本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは104.05円
↓下値メドは102.60円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ドル安、小休止
18日(金曜日)のマーケットは、ドル売りの流れが少しだけやわらぎ、ドルは買い戻されました。ドル/円は103.11円でオープンして安値は103.06円。そこから103.59円まで上昇してこの日の高値をつけました。終値は103.31円。
先週のドル/円は、9カ月ぶりのドル安/円高水準となる102円台に突入して一時102.87円まで下げました。今年の安値は3月9日につけた101.17円。この時は新型コロナ感染が世界的に広がるなかで原油先物価格が急落、米株式相場は暴落してサーキット・ブレーカーが発動。金融市場の大混乱で投資家が守りの姿勢に入り円が買われました。その安値を果たして更新するのか、というのが今週の焦点になります。
材料は米国の追加景気刺激策。9,000億ドル(約93兆円)という規模で、成立したならマーケットのセンチメントが大きく動く可能性があります。米議会では最終段階の駆け引きが続いています。
この日はユーロ/ドルも調整モードで、1.2271ドルを高値に1.2226ドルまで下落。ポンド/ドルは1.3589ドルから1.3471ドルまで下げましたが、こちらはドル買いというよりもブレグジット交渉のこう着を嫌気したポンド売りの要素が強かったようです。週明け月曜朝のポンドは、英国で拡大するコロナウイルス変異種の報道を嫌気して下落。欧州各国は、英国からの航空機乗り入れの禁止を発表しています。
今週のドル/円の上下のメドは?今日の注目通貨をご覧ください。
主要指標 終値
18日のドル/円のNY市場終値は103.31円
前営業日の終値比+0.24円だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
今日の注目通貨
ドル/円:
米国の大型景気刺激策は、 党をまたいでの協議ということで政治的アピール度は満点だったのですが、週末までにまとまらずにマーケットは失望。ドル売りにもつながりました。両党の親玉である共和党のマコネル氏と民主党ペロシ氏が互いに譲歩するかは微妙で、そもそもトランプ大統領はOKするのかという疑問も残ります。
来年1月5日に行われる米ジョージア州の2議席の決選投票が注目を集めています。共和、民主両党の多数派争いとして重要で、上院の多数派を民主党が奪還するか共和党が維持するかで、バイデン次期政権の運営は全く異なったものになります。これまでに共和党は既に50議席、民主党は48議席を確保。両党が50議席ずつの場合は、上院議長を兼務する副大統領が決裁票を投じる決まりで、副大統領は民主党のハリス氏が就くので、民主党はあと2議席伸ばせば上院を支配できるのです。なお、下院は民主党が過半数。
景気対策も、12月雇用統計の失業率が下がっていることだし、今焦って決めるよりも、ジョージア州の結果を見てからにしようという雰囲気になっても不思議ではないです。
ドル/円:今週の予想レンジは 102.13円 から104.69円
今週のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は103.41円。103.41円より上ならばドル買い優勢、103.41円より下ならばドル売り優勢。
105.68円 : 2020年 11月 高値
105.18円 : 第4レジスタンス(HBO)
104.69円 : 第3レジスタンス
104.75円 : 2020年12月 高値
104.20円 : 第2レジスタンス
104.05円 : 第1レジスタンス
103.41円 : ピボット
102.87円 : 2020年 12月 安値
102.77円 : 第1サポート
102.62円 : 第2サポート
102.13円 : 第3サポート
101.64円 : 第4サポート(LBO)
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)
100.07円 : 2016年 09月 安値
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
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