本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.43円
↓下値メドは104.76円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
ドル/円は「死んだ猫」?
「デッド・キャット・バウンス」という証券用語をきいたことがあるでしょうか? マーケットが大きく下げたあと一時的に反発する現象のことで、「死んだ猫でも、高いところから落とせば跳ね返る」から由来しています。
107円台中心の取引が続いていたドル/円は、7月下旬になって急に下げ足を強めると7月31日には104.19円まで円高が進みました。ところが今週になって106.47円まで反発(バウンス)。しかし、「定宿」107円にたどり着く前に、昨日5日(水曜)には再び105.32円まで押し戻される展開となっています。
まだ上をチャレンジする力があるのか、やっぱり「デッド・キャット・バウンス」で終わるか。それは明日(7日)の米雇用統計にかかっています。昨夜発表された民間機関の雇用統計であるADP雇用データの7月は予想+120.0万人に対して+16.7万人しかありませんでした。ここ2カ月順調だったはずの雇用市場に何が起きているのか?詳しい解説は「7月米雇用統計 詳細レポート」お読みください。
経済問題(雇用統計)もそうですが、政治問題(米中関係)にも動きがあります。新興国通貨では、やはりというべきか、トルコリラが揺れ始めています。今日の注目通貨をご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
5日のドル/円のNY市場終値は105.59円
前営業日の終値比▲0.14円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
ストライクを取られるたびに、次のホームランにつながるんだ - ベーブ・ルース(野球選手)
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
コロナ期間中に休業のレストラン、6割がそのまま閉店 米調査結果
コロナでプライベートジェットの需要増 問い合わせは前年の3倍に
ドル:
カプラン・ダラス連銀総裁「政府に安い資金を調達することも中央銀行の仕事」
ウィリアムズ連銀総裁「フォワードガイダンスの効果なくなればYCC(イールドカーブ・コントロール)を検討する」
ハーカー連銀総裁「雇用保険終了後の崖を避けるには一段の追加刺激策が必要」
FRB(米連邦準備制度理事会)は経済見通しに慎重
ユーロ:
欧州の民間銀行の健全性に不安。ECB(欧州中央銀行)による救済措置が将来必要に
スペインのヒト移動量が減少へ
ポンド:
英国人の4割「夏休みに海外旅行しない」
BOE(イングランド銀行)「マイナス金利を導入するとしても時間が必要」
円:
新型コロナで空室率が上昇。「空前の不動産投資ブーム」が終了か
豪ドル:
ケントRBA(豪準備銀行)総裁補佐「豪ドルはファンダメンタルズからそれほどかい離していない」
NY金先物:
金価格上昇が「リスクオフ」ではなく「リスクオン」のマーケットで起きたことが重要
その他:
グーグル、来年7月まで社員20万人の在宅勤務を継続すると発表
米過激勢力の新潮流「ブーガルー」公権力を嫌悪し武器を愛好
布のエコバックは約840回使わないと、レジ袋よりエコとは言えない
主要指標終値
本日の注目通貨
米中貿易戦争再燃なら円高、株安 トルコリラも危ない
気になるニュースがあります。米国と中国が、来週末の8月15日に米中貿易交渉の第1段階の合意に関して、中国が約束を履行しているか「コンプラチェック」する閣僚会議を行うということです。
新型コロナウイルス、領事館の閉鎖、TikTokアプリの禁止など最近の米中関係の悪化を考えた場合、前向きな結果が出る可能性はかなり低いでしょう。政治問題が経済問題(関税問題)に飛び火することがあれば、米国経済の体力が以前より弱っているだけに、深刻な影響がでるおそれがあります。そのあたりはトランプ政権も承知しているのでしょうが、大統領選挙のためにトランプ大統領がどのような戦略にでるかは予断を許しません。
トルコリラ/円に注意。7月の「負け組」はトルコリラ/円でした。トルコリラは、歴史的に8月に暴落するリスクが高い。なぜ、トルコリラ投資は危ないのか。詳しくは「トルコリラ暴落が秒読み段階に」をご覧ください。
対円ランキング
7月「勝ち組」通貨ペアはポンドがユーロを抑えて1位。7月の上昇率は+5.5%。ユーロは+4.9%。今夜はBOE(イングランド銀行)政策金利、そしてBOE総裁のスピーチが予定されています。
対ドルランキング
ドル/スイスは7月の「負け組」。逆に言えばスイスフランがドルに対して高くなったということ。7月は欧州勢の大勝利。そしてドルは大敗しました。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
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