FX市場のアノマリーとテクニカル分析
筆者はこのところ、NZドル、ユーロ/ドル、ドル/スイスフランに注目してきたが、あくまでもドル安相場の本命はユーロ/ドルである。
以下の3通貨の過去20年のシーズナリーチャートを確認していただきたい。NZドルの相場は12月中旬に波乱含みとなりやすい。また、どの通貨も1月はドル高に転換しやすい。以上のことを考慮すると、NZドルはいったん利食いを考慮すべきだろう。
NZドルのシーズナリーチャート(過去20年の平均チャート)
ユーロのシーズナリーチャート(過去20年の平均チャート)
スイスフランのシーズナリーチャート(過去20年の平均チャート)
さて、実際の相場を見てみよう。
NZドル/ドル(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデル
ユーロ/ドル(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデル
ドル/スイスフラン(日足)標準偏差ボラティリティトレードモデル
NZドルとユーロは水色のラインの標準偏差がピークアウトしている。黄色のラインのADXもピークアウトしてきたら、トレンドはいったん終息する可能性がある。ローソク足の赤や黄色のトレンドシグナルが消滅すれば、筆者は淡々とポジションをクローズするだけだ。
ラリー・ウィリアムズの日経平均・豪ドル予測
米著名投資家のラリー・ウィリアムズは、これまで強気だった日経平均株価の利食いを考えているようだ。
日本の日経平均は驚異的な上昇を見せてくれました。日本には多くのフォロワーがいますが、私たちはこの期間ずっと強気でした。出発点からかなり離れて上げてきましたが、この先、売り圧力を見ることになりそうです。サイクル予測は下降に転じると示唆しています。
また、シーズナルパターンはロールダウンしてきています。ここは十分に用心して、ストップをあげるべきです。過去●日間の最安値は重要ポイントになっています。金曜日の安値が保持されることを期待しています。今はトレーリングストップを上げるべきです。ターゲットの候補は 2●,●00円辺りです。そのレベルでは利益を確定させてください。
ラリー・ウィリアムズの日経平均予測
ラリー・ウィリアムズは株価連動通貨である豪ドルに対しても、
豪ドルの方が日本円よりもいい見方ができます。小口投機家は数ヶ月前から最も強気になっています。通常、彼らが重要な天井をつけています。シーズナルパターンは下降中です。
と述べ、小口投機家の動向をみると、上げ相場はいったんピークをつけることを想定しているようである。
ラリー・ウィリアムズの豪ドル予測
12月9日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」
12月9日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」は、紙田智弘さん(楽天証券 株式・デリバティブ事業部)をゲストにお招きして、「楽天証券の米国株人気銘柄」・「神様、仏様、イーロン・マスク様!バブルの指標銘柄テスラの暴走相場」というテーマで話をしてみた。ぜひ、ご覧ください。
テスラの日足・週足・月足と売買トレンドシグナル
12月1週米国株人気銘柄TOP10(買付者数)
ラジオNIKKEIの番組ホームページから出演者の資料がダウンロードできるので、投資の参考にしていただきたい。
12月9日: 楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー
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