順張り売買システム
下のチャートは、ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、日経平均、NYダウの日足と、ラリー・ウィリアムズの順張り売買シグナルである。
相場の醍醐味はトレンドを取ることだ。筆者はかれこれ30年、このラリーの売買シグナルを相場の大きなトレンドを取るためのツールとして使っている。短期トレーダーとして著名なラリー・ウィリアムズだが、彼の中長期のトレンドフォローシステムも実践的な売買システムに仕上がっている。
ラリー・ウィリアムズの啓蒙により相場へのテクニカルアプローチは大きく進化し、多くのフォロワーを生んだが、現在の市場はかなり複雑な構造になっている。言うまでもなく、昔のように簡単には儲からなくなった。
●ドル/円(日足)
●ユーロ/円(日足)
●ポンド/円(日足)
●日経平均(日足)
●NYダウ(日足)
逆張り売買システム
昨今の中央銀行が市場に大きく介入している相場ではトレンドが発生しにくくなった。そのため、この7年間くらいは逆張り売買システムも多用している。
逆張りは相場の流れに逆らってカウンターでポジションをとるので機械的な損切が必須の売買手法だが、相場が一定のレンジに収まりやすい今年のユーロ/円や日経平均の相場ではうまく逆張りがワークしている。
●ユーロ/円(日足)
●日経平均(日足)
標準偏差ボラティリティトレード
筆者のメインの売買手法である標準偏差ボラティリティトレードのトレンドの状況は、現在、NYダウや日経平均で買いトレンド相場が継続されているが、通貨のマーケットはおしなべて調整色の強い展開となっている。
●ユーロ/円(日足)
●ユーロ/ドル(日足)
●ポンド/円(日足)
●ポンド/ドル(日足)
●NYダウ(日足)
●日経平均(日足)
特筆すべきはゴールドマンサックスの相場で、ゴールドマンサックスや金融株の久方ぶりの上昇がバブルの号砲(2回目のトランプラリー)となるのか、ファンド運用者の注目を集めている。
●ゴールドマンサックス(日足)
●ゴールドマンサックス(週足)
上記でとりあげた売買システムはファンダメンタルズもニュースも関係なく、24時間コンピューターが仕事をしてくれる。
筆者のライフワークは、現在アナログ売買を多用している標準偏差ボラティリティトレードを、コンピューターによる完全な自動発注モデルにすることである。しかし、相場のノイズを拾わずに、有効な市場を選択するというマルチなアルゴリズムトレードの完成には、多くの資金と時間(OSやソフトの進化)が必要であろう。
ラリー・ウィリアムズの日本株・米国株見通し
レポートやラジオ等でラリー・ウィリアムズの日本株見通しを紹介してきたが、現在もラリー・ウィリアムズは日経平均の強気を維持している。押し目買いを推奨しているが、すこし長めの買いトレンド相場が展開されると観ているようだ。
●ラリー・ウィリアムズの日経平均予測
ラリー・ウィリアムズは先週、S&P500先物の相場を短期的に弱気に見ていた。しかし、相場は調整後に再び高値を更新しており、見方を変更したようだ。「これまでになく不思議なマーケットです」と述べているが、NYダウは標準偏差がWループ(高い位置からさらに上がる)という形状となっている。標準偏差のWループ相場は変動リスクが高いが、想定以上の暴走相場に発展する可能性もあり、ここからの動きを注視したい。
●ラリー・ウィリアムズのS&P500先物予測
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