2372 アイロムグループ 東証1部

2月13日発表。2017年3月期予想は、前年同期比で営業利益-4.8億円から6億円、経常利益は-8.07億円から7億円へとともに増収・増益の黒字転換の見通し。

2014年8月8日の639円を安値に上昇トレンド(A)を形成。この中で12月25日の3,045円でピークをつけ、下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、2015年3月11日の1,489円まで下げて、5月26日の2,496円まで自律反発しました。その後、再び大きな下落となり2016年2月12日の676円で底打ちとなりました。ここから6月10日の1,355円まで反発するものの、下降トレンド(B)の上値ラインにアタマを抑えられ、下落してもみあっていました。しかし、11月9日の915円を安値に急騰し、11月25日には1,940円の戻り高値をつけました。ここを当面のピークにして押し目を形成し、12月20日の1,245円、今年の3月8日の1,291円と2点底となって、4月3日に1,427円で買転換となっています。リスクをとれる人は押し目買いですが、現在の相場状況を考えると、12月20日の1,245円を切って一段安となるのを待つのがよいかもしれません。

アイロムグループ

 

8923 トーセイ 東証1部

1月11日発表。2017年11月期決算予想は、前年同期比で営業利益+7.9%の100.08億円、経常利益+6.5%の90.01億円の増収・増益の見通し。本業、不動産流動化、不動産開発、不動産賃貸。

2014年12月17日の636円の安値からの上昇トレンド(A)の中で、2015年4月16日の954円、6月24日の954円でダブル天井をつけました。7月8日に828円で売転換となって上昇トレンド(A)を下に切って9月8日に703円まで下げました。10月5日の823円まで自律反発後に再下落となって、2016年2月12日には553円の安値をつけました。 ここから4月25日の847円まで上昇し、6月16日の715円まで押し目を入れたあとは、710円水準を下値抵抗ラインに上値を切り上げる展開となっています。

トーセイ

 

4097 高圧ガス工業 東証1部

2月10日発表。2017年3月期予想は、前年同期比で営業利益+2.4%の47億円、経常利益+2.8%の53億円と増収・増益の見通し。

2012年11月12日の401円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇しました。まず、401円から急角度の上昇トレンド(A)を形成し、この中で2013年5月22日の600円の高値をつけて、6月7日の467円まで大幅下落しました。ここからゆるやかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンドの中で2015年7月27日に677円の高値をつけて、9月7日の570円まで押し目を入れて、ボックス相場(C)入りとなりました。このボックス相場の中で、2016年6月17日に570円の安値をつけて上昇トレンド(D)となり、ボックス相場を上にぬけました。2016年の12月26日の773円、今年の2月13日の774円、3月28日の780円と順上げの三尊天井となりました。その後は反落となって、3月31日に715円まで下げて売転換となりもみあっているところです。

高圧ガス工業

 

5363 TYK 東証1部

2月14日発表。2017年3月期予想は、前年同期比で、営業利益+2.2%の13億円、経常利益が昨年11月11日の-7.5%の12.5億円から+10.9%の15億円の上方修正の見通し。

2012年10月15日の143円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇しました。2013年4月1日の227円まで一段上げ、6月7日の162円まで押し目を入れました。ここから二段上げとなって9月25日の323円でピークをつけました。その後、下降トレンド(A)を形成し、この中で2016年6月24日の139円で底打ちとなり、急角度の上昇トレンド(B)となりました。この上昇トレンド(B)の中で、今年の3月10日の224円、3月28日の218円と2点天井となって下落し、4月4日に193円で売転換となっています。

TYK

 

5451 淀川製鋼所 東証1部

2月1日発表。2017年3月期決算予想は、前年同期比で営業利益+49.3%の109億円、経常利益+29.1%の109億円の大幅、増収・増益の見通し。

2015年8月17日の2,860円[併合前572円]の高値から、短期の下降トレンド(A)となりました。この中で2016年1月21日の2,016円の安値をつけて反発し、下降トレンド(A)を上にぬけて5月19日の2,706円をつけました。その後は上向きの先細三角形(B)の上昇となっていましたが、この中で8月17日の2,470円を安値に急角度の上昇トレンド(C)となって、今年の2月15日に3,480円の高値をつけました。目先はここをピークに、3月13日に3,255円で売転換となって、大きな下落となっています。すでに8月17日の2,470円から2月15日の3,480円までの上昇幅の2/3押し(約2,800円)水準まで下げてきていますので、ここから下はリバウンド狙いの買い場となってきます。

淀川製鋼所