マイナポイントって何?

 9月1日からスタートしたマイナポイント事業。ポイントがもらえてお得らしい…もう始まったんだよね!? 今からでも間に合うの? 手続きが面倒だけど本当にお得なの? いろいろな質問や意見を耳にします。

 何だか面倒でよくわからないけどお得らしい…今回はそんなマイナポイント事業について説明します。

マイナポイントで最大5,000円もらえる!

 マイナポイント事業とは、マイナンバーカードを持っていて、マイナポイントの申し込みをし、キャッシュレス決済を登録すると決済額の25%分のポイントがもらえるという制度です。ただし、ポイント付与の上限が5,000円分となっており、決済額としては2万円がポイント付与対象となります。マイナポイントというポイントがあるわけではなく、登録したキャッシュレス決済のポイントが付与されます。

キャッシュレス還元事業のようにキャッシュレス決済は毎回自由に選べるの?対象のお店が決まっているの?

 今年6月に終了したキャッシュレス還元事業と似ているので紛らわしいですが、別物で、制度も全く異なります。

キャッシュレス還元事業
キャッシュレス還元事業では、消費者は事前登録不要で、還元事業に参加しているお店で、還元事業に参加しているキャッシュレス決済であれば、毎回違うキャッシュレス決済で支払いをしても還元対象となっていました。

マイナポイント事業
マイナポイント事業では、キャッシュレス決済は一つしか選べません。一度選ぶと変更することはできません。ただし、事前に登録したキャッシュレス決済で決済をすれば、どの店で利用してもポイント還元対象となります。

マイナポイントでポイントGETするための具体的な流れが知りたい!

 まずはマイナンバーカードの取得が必要です。マイナンバーカードが取得できたらマイナポイントの予約と申し込みをします。

 9月からスタートしているから予約はもう必要ないのでは? と思うかもしれません。ややこしいですが、予約は今でも必要な作業です。

 予約とはマイナンバーカードの登録をすること。申し込みとはマイナポイントとして利用するキャッシュレス決済サービスを選んで登録することです。

STEP1:マイナンバーカードを作る
STEP2:マイナポイントの予約(マイナンバーカードの登録)をする
STEP3:マイナポイントの申し込み(キャッシュレス決済の登録)をする

 予約、申し込みはスマホアプリ、PCの他、市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機*・ATM)・携帯ショップなど、全国約9万カ所のマイナポイントの予約・申し込みのための端末から行うことができます。

*セブン-イレブンのマルチコピー機によるマイナポイントの予約・申し込みは、2020年8月末で終了しています。
※楽天ペイ・楽天カードについては、手続きスポットでは登録できません。決済サービスアプリからのみ、申し込み可能です。

 予約、申し込み時に必要なものは次の3つです。準備しておきましょう。

1:マイナンバーカード
2:パスワード(マイナンバーカードの申請時or受取時にご自身で設定した数字4桁)
3:決済サービスID/セキュリティコード(決済サービスによっては事前登録が必要な場合あり)

 予約申し込みが完了したら、あとは登録したキャッシュレス決済を使えば、ポイントが付与されます。ポイントの付与タイミングや、受け取り方、有効期限は登録した決済サービスによって異なります。

子どもでもマイナポイントの対象になるって知ってた!?

 今回のマイナポイント事業では、なんと子どもも対象です。子ども2人の4人家族なら5,000円×4人で2万円分のポイントをGETすることができますね。

 子どもの場合はマイナンバーカードを取得し、予約した後、申し込みの際に親(法定代理人)のキャッシュレス決済を登録することでポイント還元を受けることができます。ただし、キャッシュレス決済一つにつき1人しか登録できないので、親と子で別々のものを登録しなければいけません。

実は先着4,000万人まで!申請はお早めに!

 登録期限と決済期限は2021年3月31日までです。ただし、マイナポイントの予約は4,000万人で締め切りとなります。2020年8月25日時点で予約数は約400万人なので、今からでも間に合いそうですが、マイナンバーカードの取得には1~2カ月かかります。まずは早めにマイナンバーカードの取得申請をしてください。

 25%もポイントが付与されてお得なマイナポイント事業ですが、各決済サービス事業者も登録者獲得のために上乗せポイントの付与などキャンペーンも行っていますよ。ただし、ポイント獲得のために不要な買い物はしないようご注意を。よく行くお店で使える決済サービスを選ぶことが、無駄な出費をせずに、付与されたポイントも無駄なく使い切るコツですよ。