先週のドル/円は、112.31円が安値となって、6日の米雇用統計発表後に113.43円まで上昇しました。

 9月の米雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)がマイナス3.3万人と、ハリケーンの影響を考慮した控えめな事前予想からさらに下振れ。BLS(米国労働省統計局)が統計を取り始めて以来、最長記録を更新してきた前月比雇用者増加も、83ヵ月でストップすることになりました。

 その一方で、失業率は4.2%まで下がり、平均労働賃金は0.5%に上昇。NFPも、前月分は16.9万人に上方修正されました。ハリケーンの影響を別にすると、米雇用市場のトレンドの強さは変わらないとの評価でした。
 

ウィークリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、112.76円です。
ピボットとは「回転軸」という意味で、このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。レートがピボット・ポイントより上で取引されているときは、ドル/円の相場は強気が優勢、下にある場合は弱気が優勢と考えます。

ピボットが計算する今週の上値ライン(レジスタンス)は、113.19円、下値ライン(サポート)は112.08円です。

 


デイリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、112.59円です。
ピボットが計算する今日のドル/円の上値ライン(レジスタンス)は、112.84円、下値ライン(サポート)は112.43円です。