PER(株価収益率)はその会社の1株あたりの純利益に対して株価が何倍まで買われているかを示した指標です。では、その見方で間違っているものはどれ?

  • PERが高い株は投資家からの人気が高いといえる
  • PERが高い株は割高なので、いつかは下がる
  • PERが低い株は割安な半面、投資家からの人気が低い

ヒント

PERには、PER何倍なら買い・売り、上がる・下がるという明確な基準はありません。

解答

2:PERの高い株は割高なので、いつかは下がる

通常、PERは20倍以上だと高い、10倍以下だと安いというように、株の割高・割安を測る指標として使われています。しかし、株式投資は必ずしも普通の買い物のように「安く買えれば、お買い得でもうけもの」ではなく、人気の高い株を買うほうが上昇しやすい面があります。そのため、PERが高いからといって、株が下がるとは限りません。高PER株はその企業の成長に対する投資家の期待感が強く、人気のある株という側面もあるので、2が間違いです。PERは割高・割安指標だけでなく、人気・不人気を示す指標でもあるのです。

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