PER10倍だった株が、その翌年には利益が2倍になりました。その後、投資家がPER20倍で買ったとき、株価は前年の何倍になった?

  • 2倍
  • 4倍
  • 8倍

ヒント

PER(株価収益率)は、株価がその年の予想純利益の何倍かを示した指標です。計算式は「株価÷1株当たり当期純利益」です。

解答

2:4倍

PER(株価収益率)は「株価÷1株当たり当期純利益」で計算します。PER10倍だった企業の翌年の当期純利益が2倍になったとき、株価が同じならPERは2分の1の5倍に。その後、当期純利益を投資家が好感してPER20倍になったとき、「PER20倍÷PER5倍」で株価は4倍まで上昇していることになります。株式市場の状況がよくなると投資家も強気になるため、PER20倍、30倍と、通常は割高と言われる水準まで株が買われることがあります。逆に全体相場が低迷すると投資家も弱気になってPER10倍割れの水準でも買いが入らなくなることもあります。そのため、PERの水準はある意味、投資家の株価に対する期待値や物色意欲を表すため、「PER何倍の水準まで買われる」と表現されることもあります。

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