1961 三機工業 東証1部

PER(株価収益率)10.88倍、PBR(株価純資産倍率)0.83倍、配当利回り5.7%

 2020年8月7日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲15.7%の90.00億円、経常利益▲15.4%の95.00億円の減収・減益の見通しです。

 2016年6月24日の765円を安値とする上昇トレンド(A)の中の動きとなっています。この中で2017年4月17日の897円を安値に急上昇となり、11月13日の1,463円の高値をつけました。ここを当面のピークにして調整入りし、2018年2月13日の1,050円まで下げて、2018年9月25日の1,282円を高値とするもみ合いとなりました。このもみ合いの中で2018年12月25日の1,028円まで下げて上昇に転じ、2019年12月27日には1,566円の高値更新となりました。ここをピークにコロナ・ショック相場に巻き込まれ、2020年2月のコロナ急落にツレ安し、3月13日の1,047円まで下落しました。ここからの反発で5月29日の1,386円の戻り高値をつけた後、短期の下降トレンド(B)に。その後、8月11日の1,125円まで下げてもみ合い、9月11日に1,205円で買い転換となって下降トレンド(B)を上に抜きかかっています。

3103 ユニチカ 東証1部

PER(株価収益率)14.69倍、PBR(株価純資産倍率)2.03倍、配当利回り・無配

 2020年5月14日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益▲32.9%の54.67億円、経常利益▲55.5%の31.53億円の減収・減益の見通しです。

 PERは14.69倍ですが、無配のため魅力ある株ではありませんが、チャートでは、全体相場に活力がなくなった時に吹き上げる形となっています。

 2006年1月10日の2,530円(併合前253円)を高値に長期下降トレンド入りとなり、2012年7月25日の380円(併合前38円)、2014年7月17日の450円(併合前45円)、2016年1月21日の430円(併合前43円)と三点底をつけました。その後、2017年3月7日の1,050円(併合前105円)まで上昇してピークをつけ、同年10月30日の1,026円を二番天井にして下降トレンド(A)へ転換しました。この中で2019年8月29日の290円の安値から、2020年1月31日の449円まで反発した後、コロナ・ショック相場に巻き込まれて急落となって、3月13日の198円で底打ちとなりました。ここからの反発で6月8日に393円まで上昇し、下降トレンド(A)の上値ラインを陽線で抜く型となりました。このような型は、そのまま上昇が続くか、もみ合いとなって戻りを試すかですが、この場合はもみ合って7月31日に315円まで押し目を入れ、ここから反発して9月9日に384円で買い転換となっています。吹き上げても上値は限定的ですが、押し目があれば買い有利といえます。290円、198円、315円と三点底(逆三尊天井)となっており、これが上昇して1月31日の449円を終値で超えると、さらに一段高となる可能性もあります。

7587 PALTEK 東証2部

PER(株価収益率)37.55倍、PBR(株価純資産倍率)0.59倍、配当利回り1.95%

 2020年8月5日発表の2020年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲21.9%の3.00億円、経常利益▲13.4%の2.20億円の減収・減益の見通しです。

 2016年2月12日の502円を当面の底打ちにして、525~632円のボックス相場を形成し、この中で11月9日の548円を安値に短期の上昇トレンド(A)へ移行しました。この中で2017年6月9日の1,126円を高値にして、下降トレンド(B)へ転換。この下降トレンド(B)の中で、2018年8月16日の522円、12月26日の471円、2019年8月30日の456円と順下げの三点底をつけました。ここから2020年2月6日の637円まで上昇したところでコロナ・ショック相場に巻き込まれ、3月13日の280円で底打ちとなりました。

 ここからの反発で6月8日の599円まで上昇後、6月15日の468円まで押し目を入れ、8月5日の599円まで反発し、ダブル天井の形を作って反落しています。当面は468~587円のボックス相場となりそうです。

4319 TAC 東証1部

PER(株価収益率)10.29倍、PBR(株価純資産倍率)0.73倍、配当利回り2.19%

 2020年8月6日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+325.9%の6.90億円、経常利益+163.1%の6.84億円の増収・増益の見通しです。

 2016年2月12日の167円、6月27日の176円を二点底にして上昇トレンド(A)を形成し、この中で2017年11月28日の416円まで上昇。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2018年12月25日の187円まで下落して、2019年2月5日の249円まで反発し、ボックス相場(C)となりました。このボックス相場の中で、187円、185円と二点底をつけて、10月29日の279円まで反発したところで下落に転じました。その後、2020年2月4日の228円まで上昇した後、コロナ急落相場に巻き込まれ、3月13日の136円まで下げました。ここから4月30日の227円まで反発して、5月29日の183円まで押し目を入れて、三角保ち合い(D)を形成しました。その後、9月1日の211円で買い転換となり、三角保ち合いを上放れし、戻りを試す形となっています。

9380 東海運 東証1部

PER(株価収益率)18.11倍、PBR(株価純資産倍率)0.57倍、配当利回り1.63%

 2020年7月30日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+49.3%の6.60億円、経常利益+40.9%の6.86億円の増収・増益の見通しです。

 2010年10月28日の158円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2012年10月11日の202円の安値から2013年3月15日の345円まで上昇。その後、202円を安値とし、345円を高値とする三角保ち合いへ移行しました。この三角保ち合いの中で煮詰まり、2016年9月16日の263円を安値に急騰して上放れし、約2カ月で11月21日に565円と2倍となりました。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換となり、2019年5月14日の239円、2020年のコロナ急落相場で3月13日に210円と二点底をつけました。ここからの反発で4月22日に299円の高値をつけて、4月27日の247円まで押し目を入れ再上昇となって、9月14日に324円まで上昇してもみ合っています。2019年8月8日の326円を終値で上回れば、一段高の可能性もあります。