8058 三菱商事 東証1部

PER(株価収益率)18.4倍、PBR(株価純資産倍率)0.7倍、配当利回り5.3%

 2020年8月13日発表の2021年3月期本決算予想では、営業利益および経常利益の発表はありません。

 2016年6月28日の1,680円を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2018年10月5日の3,638円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(B)に転換しています。この中で2019年8月26日に2,520円の安値をつけて12月13日の2,961円まで反発したところでもみ合い、コロナ相場に入り込んでいき、2020年になって急落し4月6日の2,095円で当面の底打ちとなりました。その後、4月22日の2,108円を二点底に6月4日の2,546円まで上昇後、再下落となり7月31日の2,118円で三点底をつけて再上昇。8月25日に2,355円で買い転換となって反発しています。6月4日の2,546円を終値で上に抜けると一段高が期待できるところです。

2664 カワチ薬品 東証1部

PER(株価収益率)13.5倍、PBR(株価純資産倍率)0.7倍、配当利回り1.52%

 2020年7月22日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+279.2%の31.40億円、経常利益+221.1%の33.94億円の2期連続の増収・増益の見通しです。

 コロナ関連・感染予防関連商品や生活必需品を中心とした巣ごもり消費関連も販売好調。

 2017年1月13日の3,105円、3月21日の3,165円を二点天井にして、下降トレンド(A)を形成。この中で2018年12月25日の1,667円で底打ちし、2019年3月28日の1,728円を二点底にして、短期の上昇トレンド(B)を形成し、11月25日の2,407円まで上昇しました。ここを目先のピークにしてコロナ相場に突入し、2020年の3月13日に1,681円まで下げた後、ここからコロナ関連需要が発生。3月27日の2,560円まで急伸した後、4月10日の2,220円まで押し目を入れ上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で7月29日に3,300円まで上昇して、当面のピークをつけて押し目を形成しています。

 当面は、薬品業種はコロナ関連として期待が持てるため、大きな調整は買い有利となります。

1419 タマホーム 東証1部

PER(株価収益率)9.4倍、PBR(株価純資産倍率)1.7倍、配当利回り4.6%

 2020年7月13日発表の2021年5月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲24.0%の75.00億円、経常利益▲26.2%の72.00億円の減収・減益の見通しです。

 2016年2月12日の364円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年11月30日の710円の安値から急騰し、2018年4月9日の1,550円まで上昇しました。ここから押し目を入れて5月22日の1,318円の戻り高値をつけ、7月6日の914円まで下げて、三角保ち合い(B)を形成しました。この煮詰まったところでいったん下放れの形を作って、2019年6月4日の948円まで下げて、ここから上昇トレンド(C)へ転換しました。保ち合いのだましの手口として、いったん下放れを見せて一気に上へ行くことは時々見られるやり方です。この上昇トレンド(C)の中で11月13日の2,043円まで上昇して高値をつけ、ここからの反落でコロナ相場に巻き込まれ、2020年になって急落が続き3月13日の898円で当面の底打ちとなりました。ここから短期の上昇トレンド(D)となって5月26日の1,498円まで上昇。短期の下降トレンド(E)に転換して7月31日に1,086円まで下げて、反発となって下降トレンド(E)を上に抜けてきています。

2395 新日本科学 東証1部

PER(株価収益率)16.1倍、PBR(株価純資産倍率)1.6倍、配当利回り0.72%

 2020年8月7日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲19.2%の18.00億円、経常利益▲29.5%の22.00億円の減収・減益の見通しです。同社はコロナ関連銘柄で、前臨床試験を主力とする医薬品発注機関。4-6月経常利益は前年同期比で4,900万円から7億3,420万円に急拡大して着地。同社は東証マザーズのアンジェス(4563)と大阪大学が進めている新型コロナウイルスワクチン開発に参画しています。

 2016年2月12日の300円を安値に短期の上昇トレンド(A)を形成し、この中で6月1日の853円まで上昇し、ここから長期の下降トレンド(B)へ移行しました。この中で2018年7月5日の442円、10月30日の481円を二点底にして、短期の上昇トレンド(C)へ転換。2019年4月1日の937円の高値をつけ、ここが当面のピークとなって下降トレンド(D)へ移行しました。ここから8月15日の609円、10月18日の611円と二点底をつけて11月20日の849円まで反発し、ここを戻り高値にしてコロナ相場に差しかかり大幅下落。2020年1月6日の586円まで下げ、いったん2月10日の728円までリバウンドして再急落し、3月13日には411円で当面の底打ちとなりました。ここからはコロナ需要で大きく戻りを入れ、5月8日の786円、6月11日の739円と戻り天井をつけて、7月13日の596円まで押し目を入れ、再上昇となっています。

6369 トーヨーカネツ 東証1部

PER(株価収益率)11.5倍、PBR(株価純資産倍率)0.54倍、配当利回り4.49%

 2020年8月14日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲16.6%の21.60億円、経常利益▲15.2%の25.20億円の減収・減益の見通しです。

 2018年1月9日の4,775円の高値をピークとする下降トレンド(A)の中で、12月25日の1,998円まで下落して、1月22日の2,459円まで反発してもみ合い(1,965~2,425円)となりました。このもみ合い(B)の中で2019年7月3日の2,196円を戻り高値にして下放れとなり、8月29日の1,652円まで下げて反発し、2020年2月17日に2,522円まで戻しました。ここでコロナ相場の急落にツレ安し、3月13日に1,612円まで下げて当面の底打ちとなり、緩やかな上昇トレンド(C)へ移行しています。この安値ゾーンで2月17日の2,522円を高値とし、3月13日の1,612円を安値とする三角保ち合いを形成。その煮詰まったところで7月31日の1,937円を安値に上放れとなって、8月20日に2,397円まで上昇しました。