2678 アスクル 東証1部

PER(株価収益率)32.61倍、PBR(株価純資産倍率)3.54倍、配当利回り0.99%

 2020年12月15日発表の2021年5月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+22.4%の108.00億円、経常利益+22.5%の106.00億円と3期連続の増収・増益の見通しです。

 2018年2月20日の3,995円を高値とする下降トレンド(A)の中で、2019年2月8日の2,051円で底打ちし、6月28日の2,274円で二番底をつけて反発し、下降トレンド(A)を上に抜けて2020年(今年)1月31日に3,615円まで上昇しました。しかし、ここでコロナ相場に巻き込まれ2月の急落にツレ安して、3月13日に2,105円まで下落。3月30日の3,665円まで急反発して、三角保ち合い(B)を形成しました。

 この三角保ち合い(B)が煮詰まったところで上放れし、6月3日の3,910円、6月17日の3,965円と二点天井をつけて反落し、8月7日に3,005円の安値をつけました。ここでもみ合って8月31日に3,272円で買い転換が出現し急騰して、10月9日に4,715円と2016年以来の高値となりました。 ここから11月2日に3,800円台まで大幅下落し、その後、反発して4,500円水準まで上昇して再下落となっていますので、再度、待ち伏せとなります。

4275 カーリットホールディングス 東証1部

PER(株価収益率)15.15倍、PBR(株価純資産倍率)0.57倍、配当利回り1.88%

 2020年10月30日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲6.2%の15.00億円、経常利益▲7.6%の16.00億円の減収・減益の見通しです。

 2016年の6月24日の430円を安値にもみ合いながら一直線の上昇となって、2017年11月27日の1,369円まで上昇。ここで12月6日の994円まで押し目を入れて再上昇となり、2018年1月12日に1,399円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(A)入りとなり、2020年のコロナ急落相場で3月13日の368円で底打ちしました。ここから上昇トレンド(B)へ転換し、この中で8月3日の445円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)となって、長期下降トレンド(A)を上に抜けてきました。この上昇トレンド(C)の中で12月15日の763円まで上昇し、押し目を形成しているところです。

7888 三光合成 東証1部

PER(株価収益率)51.97倍、PBR(株価純資産倍率)0.58倍、配当利回り2.33%

 2020年12月8日発表の2021年5月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+15.3%の8.00億円、経常利益+75.9%の3.50億円の増収・増益の見通しです。

 2016年6月29日の258円を安値に2017年4月3日の400円まで上昇後、横もみとなって8月14日の352円を安値に、上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2018年2月1日に849円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で12月25日の283円で当面の底打ちとなってもみ合い、下降トレンドを横向きに抜けて、2019年の6月4日の305円を安値とし、7月5日の384円を高値とする、小さな三角保ち合いを形成し、煮詰まって上放れし12月9日に471円まで上昇しました。ここを戻り高値にして押し目を形成中に、2020年2月のコロナ急落相場に巻き込まれ、3月13日に216円まで下げて底打ちとなりました。ここを安値に5月26日の337円まで反発し、三角保ち合い(C)へ移行しました。この煮詰まったところの11月20日の287円を安値に12月3日にストップ高(296円→+80円の376円)と上放れとなりました。ここをピークに反落となっています。

4282 EPSホールディングス 東証1部

PER(株価収益率)16.6倍、PBR(株価純資産倍率)0.98倍、配当利回り2.05%

 2020年11月5日発表の2021年9月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.4%の48.00億円、経常利益+0.4%の50.00億円の増収・増益の見通しです。

 チャート(柴田罫線)に限らず、(2)と(3)は変化を示す重要な数字です。ここでは2018年1月29日の2,826円をピークに9月25日の2,518円までの下降ライン(1)、9月25日から2019年5月8日の2,044円までの下降ライン(2)、5月8日の2,044円から同年の12月10日の1,500円までを結んだ下降ライン(3)が下向きの角度(1)→(2)→(3)と大きくし、2020年3月17日の851円で底打ちとなって、緩やかな上昇トレンド(4)へ移行しています。

 つまり、(1)→(2)→(3)と下げ角度を大きくして底打ちとなる型です。そうなると多少は時間がかかっても底打ちして、もみ合っているところは、いずれ上に向かうことになる可能性が高いといえます。

 (1)→(2)→(3)の下げトレンドの中で、最終段階の(3)の下降トレンドのもとで3月17日の851円、7月31日の906円で二点底となって反発したところで、下降トレンド(3)を上に抜いて9月18日に1,093円まで上昇し、押し目を入れてもみ合い、12月11日に1,018円で買い転換となっています。9月18日の1,093円を終値で上に抜けると、1,200円までは期待できるところです(1,200円を抜けるともう一段高へ)。

8931 和田興産 東証2部

PER(株価収益率)4.98倍、PBR(株価純資産倍率)0.35倍、配当利回り4.59%

 2020年10月2日発表の2021年2月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲60.1%の8.56億円、経常利益▲65.5%の6.75億円の減収・減益の見通しです。

 2012年に5月18日の387円、7月25日の399円、11月13日の397円と三点底をつけて、一直線の上昇となり、2013年4月25日の996円の高値をつけて、9月4日の588円まで下落し、その後、右肩下がりの直角三角形の保ち合い(A)となり、この中で上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で、2018年1月24日の1,160円の高値をつけ、ここをピークに12月25日の687円まで下げ、1年近く小幅の値動きのあと、2020年2月7日に950円まで上昇したところで、コロナ急落相場に巻き込まれ、3月19日に507円まで急落して底打ちとなりました。ここから上昇トレンド(C)へ移行し、5月28日の719円まで上昇して、7月31日の640円まで押し目を入れ、12月21日に790円まで反発して、押し目を入れています。出来高が少なく、上昇する時期が限られていますが、低PBR、低PER、及び高配当株ですので、安いところで買って急騰したところで売りという投資法になります。