4301 アミューズ 東証1部

PER(株価収益率)26.2倍、PBR(株価純資産倍率)1.33倍、配当利回り―%

 2020年5月13日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+15.1%の51.55億円、経常利益+11.9%の51.60億円の増収・増益の見通しです。

 2018年2月26日の4,120円を高値とする下降トレンド(A)の中で、同じくこの4,120円を高値とする下降トレンド(B)を形成し、12月25日の2,058円まで下げて当面の底打ちをした後、2019年11月29日の3,145円の戻り高値をつけました。ここで3,000円を挟んで少しもみ合っているところで、コロナ相場に巻き込まれ、2020年2月になっての急落で3月17日の1,659円まで下げて底打ちとなりました。

 その後は5月26日の2,495円まで戻した後、7月31日の1,858円まで下げました。ここから反発して9月9日の2,550円まで上昇して、9月24日に2,421円で売り転換となっています。

 少し拡大してチャートの形を見ると、下降トレンド(A)の2019年11月29日の3,145円まで上昇したところで、ここを高値とし2020年3月17日の1,659円を安値とする三角保ち合いの形となっています。そうなると9月9日の2,550円は目先高値となる可能性があり、ここでの売り転換は確率が高い下げとなる可能性があります。つまり三角保ち合い(C)の下限に向かうということです。

8881 日神グループホールディングス 東証1部

PER(株価収益率)5.2倍、PBR(株価純資産倍率)0.34倍、配当利回り4.21%

 2020年5月22日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益▲19.0%の50.58億円、経常利益▲20.5%の47.45億円の減収・減益の見通しです。

 2018年1月18日の1,005円をピークとする下降トレンド(A)の中で、12月25日の407円で当面の底打ちとなって緩やかな上昇トレンド(B)を形成。この中で2020年2月6日の567円の戻り高値をつけたところでコロナ急落相場に巻き込まれ、3月23日の326円まで下げて底打ちとなりました。

 ここから3月27日の444円まで上昇し、326円を安値とし444円を高値とする三角保ち合い(C)となり、この中で煮詰まって7月10日の346円を安値にもみ合って反発し、9月18日に427円の買い転換で上放れしました。

8935 エフ・ジェー・ネクスト 東証1部

PER(株価収益率)5.55倍、PBR(株価純資産倍率)0.59倍、配当利回り4.88%

 2020年7月31日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲28.0%の75.00億円、経常利益▲27.3%の75.00億円の減収・減益の見通しです。

 2013年5月9日の1,385円を高値のピークとする下降トレンド(A)の中で、2014年10月17日の425円で底打ちとなりました。

 ここからの反発で下降トレンド(A)を上に抜けて、2015年7月2日の653円の戻り高値をつけて反落。2016年2月12日の445円、6月16日の463円と二点底をつけた後、急上昇となって2017年3月27日に1,076円まで上昇しました。

 ここから6月7日の791円まで下落した後、上値を切り上げる直角三角形の保ち合い(B)となりました。この保ち合いの中で、2019年7月5日の1,148円の戻り高値をつけて、8月6日の982円まで押し目を入れた後、反発に転じて保ち合いを上放れし、2020年1月29日には1,255円の高値をつけました。

 しかし、ここからコロナ相場に巻き込まれて急落となって、3月17日の719円まで下落。ここで800円を挟んだもみ合いとなり、6月9日に940円まで上昇した後、8月4日に765円まで下げ、再上昇となって、9月17日に882円で買い転換となっています。9月決算が終われば、800円水準でもみ合う展開も予想されます。

6306 日工 東証1部

PER(株価収益率)14.58倍、PBR(株価純資産倍率)0.89倍、配当利回り4.3%

 2020年8月6日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+7.2%の22.00億円、経常利益+26.1%の27.00億円の増収・増益の見通しです。

 2016年6月27日の277円の安値からの中期上昇トレンド(A)の中にあります。この中で2019年3月11日の422円の安値からの短期の上昇トレンド(B)へ移行し、12月12日に919円の高値をつけ、ここをピークにコロナ相場に巻き込まれ急落となって、2020年3月13日には495円で底打ちとなりました。ここを安値に短期上昇トレンド(C)へ転換しています。この中で9月末決算を期待して9月16日に744円まで買われました。

8168 ケーヨー 東証1部

PER(株価収益率)26.02倍、PBR(株価純資産倍率)1.25倍、配当利回り1.49%

 2020年9月29日発表の2021年2月期本決算予想は、営業利益+3,341.7%の16.52億円、経常利益+878.7%の17.91億円の増収・増益の見通しです。

 2012年2月7日の540円を高値に、10月11日の412円まで下げて三角保ち合い(A)となり、この中で2014年3月20日の435円を安値に上放れして、2015年6月12日の582円の高値に。ここから2016年1月21日の483円、9月15日の502円を二点底にして2017年7月4日の850円まで上昇しました。ここを当面のピークにして下降トレンド(C)に転換しました。

 この下降トレンド(C)の中で2018年12月25日の457円、2019年6月27日の465円と二点底をつけて12月30日に594円の戻り高値をつけました。その後、コロナ相場に巻き込まれてもみ合い、2020年2月になって急落となり、3月13日の372円で底打ちとなりました。

 ここから好業績を期待して急上昇(D)となり、9月29日には1,036円の高値をつけ反落となっています。3-5月期の経常利益の通期計画に対する進捗率が70%を超えていることで業績上ブレが期待されています。