※モトリーフール米国本社、2020年9月10日投稿記事より。

 在宅フィットネスサービスを提供するペロトン(NASDAQ:PTON)は、10日に2020年第4四半期(4〜6月)決算を報告しました。

 売上高は前年比172%増の6億700万ドルとなり、1株当たり利益は0.27ドルとなりました。同社は初めて黒字決算を発表したことになります。

 サブスクリプション契約者数も大幅に増えています。

 コネクテッドフィットネスのサブスクリプションは、前年比113%増の109万を超え、有料デジタルサブスクリプションは3倍以上の32万近くまで増加しています。

 これにより、契約者数は前年同期の140万人から310万人に増加しました。

 コネクテッドフィットネストレーニング数は、前年同期の1,780万から333%増の7,680万となり、ペロトン利用者はこれまで以上に積極的にサービスを利用しています。

 また、利用者は過去最高記録の月平均24.7のワークアウトをしており、前年の同四半期の月平均12のワークアウトを2倍以上上回っています。

 ペロトンの過去12か月後の顧客定着率は92%となり、解約率は0.52%に低下しました。

 人気トレーニングメニューのエアロバイクとトレッドミルに加え、筋力トレーニング、ヨガ、瞑想、有酸素運動などのコンテンツは、利用者のエンゲージメントをこれまで以上に引き上げました。

 同社はまた、「手と家のすべての画面に表示される」という目標を掲げ、ロク(NASDAQ:ROKU)アップル(NASDAQ:AAPL)のApple TV、アマゾン(NASDAQ:AMZN)のFire TV、およびアルファベット(NASDAQ:GOOGL) (NASDAQ:GOOG)のアンドロイドにも展開しています。

 ペロトンは、この好業績が続くと予想しており、ガイダンスの中間点で前年比218%増の売上高成長になり、コネクテッドフィットネスのサブスクリプションが約135%増になることを予想しています。

 これにより、10日の早い段階で史上最高値を更新したあと、時間外取引で史上最高値付近にまで株価が上昇しました。

転載元:モトリーフール

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