※モトリーフール米国本社、2020年9月16日投稿記事より

 クラウドデータウェアハウスのスノーフレークの新規株式公開(IPO)に関心を持った投資家は多く、想定株価はここ1週間で2度も押し上げられました。

 スノーフレークは、最初の想定価格を75ドル〜85ドルの範囲で設定しましたが、数日後には100ドル〜110ドルとしています。

 その後、公開価格は120ドルにまで上昇し、当初想定していた中間値から50%以上上昇しています。

 そして、スノーフレーク株は16日に、ニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「SNOW」で上場し、すぐに株価は2倍以上上昇し、255.45ドルでその日の取引を終えました。

 これにより、スノーフレークの時価総額はおよそ330億ドルになり、今年初めに私募で得た124億ドルのバリュエーションのおよそ3倍になりました。

 投資家やアナリスト達は、このスノーフレークのIPOに大きな期待を寄せ、また将来性についても明るいだろうと見ているようです。

 あるアナリストは、スノーフレークのクラウド中心のアプローチが、より強力なデータウェアハウスを構築し、クラウドリーダーのアマゾン(NASDAQ:AMZN)ウェブサービス(AWS)との競争力が向上するだろうと述べています。

 また、サンフォードC.バーンスタインのアナリストであるZane Chraneは、「AWSは誰もが認めるクラウド市場のリーダーですが、スノーフレークは過去数年間、エンタープライズ分野で創造的破壊をもたらす新たなベンダーの1つでした」と語っています。

 このアナリスト達の評価は、スノーフレークの売上高の急上昇に表れています。

 2020年1月31日に終了した会計年度の売上高は、前年比173%増の2億6,500万ドルに急増しました。

 この急成長のペースは2020年上期も続き、売上高は133%増の2億4,200万ドルとなりました。

 同社はまた、2020年初期に損失を調整し、前年同期の1億7,700万ドルの損失から1億7,100万ドルの損失にまで減少しました。

 さらに、セールスフォース(NYSE:CRM)およびウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)によるスノーフレークへの投資も、投資家の関心を惹きつけています。

転載元:モトリーフール

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