本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは105.37

下値メドは103.53

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

11月のマーケットは今日が実質「最終日」

 連休明け24日(火曜)のドル/円は上昇、104.76円まで円安に動きました104.46円からスタートして、いったん104.18円まで下げましたが、NY時間には104.76円まで反発。105円少し手前で折り返し終値は104.45円。円安ではありますが、まだ反発のレベルで、トレンドにつながるかは今後の動きを見守りたいところです。

 バイデン政権への移行が本格的に動き出したことが株価上昇につながり、ダウ平均株価は市場最高値を更新して、初の3万ドル台に乗せました。米国の新型コロナ新規感染者数が連日で過去最多を更新し、死者数が5月以来の高水準に達するなかでの株高。現実経済と株式市場のかい離はさらに広がっています。

 この日、市場関係者が一番よろこんだニュースは?「今日の注目通貨」をご覧ください。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値 

出所:楽天証券が作成

24日のドル/円のNY市場終値は104.45円

 前営業日の終値比▲0.08円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の注目通貨

ドル/円:

 トランプ大統領によって2018年に「更迭」されたジャネット・イエレン氏が、新財務長官として戻ってくるとのニュースは、FRB(連邦準備制度理事会)のメンバーだけではなく、多くのマーケット関係者にとって明るいニュースとなりました。この人事によって、バイデン次期大統領はFRBをあっという間に味方したと思います。

 イエレン「財務長官」とパウエルFRB議長のタッグは、米国の金融政策の低金利時代が長期間に渡り継続することを意味しています。イエレン氏はFRB議長時代に、米国にとって11年ぶりとなる利上げを実施しましたが、利上げを早まったことを後悔しているといわれています。イエレン氏の後を引き継いだパウエルFRB議長は、利上げから利下げへと政策転換を強いられました。両人とも利上げに対する抵抗感は非常に強いといえます。その他の政策面でも共通する部分が多いといわれています。今後4年以上、低金利が続くという予想は株価にとってはプラスですが、同時に「ドル安」になりえます。


◎天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。

※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。