただきたいです!

 足立さんが挙げる、個人投資家が犯しやすい失敗は、

(1)損切りができないで塩漬け株を作ってしまうこと
(2)どうしても「下がったらまた上がるだろう」という逆張りに走りやすいこと
(3)一般の買い物と同じで「価格が安いとお得」といった観点で高配当株など、株価が低迷気味の銘柄に投資する割安株投資が好きなこと

 の3点です。

 本書では、上記3点で株式投資するとなかなか利益を上げづらいことを説明したうえで、コンスタントに株でお金を増やして資産形成するためには、

(1)予想と反して株が下がったら容赦なく損切りすること
(2)株式投資にはもうけやすい「バブル」や「大相場」の時期があるので、そのときを狙って「上がっている株を上がっているときだけ買う」順張りに徹すること
(3)リスクはあるものの、毎年、増収増益を続けているような成長株のほうが株価の上昇率も大きく、一気にお金を増やすことができること

 などを、具体例を挙げて、説明しています。「なるほど、そうだったのか?」。個人投資家の方もきっとその教えに納得していただけるはずです。

 特に足立さんが実際にご自分でも使われている25日移動平均線を使った売買法(P183~)や、成長株の見つけ方、10倍株の探し方、実現の仕方(第四章)はとても参考になりますよ!

編集者の制作秘話

 この本はトウシルで11年間、570回も続く足立さんの連載の中からエッセンスになる項目を足立さんとともに一つ一つ厳選して選んで加筆・修正を加えたトウシル発の新書です。トウシルを日々ご覧になって投資の参考にされている方にはぜひ手にとっていただきたいですね!

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