株式市場に上場されたETF(上場投資信託)のメリットとして誤っている説明は?

  • 投資信託と違い、市場で取引されているリアルタイムの価格で売買できる
  • 投資信託同様、銀行や郵便局、生命保険会社でも購入できる
  • 投資信託に比べると、運用コスト(信託報酬)が低い場合が多い

ヒント

ETFは株式の一種と見なされており、株式の売買は許された金融機関に限られています。

解答

2:投資信託同様、銀行や郵便局、生命保険会社でも購入できる

ETFは証券取引所に上場した株式と同じ扱いなので、証券会社に証券総合取引口座を開設しないと購入できません。そのため2が誤った説明です。ETFのメリットとしては、市場で取引されているリアルタイムの価格で購入できる点も挙げられます。例えば、日本株を対象にした通常の投資信託の場合、その日の大引けまでに購入意思を表明した後、その日の終値で算出した基準価額で購入することになり、保有取引残高に反映されるのは翌日早朝です。そのため、機動的な売買ができない面があります。運用コスト(信託報酬)も通常の投資信託に比べ、ETFはかなり低めに設定されています。ただ、多くの投資信託がノーロード(販売手数料無料)なのに対し、ETFの取引では証券会社に売買委託手数料を支払うこと、人気のないETFの場合、売買注文が少なすぎて取引しづらいことなどといったデメリットもあります。

≪≪他のクイズを解く