本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.25円
↓下値メドは104.72円
今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
FOMCの「これが私の生きる道」
FOMC(米連邦公開市場委員会)は今夜、2日間の討議を終え、会合の結果を発表します。
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、8月27日のジャクソンホールでの演説において、インフレ政策と雇用政策の両面から、FRBの低金利政策が長期化することを明らかにしました。今回のFOMCでは、その方針を再確認することになります。
FRBは、インフレ期待を押し上げるための新しい政策ツールとして「平均物価目標」の採用を検討しています。FRBは長い間インフレ率2%を政策目標としていますが、いつしかそれがインフレ率の「天井」の印象を与えていることに気づきました。インフレ率が2%になる前にFRBは利上げするという警戒感が、逆にインフレ期待を圧迫している。その反省点が、平均物価目標を採用する理由のひとつです。
平均物価目標とは、インフレ率がFRBの目標値を一時的にオーバーシュートすることを許容する政策。FRBの利上げタイミングは当然その分遅くなるわけで、FX的には明らかなドル安政策です。
ただ、平均物価目標の具体的な数値目標はまだ明らかにされていません。FOMC内部でも議論が続いているようで、正式発表は、大統領選挙が終わった12月の会合まで延期されるとの見方もでています。
FRBの政策が通貨戦争の引き金に?「今日の注目通貨」をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
15日のドル/円のNY市場終値は105.45円
前営業日の終値比▲0.29円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
成功者とは、他人から投げつけられたレンガで強固な土台を築くことができる人だ - デイビット・ブリンクリー(ニュースキャスター)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
子どもが大人以上に感染を広げる可能性 米の研究で判明
ドル:
中国が米国債保有の縮小を検討か
最新世論調査 37%が「米国経済は良好」、63%は「生活は悪くなっていない」
失業保険申請件数が減少傾向 雇用の再吸収化を示す
カプラン連銀総裁「経済と市場が収束するには何年も必要」
米大統領選:
大統領選討論会の予定:9/29、10/7、10/15、10/22
ユーロ:
レーンECB理事「ECBは平均物価目標を検討している」
ポンド:
英シュローダー証券、永続的なテレワーク制度を導入 今後は数千人が家で仕事
円:
アベノミクスが継承されても、革新性と勢いは失われてしまう
その他:
NYタイムズが香港から記者を引き上げ
ジャンクフードは老化早める可能性 染色体のテロメアに差
地球温暖化 海面上昇が2M上昇したらロンドンとNYは水没
酒代わりに消毒液を飲む インドで9人が死亡
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:週後半のレンジ予想 104.60円 から 106.80円
今夜のFOMCで、平均物価目標の詳細を含めた中期的フォワードガイダンスの発表が見送られることになれば、マーケットにとってはやや失望。
とはいっても、FRBが進む方向は明らかで、世界の中央銀行はドルに対する「自国通貨高」を阻止するために、早急に金融政策を調整する必要に迫られることになります。
ECB(欧州中央銀行)では、レーン主任エコノミストがユーロ高に対する警戒発言を繰り返し、BOE(イングランド銀行)総裁はマイナス金利導入の可能性について言及しています。カナダ中銀は平均物価目標を検討中。それに比べると、やや無防備な状態ともいえる円が最も狙われやすく、円高に動きやすい状況です。
安倍首相と共に「アベノミクスは去りぬ」アベノミクスが円安相場をつくったのだから、その終了で円安もリセット、これが海外投資家の一般的な考えです。
ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は105.71円。105.71円より上ならばドル買い優勢、105.71円より下ならばドル売り優勢。
108.16円 : 07月 高値 (07月01日)
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)
107.20円 : 第3レジスタンス(HBO)
107.05円 : 08月 高値 (08月13日)
106.79円 : 第2レジスタンス
106.70円 : 2020年 中心値
106.55円 : 09月 高値 (09月03日)
106.12円 : 第1レジスタンス
105.93円 : 09月 中心値
105.71円 : ピボット
105.30円 : 09月 安値 (09月15日)
105.10円 : 08月 安値 (08月19日)
105.04円 : 第1サポート
104.77円 : 07月 安値 (07月29日)
104.63円 : 第2サポート
103.96円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年安値(03月06日)
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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